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2011年5月23日 (月)

「安全設計」の審査指針がうわさどおりダメダメな件

発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針
平成2年8月30日原子力安全委員会決定
一部改訂 平成13年3月29日 原子力安全委員会

指針27.電源喪失に対する設計上の考慮

長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又は非常用交流電源設備の修復が期待できるので考慮する必要はない
非常用交流電源設備の信頼度が、系統構成又は運用(常に稼働状態にしておくことなど)により、十分高い場合においては、設計上全交流動力電源喪失を想定しなくてもよい

いまさらですが、報道で聞いていた「交流電源喪失」に関する審査指針の件、原文を読んだら、まさに報道されていたとおりで驚きました。自分の会社でこの指針案が回ってきたら私は絶対にハンコを押しません。

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2011年5月21日 (土)

まともに溶接された配管キャップが通常の運転操作で飛ぶとは思えない件

中部電力浜岡原子力発電所5号機(静岡県御前崎市)で運転停止作業中の原子炉に海水が流入した問題について、中部電は20日、タービンを回した蒸気を水に戻す「復水器」内部で、冷却用の海水が通る配管(細管)が複数、破損しているのを確認したと発表した。
別の配管のキャップが外れた状態で底部に落下しており、このキャップが当たって損傷したとみられる。(中略)今年2月までの定期点検時には配管もキャップも異常はみられなかった。(2011年5月20日21時48分  読売新聞)

原子炉に海水が流入と聞いて何が起きたのかと思っていたところ、中部電力からは下のプレスリリースが。
この題名、初めに観測された事象はそのとおりなのでしょうけれど、ニュース記事から検索キーワードを拾ってもなかなか辿りつけない感じです。
さて、報道では配管のキャップが外れて云々とありましたから、私はてっきり腐食や異常な圧力などのためにキャップが外れたのかと思っていました
しかし、報告書の写真を見ると…、

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