庭と公園で鳥撮り
今日も天気が良かったので庭で鳥撮りしていました。ここしばらくD7500にはTAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD を付けっぱなしです。この組み合わせでの鳥撮り設定も徐々に決まって来ました。
まずレンズの設定です。鳥撮りでは殆どの場合にズームテレ端の600mmで使いますが、このレンズはf6.3の開放ではやや甘く羽毛が表現しきれません。しょうがないので少し絞ってf8に設定。半絞りというところですがこれで効果てきめんでした。
続いてカメラの設定です。
Fは精度を求めれば「男のAF-S、中央1点」と行きたいところですが、残念ながら私の腕では特に近距離ではすばしっこい鳥を追いきれません。AUTO、3D等、いろいろ設定を変えて試したところ、D7500では被写体がある程度大きいならAF-CとグループエリアAFの組み合わせが一番だと気づきました。
言っても、被写体が画面の半分くらいの大きさになるほど近い場合は被写界深度が極めて浅くなるので「グループエリアAF」+「親指AF」で鳥の目にピントを合わせてから構図を変えてシャッターを切らないとシャキッとした画にはならないようです。
そして、シャキッとしたピントを得るには、「ピント微調整」でAFを追い込んでおくことが絶対に必要です。D7500の場合、ライブビューで自動設定が出来ますから予めこれをやっておくと良いと思います。
ただ、、ミラー付き一眼で必須のこの「ピント微調整」というものの認知度って、一般にはとても低いのではないかと思います。メーカーは「レンズとボディーを買ってポン」で最高の性能が出せるというのが建前なので、こういう機能があること、そしてベストのピントを得るためにはピント微調整が必須であることを殆ど宣伝していませんよね。
高いカメラとレンズを買って何となくボケた画像を見ても「まあこんなものか」と思っている方って実はとても多いのではないかと思います。
大昔のレンジファインダーのカメラなら「ピント精度」というものが意識されていたのでその精度に疑問を持つユーザーがたくさん居て、怪しいと感じればメーカーにクレームを入れていたと思いますが、撮像レンズとピント調整レンズが同一の一眼レフになった時にその意識がやや失われ、AFになって更に機構が複雑になって多くのユーザーはその精度に疑問を持つことが少なくなっているように思います。私もその一人でした。
600万画素のD70の後、2,400万画素のD600を使うようになっても、ピント微調整の機能があることに長い間気付かずにいたほどですから。標準ズーム以外に50mm f/1.8を買ってよようやくピントがおかしいことに気づき、マニュアルを読んでピント微調整というものに気づきました。調整してみるとニコン純正レンズであるにも関わらずピントが来たのは調整範囲いっぱいの+20。調整なしでは一体何のためのAFだったのかと思います。
このピント微調整で不思議なのは、フルサイズ用のAF-Pレンズを持っていないのでカメラ違いになりますが、D7500で従来型のレンズを付けた場合にはそれなりに補正が必要になるにも関わらず、ステッピングモーター駆動のAF-Pレンズを付けた時には調整値ゼロで完璧にピントが合うことです。
ピント微調整は、AFセンサーへの光学系と、撮像センサーへの光学系の距離の差があるから必要になると思っていたのですが、同じ焦点域でもAF-Pレンズでは調整値がゼロになるならその考え方はではどうやら間違いのようですね。恐らく回転方向の拘束の弱い超音波モーターのフィードバックのズレの問題なのかと想像します。
いつものシジュウカラがやってきました。
ネクタイが太い方がオスと言うのですが私には未だにその差が分かりません。
椿の花を鳥たちがついばんでいます。
つぼみにまで穴をあけて蜜を吸っているのか花びらを食べてるのか・・・?
目視では分からないことが写真で見えてくるのは一つの楽しみです。
いつもは地面を歩いてばかりいるツグミが珍しく木にとまっていました。カメラの設定が決まってきたので・・・この写真は過去最高解像度だと思います。これ以上はレイリーリミットを言い訳にロクヨンとかハチゴローとかでなければ無理でしょう。(笑)
消化できない種の殻を吐き出していたようです。
ヒヨドリもツバキに口ばしを突っ込んでいました。
性格が悪くてあまり可愛がられないヒヨドリですが口ばしに花粉が付いているとくらか可愛く感じます。(笑)
庭での鳥撮りの後、また近所の公園へ行きました。時間が遅く暗くなりかけている中、エナガちゃんに遇うことが出来ました。
エナガちゃんを見るのは生まれて初めてです。木の実なのか・・・何かを食べているようです。
フワフワの体に長い尻尾・・・。
本当に小さな鳥なのでAF-Cに男の中央1点(笑)でもピントが合うやら合わないやら。
仮にもD7500という最新の一眼レフでAFの上にMFを使うなんて思ってもいなかったのですが、AFエリアに対して小さすぎる小鳥ではMFでほんの少しだけピントを調整しないとカリッと写らないようです。
まあこれらの写真がカリッと写っているのかと言われると私も何とも言えませんが。
まあそれでも、1.3倍クロップも試せましたし、よい週末だったと思います。
« いつものチョウゲンボウ | トップページ | 再び近所の公園で鳥撮りしてきました »
「写真」カテゴリの記事
- 与論島にて早めの夏休み(1)(2019.07.22)
- 軽井沢の鳥たち(ピッキオの森) ~ キビタキ・ヤブサメ?・マガモ(2019.06.03)
- ジンバル雲台 ~ やむを得ずリニューアル(2019.07.01)
- 軽井沢の鳥たち ~ ミソサザイ(2019.06.02)
- 軽井沢の鳥たち ~ カケス・ヒガラ・謎猛禽(2019.05.28)
「日々のこと」カテゴリの記事
- スライドドアの戸車調整(2019.07.29)
- 与論島にて早めの夏休み(1)(2019.07.22)
- アングルド・レッグプレス ~ ANYTIME FITNESS(2019.07.02)
- 庭のヒマワリ(2019.06.30)
- 軽井沢の鳥たち(ピッキオの森) ~ キビタキ・ヤブサメ?・マガモ(2019.06.03)
「庭いじり」カテゴリの記事
- 庭のヒマワリ(2019.06.30)
- 夏野菜植え付け完了!(2019.05.26)
- 庭と公園で鳥撮り(2018.04.09)
- ホシホウジャク(2017.10.16)
- 軽井沢旅行(9) ~ 朝! ~ RUZE Villa(2017.09.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント