リアシートバックレスト付近異音発生 ～ Ｅ３８ ７５０ｉＬ

エンジン始動時に左リアシートのバックレスト付近から「バリバリバリバリ…」と異音が出るようになってしまいました。暫くすると止まるものの、朝から異音を聞いて出勤というのは気分が良くありません。

エンジン始動時に限らず、ヘッドレストの操作スイッチを下方向に押し続けると異音が出るので駆動ギアボックスが原因と断定。さっそくバラしてみました。(この車はエンジン始動時にヘッドレストを一番下に戻そうとするのです。)

Ｅ３２のシートでの経験から最初に疑ったのはここ。フレキシブルシャフトとモーター出力軸の勘合部分ですが、今回は問題なし。滑った感じもありません。

しかし、よく見たら別の場所に明らかな異常が。ネジ軸を受ける樹脂パーツが真っ二つに割れていました。

「壊れるなら余計な機構を付けるなよ…」と心の中で呟きながら、応急補修に取りかかります。

ドリルでリベットを外し…　

割れた樹脂パーツに穴を開けてタイストラップで結んでフレームに戻しました。　

タイラップが出っ張るのでヘッドレストの上げ下げは出来なくなりましたが、異音防止の応急処置なので良しとします。

ハーネスをつなぎ、シートを載せる前にテストすると、問題の異音は解消。安心してシートを組み付けたのでした。

ところで、分解する際に時間を食ったのがリアのシート座面に付いているこのコネクター。外し方が分からずにあっちをこじったり、こっちをひねったり…。　

気がつけば何ということはなく、左に見えるつまみ部分を引っ張れば良かったのです。かなりの時間を無駄にしました…。

ついでに言うと、バックレスト上端とボディーの間にある隙間のカバーを外すのにも苦労しました。最後には明らかに無理な感じで外れましたが、本来の外し方があのような乱暴な方法とは思えません。

本当は何か正しい方法があるのでしょう。ご存知の方がいらっしゃればぜひご教示いただきたくお願いいたします。コメントでのお礼しかできませんが。(笑)

そんなわけで、なんとか修理を終え、妻と食事に行こうと車に乗り込んでエンジンをかけると…

「カリカリカリカリ…」

(号泣)

音は少し優しいけれど、直っていないことは確実です。

というか、どうせヘッドレストを動かせないのならコネクターを外しておけば良かったのです。

惨敗。

後日、再チャレンジします…。