買う人の価値観や目的によって適正価格が変わることは無いのだろうか ~ 株式市場
プロ(機関投資家)の取引が大半を占める市場で、「ベストアンドブライテスト」の人々が盛んに取引をするので常に適切に価格が発見されるし、機関投資家の取引の総和がインデックスなのだからインデックスを買っておけばプロの平均点について行ける(プロの半分には勝てる)というのがインデックス投資の基本原則ですよね。
この仕組みについては確かに納得できますし、全くそのとおりだと思います。
ただ、昨日、ふと思ったのです。
「モノを買う時に付ける値段って、そのモノを買う人の価値観や目的によって変わるのではないだろうか」と。
プロにはプロの取引の目的があり、おそらくそれは多くの個人投資家とは違うように思います。
例えばプロには必ず何らかの評価期間があって、その期末のスナップショットで自分の評価が決まるはずですが、個人投資家にはそのような評価期間は存在しません。また、プロの目的は結果として自分の収入を増やすことであって、これはお金を出した人の利益と必ずしも一致しません。
別の例えをすれば、同じ車に値段を付けるにしても、それを屑鉄にして売却しようとする人と、直して趣味で楽しもうとする人とでは、付ける値段が違います。そんな意味で、プロの取引が大半を占める市場でプロの価値観で決定された値段が、個人にとっても正しいとは言えないのではないかと思うのです。
ただ、もしもそう言ったことがあったとしても、個人の取引の場は市場しかないので、その違いから直ちに利益を得ることは出来ません。それが出来るとしたら、何らかのショックで市場が大きく揺すられる時かも知れないと考えています。
また、ベータが小さい銘柄もプロにはあまり面白くないかも知れません。自分の独自性が出せない訳ですから。個人のような超長期のリターンではローベータミドルリターンという良い傾向があるかもしれません。
このブログは投資ブログではないので疑問だけを挙げて答えについて多くを求めず書きっぱなしになりますが、まあそんなことを考えています。
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