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2012年2月13日 (月)

電気料金値上げ ~ 自家発電との比較

勤務先に東京電力から電気料金値上げの案内が来ました。

報道等で言われているとおり14%の値上げです。

勤務先では保安用電力の確保が必要な設備を持っているので元々自家発電装置を持っているのですが、このところこの発電機の老朽化と容量不足のため入れ替えを検討しており、機種選定等のため、東京電力からの売電コストと発電機での発電コストととを比較してみました。

すると…

400KVAのディーゼル発電機を1,200万円弱で購入し、現状価格のA重油で20年運転するという想定の場合、電力コストは両社とも約18円/kWと拮抗します。

発電機というものの値段はどこのメーカーでも極めて不明朗で、ある大手電機メーカーの製品が定価8.000万円のところ見積価格1,500万円だとか全く訳が分かりません。しかし兎も角、私の勤務先での計算はそのようになりました。

ちなみに発電機のメーカーさんによると、このとんでもない定価は公官庁への納入の際に使われるのだとか。どのように使われるのかは分かりませんが碌な使われ方ではないでしょう。まったくひどいものです。

こんなことを言うと発電機メーカーさんに怒られるかも知れませんが、実際のところブラシレスで動く発電機の信頼性の鍵を握っているのはエンジンです。そしてそのエンジンは発電機メーカーが作っているわけではなくて、コマツ、日野、ボルボ、ヤンマー等の一般産業用エンジンを載せているだけだということは言うまでもありません。ディーゼルトラックやプレジャーボートの値段を考えても、そのような定価は明らかにぼったくり価格だと言えるでしょう。

まあそれはそうと、現実的な電力コストが発電と売電とで拮抗するなら東京電力の言いなりに値上げを飲むのが悔しくなります。

勤務先ではどちらにしてもお金をかけて自家発電装置を入れ替えるわけですから、それを有効活用したいと思うのが当然です。

また、もしも東京電力が固定費の削減を十分に行ったうえでも赤字になると言うなら、我々が同等コストで自家発電装置を動かして東京電力から買う電気の量を減らせば彼らの赤字を減らして差し上げられます。

そういうつもりは全くありませんが、これ、見方によっては社会貢献ですよね。(笑)

一方で、これだけ電力コストが拮抗するということは東京電力が値上げ幅を自家発電のコストに合わせたのではないだろうかとも勘繰りたくなります。

自家発電装置を設置したり運転したりするほどの規模でない事業所には値上げを有無を言わせずに呑ませ、自家発電を設置している事業所にも電力供給元の切り替えをギリギリのところで思いとどまらせる絶妙な価格設定ということでしょうか。

 

実家が積水ハウスで家を建てることにしました。

父親の趣味で電気関係は太陽光発電システム、エネファーム、蓄電システムのフル装備です。

電気の供給元をユーザーが選ぶ時代が近いのかも知れません。

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