アイドリング不調の修理・その他一気に作業(2) ~ E38 750iL
さて、3連休初日、私としては早めに起きて作業に着手しました。今回の作業予定は下のとおり。
① インテークマニフォールドの脱着とガスケットフランジ部分の再シール
② インジェクターのエア・燃料ホース交換
③ プラグ交換
④ ヘッドカバーガスケット交換
⑤ 各バキュームホース交換
今回の作業のメインとなる①については、E32のときと同じように、ガスケットフランジを再利用してシール剤で漏れ止めを行うことにしました。
新品交換も考えたのですが、今回は時間の都合で国内で部品を調達せざるを得ませんが、4枚使われているガスケットフランジは海外通販を使っても1枚$150くらい。国内ではいったい幾らになるのか?恐くて問い合わせられなかったのです。(笑)
その他、①のためにインテーク周りをバラすので、周りの作業を一気に終わらせてしまいます。
プラグ交換ひとつとっても、マニフォールドが付いた状態で行うのとマニフォールドが外れた状態で行うのとでは作業性に雲泥の差があります。E32のときはマニフォールドを外さずに交換したので相当無理をしました。
そして、最も脱着の困難な個所の1本については以前の車検整備でディーラーが交換をサボっていた疑いが浮上。まあそれほど面倒なのです。
また、ヘッドカバーガスケットはそのうち必ず漏れてくるのでこの機会に交換してしまいます。たかだか油漏れのために、またマニフォールドを脱着するのは嫌ですから。
本当はウォーターポンプからの冷却水配管がバンクの谷を通ってエンジン後部に向かっているのでウォーターポンプ周りも一緒に交換してしまえばさらに安心なのですが、現時点では具体的な不具合が出ていないこと、マニフォールド付きでもそれほど作業の手間が増えるわけでもないこと、そして何より費用の都合で今回は見送ります。
それから、下についても材料は用意しました。果たしてそこまで辿りつけるかどうか分かりませんけれど。
⑥ シリコンリムーバーポンプ交換
⑦ バッテリー交換
今回の作業では燃料パイプも取り外すことになるので、万が一にもスパークが飛んだりしないよう、まず最初にバッテリーのマイナス端子を外します。DIYで費用節約と言いつつ、火事になっては元も子もないどころの騒ぎではあません。
これが今回調達した部品たち。RealOEM.comで目星をつけた上でディーラーにて購入しました。小物ばかりなので、海外からの送料を加算すると費用にそれほどの差は出ないと自分を納得させます。
さて、ここからが作業です。これは着手前の状態。初めていじる車ですからこの状態に戻せるのかどうかすら不安です。直らなくてもよいから、せめて同じくらいには戻したいものです。(笑)
まず、エンジン中央のカバーを外すと、マニフォールドの中央に「でーん」と配線のボックスが陣取っています。
これを外さないことには何も始まらないことは明らかですが、そこからは大量の配線が出ています。これは面倒くさそうです。
本格的にバラすのが面倒でしょうがないのでスロットル周りの配管をバラしてグズグズしてみたりします。「ここで止めておけばディーラーに持ち込める」「工賃は幾らなんだろう」なんて無意味なことを考えたりして。(笑)
「……本当はメンドクサイの。」
まあグズグズしていてもしょうがないので、気を取り直して真面目に作業しましょう。
まずはエアマスセンサーを取り外します。すると、オルタネーターの脇を抜けて見えない所まで延びている配線を発見。この配線を引き戻さないと配線のボックスは取り外せません。アンダーカバーを外して配線を辿ると、オイルレベルセンサー行きの配線でした。
配管の取り回しや固定クリップの位置が分からなくなると困るので、写真を撮りながら少しずつ進みます。
左側のスロットルボディーを取り外して脇に置きます。マニフォールドの中はかなり綺麗。内部にはクランクケースベンチレーション関係と思われるパ+イプがあります。どう動作するものなのでしょうか。E32にはありませんでした。
そしてこのとき、スロットルボディーの横にあるバッテリープラスの端子がどう固定されているのか分からず、無理に力を入れて樹脂製の端子カバーを壊してしまいました。正解は、「爪を押しながら上に引き抜く」でした。追加で部品を発注しないと。(泣)
同じく右側のスロットルボディーを取り外します。バキュームホースは劣化が激しく、表面がボロボロと剥がれて黒い粉が出ます。差し込み部分は見事に裂けてしまいました。長さがギリギリなので新しいホースを買ってこなければいけません。
続けて点火コイル、配管類を外します。車輌の左側から右側に渡ってスロットルボディーに入っている配管がヘッドの上を通っているので、これらを手繰り寄せてスロットルごと左側のストラットの上あたりに寄せておきます。
あとは配線カバーから出ている配線という配線の行き先を辿ってカプラーを外します。固定用の金属クリップを無くさないよう慎重に。これでようやく配線のボックスを上方に引き上げることが出来るようになりました。ボックスは紐で吊っておきます。
右バンク側のフュエルデリバリーパイプに繋がれた2本の燃料ホースと、左右のエアデリバリーパイプに繋がれたエアホースを外し、フュエルデリバリーパイプをマニフォールドに固定している六角穴付きボルト4本を緩めればインジェクター12本と燃料供給パイプがマニフォールドから一体で外れます。
インジェクターはマニフォールドにOリングを介して挿し込まれているだけの構造です。NAエンジンの場合、内部から圧力がかかるわけではありませんからこれで十分なのでしょう。
燃料供給パイプを外すと結構な量の燃料が出てきますので十分に注意してください。
記事が長くなってきたので続きはまた後ほど。
次はようやくマニフォールドを取り外します。
(続く)
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