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2011年2月28日 (月)

就職難 ~ 原因は?

巷では就職内定率が史上最低だとか何だとか騒がれていますね。

でもそんな状況でも中小企業の求人には全く応募なし。いわゆる団塊世代の大量退職を前にして、正直なところ困っています。

2年ほど前までは私の勤務先のような中小企業でも自社のホームページに求人案内を出しておくだけで学卒・院卒そして専門学校からも十分な応募がありました。学生が自由に検索して当社を引っかけて応募してくるわけです。

ところが去年からは急に応募が途絶えました。まったくもってさっぱりです。

そしてテレビを点ければ「超氷河期」「就職難」「不景気」「政策が悪い」という報道。

何かがおかしいと思わざるを得ません。

久しぶりに自分の母校のS先生に連絡してみると「学生は『○クナビ』に載っていない企業は会社ではないと思ってるんだよね。」とのこと。

そうだとは思っていましたが、やっぱり…という感じです。

S先生は続けて「就職課に来てくれれば色々話をすることもあるんだけれど、携帯とパソコンでピコピコやってるだけだから指導のしようもないんだよ。」「狭い所にみんなが集中するからああいうことになる。」とも。

本人たちは必死になって自分を磨き、なんとか採用してもらおうと最高の方法でアピールしている積もりなのでしょう。

個性が大事、自分に合った仕事を、出来るだけ良い条件で。

けれど、傍から見ていると可笑しいんですよね。

何年も前からのことですが、個性が大事と言いながら面接をすればみんな統率力があって大学ではサークルのリーダー。アルバイトでは大活躍です。それなら日本の将来は安泰だ…と思っている場合ではなく…、結局のところ誰に会っても言うことは同じ。個性とやらははどこにあるのか。大学のサークルって学生の人数分あるんですかね。()

なので最近は「考えて準備してこられたことは仰っていただかなくて結構です。本当のことを仰ってください。」と言っています。学生さんも苦笑い。

そういうことやるからダメなのかなあ。

また就職コンサルタントも悪い。WEBでのアドバイス程度しか見てませんが、どんな企業でも合格できる人材があるかのように言っている方も多く…そして、当社はそんな人を求めていませんよ…と。少なくとも当社はね。

競争があるように煽りたてて自分達の価値を高めなければならないのは分かりますが、学生さんたちは余計に見かけを均質化させられて可哀想です。

騙されて狭い道にみんなが集中して皆が同じやり方で同じようにしかアプローチできていない。彼らが思い描いているはずの「自分らしさ」とか「自分を活かせる道」とかいうことと全く逆のことをしているように感じてなっらないのです。

それからね、50社受けて全部落ちたとか…人事が真面目に採る気ないんじゃないですかね。

そしてその人が51社目に受かったなら、その会社はそんなにダメな人を採用したのでしょうか。

常識的に考えてそうではありませんよね。

きっと、人事がいかにも仕事をしているように装っているのでしょう。

5000人から慎重に選考を重ねて個性豊かで即戦力となる人材を確保しました!」ということ。

でも…

人間なんて、3年くらい付き合って、それでもまだ本当の中身なんて分からないのに、"エントリーシート"やら高々数十分の面接で何が分かるのでしょうか。人事の方というのはそれほど素晴らしい能力をお持ちなのでしょうか。(極端にコミュニケーション能力に劣るとか、明らかにオタクだとかそういう場合は私でも分かりますが)

株の世界では、頭の良い人が必死に選んだ銘柄で組成したファンドでも一定規模のになればインデックスファンドに敵わない、何故かと言えばその競争相手が同じように皆優秀だからということがあるようです。

そういう意味では、本当は学生をバスケット買いしても同じことだと思うんですよ。先行き、どう育つかは本当のところ分かりませんし、それを検証する方法もないのですから。

「猿ダーツ」や「バスケット買い」に近いのが以前にあった「縁故」とか「学校割り当てでの教授推薦」とかでの就職。

一方ね、学生さんの方も、個性だとか遣り甲斐だとか、夢のようなことを考えるのは止めた方が良いですよ。

余程特殊な能力を持っている人以外、人なんて会社の中では誰でも似たようなもの。そもそもアピールすべき個性なんてものは持っていないのが普通です。だって、冷静に考えて、今まで自分の人生で自分に輝くものを感じたことありますか?普通の人はそんなものありませんよ。絶対に。誰が辞めたって、普通は何の影響もないのです。

だったら開き直って「食べるために働きます」「自分には何もありませんがあなたの色に染まります」って言ったら清々しくありませんか。

私はそういう人が来たらすぐに採用しちゃうなあ。っていうか、それが求める人材。(笑)

自意識過剰でなく、良いコミュニケーションを取れる素直な人は、結果的に肩肘張った人間より余程伸びると思いますよ。

そんなこと書くと、「能力のない年寄りのひがみだ」なんて言われるのは先刻承知。でも私にとっては若者が能力を伸ばして行くことが自らの利益にもなると思うのでその指摘は当たらないな。

一方、本当に自分が秀でた(客観的にも証明されるほどの)ものを持っているなら、安易にそれを捨ててはいけないとも思います。きっと後悔するから。

なんだか書いていることがジジ臭いなあ。

っていうかジジイか。()

 

 

結局のところ、大手就職情報サイトにノせられて就職活動が極めて均質化してしまったことが就職難の原因かと。新卒として扱う期間を伸ばしたりしても倍率が上がるだけで効果はないと思います。

というか、学生が諦めて中小に流れるのを遅らせるだけなので日本の生産性にとって確実にマイナス。

学生にとっても、高々40年くらいしかない勤労期間を就職浪人1年で2.5%、2年で5%、4年だったら10%も無駄にすることになるのです。当然、生涯に受け取る賃金も相応に低下するわけ。

私が学生の頃のように、学校と企業とで学生をバスケット取引する仕組みに戻るのが一番良いのでしょう。一旦働いて、働くということがどういうことなのか知ってから、転職、転社したければそうすれば良いのです。

 

というわけで、また思い付きを一つ書いてしまいました。(笑)

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日々のこと」カテゴリの記事

コメント

仕事はやってみないとやりがいあるかどうか分からないと思います。kogeも前の職場で仕事が面白く感じてきたのは3年目くらいからでしたし。

あと面白いとかやりがいとかを感じて仕事している人ばかりではないというのもそのとおりだと思います。今の職場では全く面白みを感じませんが(爆)食っていく為には仕方ない(笑)。

勿論中小企業と大企業では同じ仕事をしていても待遇に雲泥の差があるのも事実です。年間休日が倍くらい違ったり残業手当が無かったり、退職金も雲泥の差。でも仕事しないと始まらない気がしますけどね。

まずは世の中全体に漂っている職業に鮮卑を付ける空気をどうにかしないと特に一流大学といわれる所の学生は大企業にしか目がいかないでしょうね。

あと福祉で雇用創造というのもどうかな?と思います。身近な30歳代男性特養正規職員で年収300万足らず。これであの過酷な労働の対価としてはは少々寂しいような。ただ福祉財源で国が破綻しかかっているのに、これ以上人件費を上げるのは国そのものの存亡に関わります。福祉は国の補助金が無ければ成り立たない状態ですから。

kogeさん、私の愚痴のような書き込みにコメントありがとうございます。

福祉で雇用創造というのは、政策的には高年齢層から若年層への資産の移動を促す効果もあるかも知れませんね。

ただ、高年齢層の流動資産にも限りがあり、十分なサービスを受け取れるだけの対価を現金で払えないことも多いと思いますから、高年齢層の流動資産を増してその資産をより円滑にサービスを提供する若年層に移動するためにリバースモーゲージをもっと活用できればなあと思います。(今はまだ一般的ではないようですね)

子世代では核家族化が進んで親の家を相続しても処分するだけになることが多いと思いますし、親世代が資産を自分の判断で使い切って呉れれば「争続」なんてこともありませんし。(笑)

また、根拠はありませんが、福祉制度のように国が介在して金銭やサービスを提供しようとすると必ず効率が低下するように思いますから、上のリバースモーゲージのような形で現金を得た個人と施設が直接取引出来る形が良いと思うのです。

ただし、施設の信用度(特に金銭面)に関しても色々心配があるので、リバースモーゲージで発生した現金は必ず信託制度を使って第三者監視のもと出来高で施設に移動するようにする等してはと。生命保険金の信託も出来るようになったことですし、そうすれば配偶者が亡くなって判断力も低下した方には安心ですよね。

福祉施設ではサービスを集中管理した方が社会コストは下がると思うので、現在行われているように小学校の改装で大きな老人用入居施設を作るのは賛成です。小学校と半々にすれば、大家族だった昔は家で体験していた色々なことに子供たちが気付くという意味で教育的にも良いかも知れません。

福祉に携わる方にしても、老人が分散していると訪問の部分にかなりの労力がかかり、かつその時間は生産性に寄与しないため給与の下押し要因になると思います。高齢者がそういうところに入居することがメリットになるような制度上の誘導が必要かもなんて考えます。

