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2010年11月23日 (火)

アイドリング不調の修理・その他一気に作業(1) ~ E38 750iL

Img_0384

E38がやってきて約半年。購入時に6万1千キロだった走行距離は7万2千キロまで伸びました。

そして以前の記事()に書いた「エンジン警告灯」点灯の件、当初は警告灯が点いているだけでエンジンの調子に異常を感じることはなかったのですが、その後2カ月経過するうちに冷間のアイドリングが明らかにばらつくようになり、しまいには室内でガソリンの匂いがするようになってしまいました。

原因は間違いなくインテークマニフォールド周りからのエア漏れです。このエンジンの持病のようなもので、ヘッドとマニフォールドとの間にあるガスケットプランジ(BMWの部品名)の密着が悪くなって余分なエアを吸っているのです。

修理作業としては、このガスケットを交換するか、シール剤で漏れ止めをするかということになります。V12はエンジンルームいっぱいに収まっているだけに面倒な作業ですが止むを得ません。会社カレンダーの3連休を狙って作業に着手しました。

Img_0294_01

「ああ、考えるだけで面倒だ…」

実はこの作業、E32のときにもBlogの記事にしました。ちょうど2年前です。

エンジンが基本的に同じであるとはいえ、9年新しい(’93→’01)車でも同じ部品が使われていて同じ問題を起こすというのは品質管理の問題として如何なものかと思います。材質変更はあったかも知れませんが部品番号は全く同じなのです。それも走行7万キロちょっとでこうなるとは…。(実は車を買う前に部品番号を確認して覚悟していたのですが。(笑))

とはいえ、E38の場合はワイヤーハーネスと配管が少し多い一方、ウォッシャータンクがエンジンルームからフェンダー内に移動し、エンジン後部に覆いかぶさるように取り付けられていたエキスパンションタンクもラジエター横に移動しているため、全体としてはE32よりも少々作業しやすい感じでした。

また、E32での経験で、1/4インチのソケットレンチセット(場所が狭くて3/8では作業不能)や、必要なだけのエクステンションバー、ナット落下防止のためのマグネット等、必要な工具が用意してあって作業の途中で工具を買いに行く必要もなく、また作業の手順が分かっていたこともあって、マニフォールドをバラすところまではかなりのスピードで進みました。

ただ、やはり面倒なことには変わりありません。

途中でトラップにはまって再度マニフォールドを脱着したり大事な部品を壊したり…。

一度に書ききれないので順次記事にして行きます。

(続く)

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コメント

ottoさんの記事を読んでて思うのは、ドイツメーカーって設計の評価基準というか、スペックが甘いんでしょうね。
日本のサプライヤーなら「改善提案を月に何件など」と社員にノルマがかせられていたりして、BMWと同じようなことはまず起きないと思います。例え設計段階では、気づかなかった不具合も、いったん量産が開始されてユーザーの手に渡れば、その時点で頻繁に起きる故障などは、市場不具合としてディーラー等から上がってくるため、その都度設計変更が入りますし。経年劣化や熱で直ぐに割れてしまう樹脂パーツしかり。
しかし、ドイツメーカーはモデルチェンジしても9年間も問題を抱えた部品を使用し続けるんでしょうね。
まぁ しかしドイツ車でこれなら、イタリア車など どうなのでしょうか?それともドイツ車の品質が良いというのは、何かの間違いで、例えばアメリカ車などのほうが、実は信頼性は上だったりするんでしょうか。
ドイツメーカーは品質保証出来ないくせに多機能化やiDrive等の新技術をよく投入してはユーザーを困らせるのに対して、アメリカ車は実績のある技術を使い続けるので逆に信頼性は高いみたいな。
アメリカ車は壊れやすいと 良く言われてますけど、日本でよく売られてる中古のアメ車の多くが並行輸入で、本国で40万キロ以上走ったような個体が 5万キロ程度までメーターを巻き戻されて売られてる。だから壊れやすい神話が一人歩きしてる、なんて話を聞いたこともあります。

harukiさんコメント有難うございます。
アメリカ車は数が少ないので信頼性に関する情報を持っていませんが、基本的にシンプルな作りの車が多いでしょうからあまり壊れないのかも知れませんね。メーター巻き戻しと言うのはもう論外かと思いますが。
複雑な機能については「壊れるなら付けるな」と声を大にして言いたいところです。壊れると分かった部品を使い回すのを止めてもらいたいと思います。
近所のF社308は少々古かったにしてもあまりにも工場入りが多かったので売り払われました。その後に来た430はまだ壊れていないようです。一方、別のところのE55はエンジンが止まり、CLS63は異音で入院。私の750はボロボロ。G500も何か起きていました。(笑)
こうなると、ドイツ車の品質が高いというのは、やはり何かも間違えではないかと思います。そこを許して質感等を楽しむ物なのかも知れませんね。
きっと全てが素晴らしい車なんて存在しないのだろうなと思っています。

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    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

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