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2011年3月10日 (木)

異音解消! ~ E38 750iL

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助手席側ドア周りからの異音の件、ようやく始末がつきました。

どうやらドアロックとストライカーの嵌合部分から異音が出ていたようです。ピンの部分にメモ用紙を巻き付けたら異音が止まりました。効果が確認できたのでメモ用紙の代わりにステンレステープを巻いて取り敢えず処置完了。外観を揃えるため、全てのストライカーに同じことをしておきました。ステンレステープなので見栄えもまあまあです。(写真は運転席側)

本当はストライカーの位置調整でうまく行くのかも知れませんが、しばらくこれで様子を見ることにします。

ドアを閉めるときの音も、今までの「バジャン」という感じの音から「ドン」という感じの重硬い厚みのある音に変わり、ドアの保持と嵌め合いがしっかりした感じです。ドアの開閉についてはE32の重厚なフィーリングに近づきました。

異音が消えると、急にボディーの剛性が上がったように感じます。ギャップを通る時にも硬いボディーの下で足回りが「タタン」と動く雰囲気が伝わってきます。内装の軋みや多少の異音などというものはロードノイズに較べて数値的には本当に微かなものだと思いますがフィーリングには大きな影響を与えるものだと言うことを改めて感じます。

小さな異音でさえフィーリングに大きな影響を与えるわけですから、ボディー全体の剛性、共振周波数やパネルごとの面剛性などの設計というのは本当に難しく、ノウハウの固まりなのだろうと想像します。

一般に電気自動車については参入障壁が低く、新興企業が大手と簡単に伍して行けると言われています。生産に高い技術を必要とするエンジンを使わないというのがその理由です。しかしそれは本当でしょうかボディーと足回りのことを忘れていないでしょうか。

確かに荷物用カートのように、ただ動けば良い車両を作るというのであればそういうこともあるかも知れません。しかし、乗用車を作るのであればボディーや足回りの設計にも非常に高度な技術が存在するはずです。

また、、樹脂成型やパイプフレーム等で少数作るのではなく、一定規模以上の生産を行うのであれば必ずボディーパネルのプレスで製造技術が必要になります。そのようなものを、新興企業がそう簡単に真似出来るとは思えません。ボディーにも性能があるということをすっかり忘れているように思います。

逆に、エンジンが無くなれば、むしろボディーの差がクローズアップされるのではないでしょうか。そもそも一般的なユーザーはエンジンのことなど大して気にしていませんから。

結局、一定規模以上の生産を前提にすれば、素晴らしいボディーを作れる旧来の自動車メーカーの優位は全く変わらない…と、私は思います。

 

ちょっと話が飛びました。

 

ドア回りの異音が収まった私のE38、しかし、今朝はまた新たな異音が。

エンジンが温まり切らないうちにステアリングを左に切ると「グギギギ~」という音がしてステイアリングに若干の振動を感じます。

おそらく異音の発生源はパワステの油圧系ですが、右転舵では音が出ないことから考えると、問題があるのは油圧源ポンプではなくステアリングギアボックスではないかと…。

油量を確認してからゆっくり考えることにします。(泣)

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