「最期は住み慣れた自宅で」という気持ちも大いに理解できますし、出来ればと思いますが、何でも拘りにはコストがかかります。公的な負担でそこまでは用意できないでしょう。そこに拘るならそのコストは個人負担でお願いしなくてはいけないのではないでしょうか。

何にしても、我々の世代は将来に対して根拠のない楽観なんて決して持てませんよね。物質的には貧しくても心は未来を見て明るかったという世代を羨ましく思うのは、その時代の苦しさを知らないからでしょうか。

また思い付きばかり書いてしまいました。暗くてすみません…。

こんばんは。
未だに仕事に就けない者です。

地元の話ですが、大学時代は面接の指導など一切行わずぶっつけ本番で試験。結果、当たり前のように落ちました。その後はどこを電話しても、締め切り前にもかかわらず「締め切りました!」と言われ続けて、結局就職できませんでした。

別に大手ばかりを狙ったわけじゃありません。資本金4000万大の会社にも電話しましたが、冷たい声で「締め切りました」と言われました。

今現在、仕事自体が派遣に奪われています。私自身は7~8つの派遣に登録していますが、かれこれ10年近く電話がありません。こっちから電話をかけると「電話があるまでお待ちください」と言われるだけです。

個人的に思うのですが、企業はブランクがある人間には冷たいです。パソコンを勉強しても「実務経験がないから」と言って落としてくるのです。仕事に就く前から落としてくるのですから、実務経験の積みようがないです。

あと、これは父親が話していたことですが、最近の企業は募集人数に達しない場合でも募集を打ち切るとか。だから現実はもっと厳しいらしいです。

長年一か所に住み続けているので地元しか見えませんが、少なくとも私の周りでは大企業は撤退するわ、人口は減っていくわで先の見通しは真っ暗です。

ところで景気に関してですが、最近は不景気とは言ってませんよ。むしろ景気は持ち直しつつあると言われてます。政権が悪いとは言ってますが・・

長文失礼しました。

ottoさんはじめまして。いつも拝見させていただいております。

私は大学院で生物学を専攻している博士課程の学生です。時折後輩からエントリーシートや奨学金免除の書類の添削を頼まれて目を通すことがありますが、もはや先方に対する詐欺なのではないかと思うくらい自分自身を美化した内容のオンパレードですよ。週2日くらいしか登校しないでいつも怒られている学生が「昼夜を問わず研究を行い結果を出しました」のような感じで。

それでもこんな学生がまるで「内定をもらうのがゴール」みたいに就職活動だけは本気で取り組んでそこそこ名の知れた企業に就職できるものだから不思議なものです。就職活動は企業を騙したもの勝ちなのでしょうかね。4月になってこの採用は失敗だったと思われる人事担当の方って毎年無数にいらっしゃるのでしょうね。私の目から見ていても「この先輩、後輩は仕事ができるな、この先大丈夫だな」と思える人ってほんの一握りしかいません。

私が通う大学は世間では一流と呼ばれているようですが、kogeさん(こちらもはじめましてですね)が仰るように学生は大企業や名の知れた企業ばかりを好みますね。やはり有名どころは会社が安定していて食べていくには困らないだろうと考えているようです。これからの時代本気で働かないと食べていけないのは30手前でいまだ学生の私でもわかることなのですが…

以上、学生の戯言失礼いたしました。

追伸:ottoさん、最近ステージアの調子はいかがですか?

kikiさんコメントありがとうございます。ご返事遅くなり申し訳ございません。そしてこちらこそ、以下、長文のご返事になってしまいました。

現在の状況、確かに不景気だという言い方はしていませんね。

日本では、バブル崩壊以降の何度かのショックを経て生産性が上がり人間のやる仕事自体が減っていること、そして何よりも年金の支払いを遅らせるために高年齢者の職を保護していることが就職難のベースにあると思います。その上で、若年層では就職活動の方法が画一化して更に困難が増しているのかと。

高齢者については、40年働いた60歳を5年延長して雇うようにすることより、20歳の人に職を明け渡してその代わりに高齢者を養うための税金を納めてもらった方が未来に続くと思うのですが如何でしょうか。

私としては、派遣、正社員、あるいは新卒、既卒という区分けではなく、年齢層間の循環不全が職を奪っているという気がします。

ブランクの件、私の会社では正社員採用のための手段の一つとして紹介予定派遣制度を使っています。中小企業の「採用力の弱さ」を派遣会社を利用することで補うためです。(一般的な派遣社員は使っていません)

結果、ブランクのあった方も含めて非常に元気のある社員を何人も採用することができました。

一方、派遣期間の半年の間に「自分に合わない」という理由で同じくらいの数の派遣社員が(本当に(汗))自分から辞めて行きました。(労働環境はかなり楽な方だと思うのですが)

