冷却水の漏れ止まらず ~ E38 750iL
先日、エンジン上部の冷却水配管を交換したにも関わらず、まだ微かに冷却水の匂いがするということで改めて点検したところ、別の漏れ箇所を発見してしまいました。
オイルパン(エンジン前方に張り出している)の上に冷却水が垂れています。
冷却水の行き先はここ。アンダーカバーの窪みに溜まっています。それほどの量ではありませんが(?)、明らかに漏れています。
ラジエターホースとその接続部には異常が無いようです。冷却水の痕を辿って一番怪しいと感じるのはウォーターポンプ本体。
単に冷却水のことだけを考えれば、たまに冷却水を補充していれば済むのですが、ウォーターポンプに異常があるとするとかなり心配です。
と言うのも、以前にE32で「ウォーターポンプ発破壊の連鎖」を経験しているからです。
その連鎖とは、
「ウォーターポンプ軸受破損(異音発生)」 → 「ウォーターポンプ交換」 → 「直後に何故かファンクラッチがロック」 → 「過回転でファンブレードとその周辺まで破損」
というものでした。被害甚大です。(詳しくは下の過去記事をご覧ください)
異音発生~E32 750iL
ウォーターポンプAssy.取り外し~E32 750iL
ウォーターポンプの交換(1)~E32 750iL
ウォーターポンプの交換(2)~E32 750iL
続く不具合ファンカップリングがロック~E32 750iL
不具合完治~E32 750iL
実はウォーターポンプが異常だとすると思い当たるフシがあります。先日の冷却水配管交換でエンジンの前周りを洗ったところ、エンジン始動時にベルトが鳴いて少しの間エンジンファンが回らなかったのです。
リブベルトに洗剤分と水気が残っていてベルトが滑るというのは分かりますが、比較的負荷の大きいエアコンコンプレッサー、オルタネーターやパワステのオイルポンプが滑るのなら分かりますが、高々渦巻きポンプのウォーターポンプが回らないというのは異常です。
軸受が壊れかけていてかなりの回転抵抗が出ている…?、そういうことを想像してしまいます。
エンジンファンの微かな振れも気になるところです。
比べる対象が無ければ「まあこれくらいは振れるかなあ。」と思うレベルなのですが、E32でウォーターポンプ周りを交換した後は、全くと言って良いほど振れがありませんでした。
そう考えると、ファンの回転が多少なりとも振れているというのは、漏れの件と考え合わせれば、やはりウォーターポンプが壊れる直前なのかも知れないと考えてしまいます。
結局この車でもウォオーターポンプを交換することになりそうです。E32での作業記録を見てウンザリしてしまいましたが。(笑)
現在走行8万8千キロ。何度も書いていますが、まあ何ともよく壊れます。
雑誌などでは「消耗品を交換すれば当初の性能を取り戻すのが○○の車だ」との言い方をよく見かけますが、そのしっかりしたボディーや内装の仕上げがダメになる前に、一体、消耗品とやらをどれだけ交換すれば良いのかと思います。
確かにボディーの塗装や内装が緩んだり痛んだりした場合にそれを補修するのは大変です。いくらボディーやエンジンが元気でも、持ち主はそのみすぼらしさに耐えかねてその車を手放してしまうかも知れません。
一方、ボディーも内装もしっかりしていながら、各部の小さな部品がたまに壊れるのなら、持ち主は部品を交換しながらその車に乗り続けることを選ぶことが多いかも知れません。
だからボディーや内装をしっかり作って…、
はいそこまでは分かります。
しかし、だからと言って主要骨格以外の細々した部品が壊れる必要まではないのではないでしょうか。ボディーもしっかりしている、内装もしっかり。そしてどこも壊れない。これが一番でしょう。
確かにサスペンション周りであれば一部に弱いところ(ブッシュ)を作ってボディーを保護するですとか、微妙なフィーリングを出すためにどうしてもブッシュの耐久性を犠牲にしなければならないというもともあると思います。
しかし、今回のようにウォーターポンプを壊して一体何を保護し、どのようなフィーリングを得ようというのでしょうか?(爆)
そして、出来そうなことをしていなのが余計に謎なのです。
ウォーターポンプなんて高々400ドルくらいの極めてシンプルで安価な部品です。壊れないように作るのなんて簡単な事なのではないかと思います。
何故そうしないのかさっぱり分かりません。繰り返しになりますが、ウォーターポンプが壊れることに価値は無いのですから。(笑)
さて、文句を言っていても車は直りません。
既に注文を確定していたウィンドウレギュレータその他の発送に何とか間に合い、ウォーターポンプと冷却水配管関係の部品を一緒に送ってくれるようIPSさんで追加発注しました。
今週末には到着する見込み。
作業の様子はまたレポートします。
※ 以前に修理したLCDのドット欠け、写真のとおり現在も再発していません。あの修理キットは非常に秀逸。お勧めです。(LCD pixcel failure repairs)
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コメント
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私の740も6月にウォーターポンプ交換しました、同感です。やはり羽を持つと僅かにガタがありました、最初はこんなものかと気にしなかったのですが。
投稿: age | 2011年9月22日 (木) 01時11分
ageさんコメントありがとうございます。
もう完全に定番交換パーツですね。
記事には色々書きましたが、互換品の値段を考えると、まあそんなものかなとも思います。
作業はまたレポートさせていただきます。
投稿: otto | 2011年9月22日 (木) 12時43分