ようやく尻尾をつかんだ…？異音 ～ E38 750iL

大きなギャップを乗り越えるときに左フロントドア方向から聞こえる「カカコン」「カコン」という異音については、ここしばらくかなり頭に来ています。

私にとっては異音が車の質感を大きく毀損することは以前に書いたとおりで、私の中ではこの異音の所為で車の価値が半分になっているのです。

これまでも怪しいと思う個所は順にクッション材等で処置してきました。ドア内部、ドア小物入れ、センターピラー内部、シート周り、その他…。

冒頭の写真はドア内張りのクリップです。緩みが異音の原因になっているのではないかと思い、ドア内部点検とクッション材貼付の際に新品にしました。

ただ、小さな部品にも関わらずディーラーでの部品発注で失敗。現車に付いていたクリップにはドアとの接触面にスポンジ状のワッシャーが入っていたのですが、手配した部品にはこれが付属していませんでした。

後で改めて確認したところ、私の車の場合、ディーラーのシステムで車台番号を元に検索すると「51418101204」のパーツが出て来るそうなのですが、実はこれが不正解。「ドア内張りのクリップ」という括りでパーツ単体を検索すると正しいワッシャー付きの部品が出てくるのだそうです。7シリーズにはこのワッシャー付きが正規の部品だそうなので、注文の際にはお気をつけあれ。

しかしまあ、思いつくまま色々と処置しても少し走ると「カカコン♪」。

ｏｒｚ。

根本的にいじる場所を間違えているようです。

兎も角ドア単体をどんなに叩いてもボディーを揺らしてもピラーを蹴っ飛ばしても問題の「カカコン」という異音に近い質の音を出せないことが問題なのです。普通は其処らじゅうを叩きまわると何処かで「近い音質の音」がして異音の発生源を特定できるものなのですが…。

その他、色々試してみましたが下の何れにも関係なく問題の異音は発生したのでした。

・　窓の開閉位置(途中位置含む)

・　リアドアシェード位置

・　助手席シート前後，昇降位置

・　助手席シートベルト位置

こうなると、もう残る可能性はここしかありません。

単体ではなく「組み合わせで音が出るところ」。

ドアのロック機構です。

取り敢えず思い付きで会社帰りの給油中、ボディー側のアンカーにメモ用紙をセロテープで巻き付けてみました。

そしていつもの道を帰って来ると…

「あ、ギャップを乗り越えても異音が出ないかも」

しばらく観察しないと分かりませんが、異音の尻尾を掴むことが出来たかも知れません。

これで車の価値、倍増です。(笑)

どうか当たっていますように！