中小企業は元々の採用人数が少ないので「1/3が辞めるのを見込んで30人採用する」というような方法はとれませんから、新卒の採用はリスクが大きいのです。

そう言ったこともあり、某政党が言っているように「製造業への派遣を禁止」されてしまうと正社員採用を前提とするこのような活動も出来なくなり、当社としては困ったことになりますし、特に中小企業にとっては正社員採用の道を更に狭めることになるように思います。

勿論、紹介予定派遣だけを残しても必ず制度を悪用する会社が出ると思いますから何らかの歯止めが必要ですが。

ついでに言わせていただくと、社員の定年後の再雇用の際に給与水準を自由に設定(減額)できるというルールをまず見直す必要があると思います。

会社から見れは、既に一定以上の仕事が出来て、尚且つ気心の知れた人を安い給与で使えればそれに越したことは無いわけで、若い社員を採用する動機を失わせます。どうせ仕事の量と雇用できる人数には限りがあるのですから。

したがって、定年後の再雇用の際に給与水準を下げることを禁止し、その一方で、雇用延長の義務を若年層からの採用で代替できる制度にすれば良いのではと思います。今は新規採用に対する補助金等、お金を媒介させる仕組みですが、人数自体を差し引きしてしまえば効率的です。

既得権(仕事)を持っている人は、決して自分からそれを手放したりしませんから、若い世代に仕事を渡すには、法律での強制か誘導が必要でしょう。

もっと言うと、派遣社員の給与は、少なくとも同一労働については正社員と同一賃金以上にするべきだと考えています。派遣社員の方が明らかにリスクが大きいのですから、報酬も高くて当然かと思います。

地方の衰退と都会への集中については、私が東京圏に居るため恐縮ですが実感としては何とも言えません。ただ、導管(鉄道・道)があれば人、モノ、そしてお金も、活動に効率が良い所に流れて集中する傾向があるようですから、地方対策だと言って道路や鉄道を作ることは、結果として地方からの色々な資源の流出を招いているのではないかと感じています。とは言え、私としてこの件に関しては根拠はありませんし、対案もありません。

そして…

私はもはや中間世代になってしまいましたが、この状況に対して若者が団結して声を上げることも大事ではないでしょうか。もちろん過激なことをするのではなく、組織的、継続的に活動するということで。

選挙権など行使しても、そもそも当てになる候補者が居なければ何の意味もありませんから自分達で活動する必要があると思います。良い候補さえ立ってしまえば「世代間のバランスを重視した政策」を訴えて、かなりの厚さになった不遇な若年層の票で当選することも難しくないと思います。

もちろん、一か所に立ち止まってそのような活動をするには一定の収入が必要なので悩ましく、かつ、今の若年層もしばらくすれば高齢者になるわけで、理屈として正しい上に今は自分にも都合の良い政策を、自分が将来的にも受け入れるかどうかという問題がありますが。

再び何の役にも立たないことを書いてしまいましたが、この件に関しては引き続き色々と考えて行く積もりです。

M35ステさんはじめまして。当Blogをご覧いただきありがとうございます。

ステージアは走行10万キロを超え、妻が乗るようになって走行距離の伸びが遅くなりました。近所への買い物だけなので。それでも以前に乗っていたフィールダーと比べて「遠くに行きたくなる車」と言っています。記事に登場しないのは壊れていないからで(笑)、点火コイルの交換以降は至って快調です。私のE38とは信頼感が違います。(泣)

さて、エントリーシートの件、現役の方が見てそう思われるならやはり相当なものなのですね。まあ書面上の脚色については、面接の時に自分の口で語っていただくと本当にその分野への興味があるのかないのか大体分かるように思います。趣味のことのように研究の内容を語れるか語れないかです。

私としては就職活動用の準備などして来なくてよいので、荒削りで好きモノの学生さんに会ってみたいと常々思っていますが、最近は全員同じことを仰るので正直なところ疲れます…。

学校による選別については、採用担当者の責任回避願望も根底にあるのではないでしょうか。株で言えば、大企業の株を買って損をしても景気の所為。しかし合理的な根拠に基づいて大きな伸びが見込めるけれど誰も知らないような会社の株を買ったのに結果的に損をした。それは選んだ人の所為。そんな感じです。

もちろん、所謂有名校卒の方は平均的に能力の高い人が集まっているので採用にあたっては合理的ですし、逆に学生さんの大企業選好も当然と言えば当然。

ただ、鶏口牛後ということもあります。学生さんにはぜひ中小企業にも目を向けていただければと思ったりはします。中小なら一発当てればヒーローです。(笑)

今後ともよろしくお願いいたします。

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