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2010年11月30日 (火)

アイドリング不調の修理・その他一気に作業(4) ~ E38 750iL

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ラジオで、「言ってみたいセリフ」についてのアンケートがありました。そして、「ここに好きな金額を書いてくれ。」が上位入賞。気持ちは分かるのですが、私には、どちらかと言うと「言われてみたいセリフ」かもしれません。

しかし、いざそんな幸運が巡ってきたその時、いったい何ケタの数字を書き込めるのかによって、人間の大きさ(?)が試されることは確かでしょう。次の車が買える程度の額を書くのか、それともそれを元手に不労所得生活に入れるだけの額を書くのか…。

そんなチャンスに備えて今から考えておかなくてはいけません。(笑)

さて、そんなバカなことは兎も角として、バラしてしまった車の組み立てです。

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マニフォールドは、風呂に持って行ってマジックリンで洗浄。元々腐食もなく良好な状態だったこともあってかなり綺麗になりました。前の記事に書いたとおり、今回はポート周りの段付き修正や磨き作業は時間の都合で省略します。

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そしてこれが問題のガスケットフランジです。フランジ面には、シールとなる凸部がポートの周りに一体成型されていますが、経年劣化で完全に弾力を失ってシールの用をなさなくなっています。これが漏れの原因です。

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エラストマー製の内面には割れが生じています。外側の樹脂部分まで割れるということはないと思いますが褒めれた品質ではありません。使用状況による差か、私の乗っていたE32よりも状態は悪いようです。

この車両、元々は東京で乗られていた車両らしいので渋滞の中でエンジンが高温に曝される機会が多かったのではないかと想像します。年式と走行距離だけではこのあたりが全く分かりませんから中古車選びは難しいですね。

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ガスケット部分のシールにはシリコーンシール剤を使いました。シリコーン系は一般的に耐熱性は高いものの耐薬品性、耐油性はそれほど高くないのですが、E32のときはごく一般的な「バスコーク」でも廃車までの何万キロかを無事に走りきりましたからこの用途としては実用範囲なのでしょう。

また、マニフォールド内にはみ出したシール材がエンジンに吸い込まれると触媒に悪影響を与える(有機シリコンが触媒毒になる)可能性があるようにも思いますが、考えるのが面倒なので全て無視しました。(笑)

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パッケージの記載では「耐寒性、耐熱性(-60℃~200℃)、耐水性、耐候性、電気絶縁性、耐油性に優れています。」となっています。一応、能書きの最後に「耐油性」が謳われていて少し安心です。

それにしても、数百円の「バスコーク」と、このスリーボンド製のシール剤(2千5百円)の数倍にも及ぶ価格差は一体どこから来るのでしょう。それほど高性能だというのでしょうか。

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さて、マニフォールドの組み付け前にプラグも交換してしまいます。この状態なら作業が圧倒的に簡単なのです。

プラグは私の定番で接地電極にも貴金属(白金)チップが付いたNGKの「IRIDIUM MAX」(BKR6EIX-11P)を選びました。NGKによるとこのプラグの交換の目安は「7万5千~10万km」。現在の走行距離が7万キロちょっとですから、余程のことがなければ次の交換はないでしょう。

なお、同じイリジウムプラグでも接地電極にチップが付いていないタイプは普通のプラグと同じように2~3万kmで交換が必要になるので注意が必要です。(NGKプラグスタジオ

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車両に付いていたプラグはBOSCH製。接地電極が4極のタイプでした。碍子から中心電極が出っ張っていないという構造が特徴的です。不思議なのは中心電極が太いタイプであること。貴金属電極ではないのでしょうか。

車両のステッカーには交換サイクルが10万マイル(約16万キロ)と書かれていたので、細い貴金属中心電極のプラグが付いているものだとばかり思っていました。

うちにやってきたのが走行6万キロの時でしたから、途中で予防的に交換した際にダウングレード(?)したのかも知れません。

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取り外したプラグはどの気筒も均一な焼け具合でした。接地電極に目立った消耗は見られないものの、碍子に埋め込まれた中心電極は肩の部分がかなり丸くなっていました。

何れにしても、特に異常はなさそうです。 

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イリジウムプラグ先端のアップです。接地電極の白金チップが見えています。

4極プラグと比較すると、ギャップの大きさ(イリジウムプラグの方が狭い)と放電方向の違い(イリジウム=縦/4極=横)が気になります。BMWはわざわざ一般的でない4極プラグを前提として設計したわけで、どんな理由があったのか興味が湧きます。

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途中でご近所(…笑)に納車された車を見学。

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ノーマルとは思えない音。狭い後席。

後日、少々拝借して高速道路を含めて試乗。カタログスペックに嘘はないと納得しました。アクセル全開では小さなタコメーターがあっという間に何回か上下し、気が付くととんでもなく不適切な速度に。ただし強烈な加速の車で感じる「制御不能感」は一切なし。

ただ、過給機付きのE55のほうが刺激はあったかも知れません。

どちらにしても、こういう車を作って商品として売ろうとするところに文化の違い、というか国の豊かさの違いを感じます。

 

さて、新しい車は放っておいて、自分のボロい車の作業に戻ります。

ヘッドガスケットの組み付けにあたってはシール面をよく洗浄しワイヤーブラシでシール面を少々荒らしておきました。最後にシンナーでよく脱脂してからシール剤を多めに塗ってヘッドに取り付けます。

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ヘッドにガスケットフランジを取りつけたところで本日の作業は終了。

 

あ、前の記事で書いた「事件」に到達できませんでしたね。

このあと、立て続けに「事件」が発生しますがまだ先は長いので記事を改めます。

 

(続く)

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ottoの本棚

  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

  • クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック

    クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック
    内容は運動強度と栄養摂取に関する原則に特化しており、個別の運動についての詳細は含まれていないので注意。挿絵以外に図表は含まれない。 (★★)

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  • バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

    バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

  • フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名

    フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名
    主な筋肉については起始と停止位置がその筋肉単独の状態で図解されているが、せっかくなら運動状態の図についても、その運動が主題にする筋肉だけを単独で図示してほしかった。その方が、その筋肉がどのような方向に力を発揮するのか、どのような方向に動作すれば筋肉に効率よく刺激を与えられるのかが分かりやすくなるように思う。筋肉の起始と停止位置が分からない図であれば、なにも表皮を剥いで筋肉を露出させた状態で運動の様子を描く必要がないのでは。 (★)

  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

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    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

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