ウィンドウレギュレータ交換 ~ E38 750iL
室内側のドアノブの奥にあるカバーを外し、トルクスでビスを外します。
内張りを外すのに先立ってハウジングを中に入れておきます。
あとはリムーバーを使って内張りを外して行きます。
前にも書きましたが、この車のクリップのボディー側にはウレタンスポンジのワッシャーが入っています。入っていないタイプも部品として設定がありますので、購入の場合は気を付けてください。
クリップを外し終えたら隙間から手を入れてスピーカーその他のコネクターを外し、内張りを持ち上げてドアから取り外します。内張りの上辺がドアに引っかかるようになっています。
このとき、ドアの取っ手の裏側に当たる部分にあるユニクロメッキの金属部品に嵌る樹脂パーツがドア側に残るので、これを外し、予めこの金属部品に取り付けておきます。
続いてスピーカーボックスに繋がる配線コネクターを外し、配線を留めているタイストラップを切ってスピーカーボックスを取り外します。エアバッグユニットは本体を留めているボルト3本を外して本体は紐でぶら下げておきます。
スピーカーはしっかりした樹脂のボックスに収められています。特にオーディオの性能云々と謳った車ではありませんが、こういう見えないところにもきちんとコストをかけてあります。ドアの鉄板への直付けと比べて音響的に制御が利きやすいのは間違いないでしょうね。
ウレタンの防水防音カバーをめくり、レギュレータユニットの取り外しにかかります。レールの上2箇所はボルトを完全に引き抜かなければなりませんが、下2箇所とモーター付近の1箇所のボルトは緩めるだけで大丈夫です。
上2箇所のボルトを取り外す際にガラスが邪魔になる場合は、ガラスを上下させてボルトにアクセスします。ガラスはクリップで挟まれているだけですので、クランプ(上の写真でレール左右に付いている銀色の部品)のボルトを緩めれば自由に動かせるようになります。
ガラスをサッシから引き抜きます。ガラスを傾けて斜め上に引き上げます。
ドアからレギュレーターユニットを取り出します。前後のガイドレールはワイヤーで連結されているだけなので取り外しは簡単です。
取り外したユニットです。
例によってプーリーが割れていますが、新しい部品を見ても特に改善した様子はありません。こんな部品の強度を増すことくらい簡単でしょうに、BMWは品質というものをどのように考えているでしょうか。
まさかこれも「フィーリングを良くするために敢えて耐久性を犠牲にしている消耗部品」・・・??
さて、ここまで来れば海外のサードパーティー整備要領書ではありませんが、「取り付けは取り外しの逆」です。
特に調整も必要ありません。
・・・ということで、ようやく高速でも静かな、いや、普通レベルの車になりました。
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