秋ヶ瀬公園で鳥撮り ~ 可愛らしい捕食者たち
D7500 TAMRON A011 150-600mm@600mm f/8 1/1000sec ISO560
先日の下見でエナガちゃんに出逢えたことに味をしめ、今度は早起きして妻と秋ヶ瀬公園へ鳥撮りに行ってきました。今回は、最近D7500を購入した学生時代の先輩とも現地で待ち合わせです。
秋ヶ瀬に着いたのは9時前でしたが、ゴールデンウィークだったので公園内はバーベキューを楽しもうという方々で驚くほどの混雑。公園の中央付近まで行くと駐車場の空きが無かったため、止む無く引き返して秋ヶ瀬橋近くに辛くも駐車。先輩は遅れて来るとのことだったので、まずは「野鳥の森」「野鳥園」の東側を、羽倉橋方面へ歩きました。(この「野鳥の森」「野鳥園」は、そのエリアの中に通路はなく、外周を歩くことしかできませんので行かれる際はご注意ください。)
虫も多くなるこの季節だからか、園内では鳥たちのお食事シーンをたくさん見ることができました。以下、可愛らしい捕食者たちです。
【捕食者1】 エナガ
まずは野鳥園の東側辺りでエナガちゃんに遭遇。それも親鳥と幼鳥の親子連れとは。いきなりのシャッターチャンスにやや慌てながらカメラを向けました。幸先の良いスタートです。
手持ちでAFボタンを押しっぱなしにしてしまったためピントがバラバラですが、ひたすら連写した写真を見ると、親鳥が幼鳥の口へイモムシを入れてやる訳ではないようです。それどころか親鳥は幼鳥の前でイモムシを振り回しています。生きた獲物を獲るための練習なのでしょうか。
そんな親子の会話を想像で…
親 : 「ほうら、お前の大好きな青虫だよ~」
幼 : 「チョーダイ!チョウーダイ!チョーダイ!」
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親 : 「もはや巣立ちをした御主にただではやれぬ。狩の練習じゃ!ほれ!これを獲ってみい!」(ブン!)
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幼 : 「そんなんじゃ食べられないよ!チョーダイ!チョウダイ!チョウダイ!」
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親 : 「獲らぬならやれぬわ」「ほれ、よく見てこれを獲ってみい!」
幼 : 「チョーダイ!チョウーダイ!チョーダイ!」
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親 : 「ほれ!」(ブン!)
幼 : 「見切ったり!」
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幼 : 「うーん、旨かった」「この枝に付いている汁もなかなか美味じゃ」
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フワフワで可愛いエナガちゃんは・・・
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実はかなりの肉食系でした。
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ビックリです。
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【捕食者2】 コゲラ
続いてコゲラの捕食シーン。各所で虫を引っ張り出して食べていました。こちらもコゲラの気持ちを想像で…
「む、この穴怪しい!」
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「音を聴いてみよう」
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「…これは…居るな!」
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「きっと居るな…」
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(ジーーーーッ(と見る))
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「今だ!」「エイ!」(と、皮を剥ぐ)
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「見つけた!」
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「ツマミ!!」
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「うにゅにゅにゅにゅ…」
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「もう少し!」
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(びよーん)
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(バクン!)「ウマー」
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この日はコゲラを撮ったら撮っただけ虫を食べているところが写っているという感じでした。皆さん子育てに忙しいのかも知れませんね。
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この子は虫を持ったまま飛んで行きました。やはりお子さん用か…?
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【捕食者3】 チョウゲンボウ
今回の秋ヶ瀬で一番驚いたのはこのチョウゲンボウでした。そろそろ帰ろうかと歩いていると対岸の上空をゆっくり旋回しているチョウゲンボウを発見。距離があり大した写りにはならないだろうと思いつつもカメラを向けると、その直後に草むらへ急降下しました。
何かを押さえつけてから飛び立ったのはファインダーでも見えたのですが、何を獲ったのかは家に帰って写真を見直して分かりました。距離があったのとピントが甘いのとで写りはイマサンくらいですが、自分としては驚いたので今回の記事に含めます。こんなシーンに出会ったのは生まれて初めてです。そもそもあんな獲物が秋ヶ瀬に居るということにビックリです。
D7500 TAMRON A011 150-600mm@600mm f/7.1 1/1250sec ISO100
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上空をゆっくり旋回していたチョウゲンボウが急に何かにロックオン。
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一瞬のホバリングの後…
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急降下して何かを押さえつけました。
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飛び立った彼が足で掴んでいたものは…
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うわ、明らかにネズミ! 尻尾が垂れてます!!(汗)
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ゴールデンウィークだけにこれは…
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「ザ・フライング・ダイナソー」!!
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「えー、”次に降りる所までは”安全にお連れします。身を乗り出したり飛び降りたりしませんようご注意ください」
ネズミちゃん、本当に死ぬほど怖いと思います。
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一生の終わりの良い空の旅を~。(祈)
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【おまけ】 コウモリ(詳細不明)
小鳥かと思ったらコウモリでした。昼間も飛ぶんですね。イメージありませんでした。日光に当たると砂になってしまうとばかり…
D7500 TAMRON A011 150-600mm@240mm f/8 1/640sec ISO100
一緒に公園を回った先輩もコゲラを写真に収め、昼過ぎに解散。思ったより長時間歩き回ってしまいました。たくさんの鳥たちに会えて満足。K先輩、お付き合いいただき有難うございました。
一方、今回の鳥撮りでも、カメラのセッティングには、まだまだ改善の余地があることに気付きました。
マルチパターン測光で木立の中の小鳥を撮ると背景の空に露出が引っ張られてアンダーになることが多かったので測光モードを「スポット」にしたところ、目論見通り露出はほぼ鳥に合うようになりましたが今度は別の問題が発生しました。
露出決定の対象が「ほぼ空」から「鳥」へと暗くなったことで、カメラの「感度自動制御」が感度をグンと跳ね上げ、おかげで特に木立の中の鳥についてはノイズが酷い写真になってしまうのです。
これを抑えるには大口径単焦点レンズを買うしかない・・・(!)
というのはまあ冗談で、「感度自動制御」の設定で逃げようと思います。
今まで、超望遠で手振れを起こすのが怖くて「感度自動制御」での「低速側限界」の設定は「標準」でしか使っていませんでした。
これだとカメラは手振れを防ぐためのシャッター速度のセオリー通り「焦点距離分の1秒」を確保するように感度を上げて行きますから、換算900mm(実焦点距離600mm)のレンズでは、ほぼ1/1000秒以上の速度でシャッターが切れるように感度を制御します。
薄暗い森の中、望遠端f/6.3の暗い超望遠で1/1000秒のシャッターを切るのにISO400やISO800で足りるはずもなく、結局、「低速側限界」の設定が「標準」のままでは、感度がISO10000とかISO20000とかになってしまうのです。もちろん画質は推して知るべしのレベルに。
と言う訳で、そもそもレンズの望遠端で何分の一秒でシャッターが切れれば手振れが許容範囲になるのか、つまり「感度自動制御」の「低速側限界」の設定をどこまで下げられるのかを自分で調べてみることにします。
TAMRON SP 150-600mm A011はカタログ等に手振れ防止効果段数の記載がありませんし、仮にあったとしても自分の使い方がカタログデータの測定条件と同じとは限りませんからね。やはりこれは自分の手で調べなければいけません。
というわけで次の記事は「TAMRON 150-600mm A011 600mm望遠端での手振れ限界の調査」に決定です。
以上、秋ヶ瀬公園の第一回鳥撮り本番でした。
長い記事にお付き合い有難うございます。
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