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2010年2月26日 (金)

もう少し正確に~ニュースのこと

Rhonda Smith, of Sevierville, Tenn., said her Lexus raced out of control to speeds up to 100 miles an hour, and that nothing she did to try to stop it worked — including braking and shifting into neutral. "I prayed to God to help me," she said, fighting back tears.

"After six miles, God intervened" and slowed the car, Smith said. She said she was finally able to pull off the road onto a median and turn off the engine. She said it took a long time for Toyota to respond to her complaints and even then it was dismissive.

(By TOM RAUM and STEPHEN MANNING, Associated Press Writers Tom Raum And Stephen Manning, Associated Press WritersTue Feb 23, 6:58 pm ET)

某車の件、日本のニュースで「(時速)160キロ以上のスピードで暴走した」と言っていたのを聞いて、こんなことだろうと思っていたのですが、やはり原語では

「speeds up to 100 miles an hour」

だったんですね。

日本語でも、

「100キロ以上は出ていたと思う」

というのと、

「105キロは出ていたと思う」

というのとでは、伝わるニュアンスはだいぶ違います。

前者であれば正確に100キロを超えていたかどうかは分からないけれど

「けっこうなスピードが出ていた」

というだけの意味にもとれますが、後者であれば

「おそらくメーターか何かで正確に100キロを超えて105キロ程度だったのだろう」

と思います。

つまり、私が目にしたニュースで

「毎時100マイル」

の部分を

「時速160キロ」

と訳してしまった時点で、このニュアンスの部分についてミスリードしています。

まして数字の前には「up to」があるので、私のつたない英不語力を駆使(?)すると本当は

「時速百マイルにも達しようかというところまで加速した」(1マイル=約1.6km)

という意味なのではないかと思います。

そう、「百マイル」と書くのと「100マイル」と書くのとでもだいぶイメージが違いますね。(「百」のほうが感覚的。)

簡単なことなのですから、「公平な報道」をするつもりなら、このレベルのことにまで気を遣って欲しいと感じました。

(日本のメディアは、どうも自虐的な性質を持っているようですが。)

 

ただ、冒頭の記事では

「6マイル走ったところで神様が止めに入った」

とあります。

仮に時速100マイルで走っていたとしたら6マイル走るにかかる時間は100分の6時間、すなわち3.6分です。

いや、コントロール不能での4分弱は、おそらくご本人にとっては地獄の1時間という気分だったでしょうね。

 

とにかく、事態が早期に収拾しますように。

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