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2012年7月11日 (水)

新しい靴 再び ~ E38 750iL

先週末、再び新しい靴に履き替えてきました。

Michelinさんの「満足保障キャンペーン」を活用させていただき、 Primacy LC からBS REGNO GR-9000への履き替えです。

このキャンペーン、他メーカータイヤへの履き買えでもOKというところは太っ腹ながら、そもそも履き替えたくなるようなことにならないのが一番です。その太っ腹さを違う形で活かした方が良いのではないかと思います。

返品にあたって必要な手続きが「返品アンケート」と「交換したタイヤの領収書」、及び「取り外したタイヤ」を一方的に送付するだけというのも如何なものかと思います。

一体このキャンペーンの目的は何なのでしょうか。

アンケートには住所氏名、代わりに装着したタイヤの情報等の他に「返品の理由」と「今後ミシュランタイヤを買うと思うかどうか」の記入欄があるのですが、用紙はA4片面ですからそいれそれの記入欄の大きさは自ずと限られます。

もしも返品にあたってのユーザーとメーカーとのコミュニケーション手段がこのアンケートだけであり、かつユーザーからのフィードバックを得ることが目的でこのようなキャンペーンを行っているのであれば(そうとは思えませんが)、アンケートから得られる知見がキャンペーンのコストと見合うとはとても思えません。

設問のうち「今後ミシュランタイヤを買うと思うかどうか」については全くの愚問で、ユーザーが手間をかけて返品するほど不満足なのですから、メーカーが今回の印象を何らかの方法で払拭しない限り、今後は「買わないと思う」との回答が当然でしょう。

ユーザーだって一旦はその製品に期待して履き、裏切られ、わざわざ仕事中の昼休みにキャンペーン事務局に電話して事前の手続きをして、更に休みの日に何時間かかけてタイヤを交換しに行くわけです。不都合も無いのにわざわざ「キャンペーンだから交換してやろう」などと考える訳がありません。

結果的に私はこのキャンペーンに救われましたが、Michelinさんがどういう目的でこのキャンペーンを行われたのか全く理解できないのです。ユーザーは必ず満足すると絶対の自信をお持ちだったのでしょうか…。

 

さて、話はタイヤ交換に移ります。作業は今回もミスタータイヤマン東和さんです。

毎度のことながらリムの掃除、バルブ交換、そして肝心のバランス取りとも丁寧に作業をしていだきました。

予め「マッチングの用意をしておいてください」とお願いしたところ、結局は「また振動が出ては困るから」ということで4輪ともマッチングバランス作業まで行われたそうです。通常はバルブと軽点を合わせて組むところ、3本ではそれらがずれた状態で組まれていました。

ホイール単体でのバランスは相変わらず良好で、私が見ていた範囲ではゼロ・ゼロからゼロ・5g程度でした。(ホイールをぶつけていないので当たり前ですが)

それでもマッチングバランスの結果ウェイトの量が減り、外側については1輪のみ10gが付いているだけ、という状態になりました。内側には打ち込み式で鉛部分の無いウェイト(5g?2.5g)まで使ってきっちり合わせています。

何れにしても、それなりのタイヤサイズでこのようなウェイト量で済むのはタイヤ(REGNO)の精度が高いからであろうと想像できます。Primacyも決してウェイト量が過大になった訳ではないのですが、外側に少なくとも25gが1箇所は付いていました。

ちなみにBMWのTISでは、打ち込み式で90g以上のアンバランスはダメということになっています。この条件であれば殆どのタイヤはOKですが、一方でラジアルランアウトの最大値は1.1mmとされており、この値を超過するタイヤは現実に多く存在します。

つまり、本来であればタイヤのバランスにおいては、ウェイトで調整が可能な質量のアンバランスよりも、事後的に調整が出来ないランアウト(あるいはRFV)のアンバランスが重視されるべきだということではないでしょうか。

このBlogでは何度か話題にしていますが、現状では何らかの理由で(おそらくメーカーの都合で)アフターマーケット用タイヤでのランアウトというものが無視されているように感じます。

振動と言うとウェイトでのバランス調整とばかり考えるのですが、そもそもタイヤが丸くないということもあり、その場合、販売店さえそれが原因だと気付いていないことも多いのではないかと思います。

 

さて、タイヤ交換の結果…

絶好調です。

あれだけ不快だった振動は完全に消え去り、以前のとおりスムーズな走りを取り戻しました。

これで若干なりとも勤めの苦痛が和らぎます。

ミスタータイヤマン東和さん、その他本件関係者の皆様、本当に有難うございました。

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コメント

初めまして。たまたまこのブログにたどり着きました。
E32乗られてたんですね。今はE38ですね。
実は私もいまだにE32を乗っています。走行距離は20万キロを超しました。コンディションはどうにか保っています。まぁそれなりに手入れをしてきましたが…(^-^;
ガレージいいですね。E38も最近は見かけなくなってきたので、ぜひ愛車大切してあげてください。
BMW最高ですね。(^ω^)

マッチャンさんコメント有難うございます。
E32のブログでお名前を拝見していたと思います。20万キロ超となるともうE32から離れられませんね。(笑)
私も出来ればE32に乗っていたかったのですが塗装の劣化(やはり洗車機はダメです)とモール交換失敗でのフロントガラス割りで心が折れました。内装の革質等、間違いなくE32の方が良かったと思います。
おっしゃるとおりE38もだいぶ減ってきました。ガレージの設計寸法はE38を基準にしましたし、出来るだけ永く乗れればと思っています!

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

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    内容は運動強度と栄養摂取に関する原則に特化しており、個別の運動についての詳細は含まれていないので注意。挿絵以外に図表は含まれない。 (★★)

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    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

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    主な筋肉については起始と停止位置がその筋肉単独の状態で図解されているが、せっかくなら運動状態の図についても、その運動が主題にする筋肉だけを単独で図示してほしかった。その方が、その筋肉がどのような方向に力を発揮するのか、どのような方向に動作すれば筋肉に効率よく刺激を与えられるのかが分かりやすくなるように思う。筋肉の起始と停止位置が分からない図であれば、なにも表皮を剥いで筋肉を露出させた状態で運動の様子を描く必要がないのでは。 (★)

  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

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    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

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    このサイトのおかげで腹筋を割ることができました。無料サイトであるにも関わらず「ダイエットと筋肉トレーニングにおいて本当に必要なこと」が強調され、非常に有益な情報が提供されています。 夏前になると「6パックを手に入れる」的な特集を繰り返し組んで、色々な運動を羅列しただけの雑誌を買うのがバカバカしくなります。 多くの雑誌では、運動の優先度、そして何より時間軸でのトレーニングの進め方が載っていません。 「10回繰り返せるくらいの負荷で3~5セット行う」という書き方をしていることが多いのですが、「じゃあ、今日50kgのウェイトで10回3セット出来たとして、次回もその次も同じようにすれば良いの?」という疑問には答えてくれないことが殆どです。 読者がそう言った疑問を持たなければ毎回同じ負荷で同じことを繰り返し、つまり体は変わらない、ということになるわけで、記事として非常に中途半端であり不誠実です。 全員が6パックになってしまうと雑誌が売れなくなるので大事なところを端折っているのかも知れませんが。 このサイトでは、「行うべき基本」はシンプルで明確なので実行も容易。非常にお勧めです。
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