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2009年9月30日 (水)

センターアームの交換~E32-750iL

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しばらく快調に走り続けていた750ですが、12万キロを前にしてステアリングリンケージにガタが来ました。砂利道等の鋭い凸凹のある場所を走ったときにガタつきを感じます。ハンドルまでガチャガチャした感触が伝わってくるので非常に不快です。

これはまずいと思ったのは那須へ旅行に行ったときのこと。砂利道を走っていると今までにないガタつきが。止まってハンドルを左右に振ると、「ガコンガコン」と明らかに異常な音がします。

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「ワーイ、ボロダボロダ、ガコガコガコ」

ハンドルを動かしながらリンケージを観察すると、左右のタイロッドを連結するセンターアームとアイドラーアームとのジョイント部分のガタガタでした。ジョイントのスラスト方向に大きく動く状態。下手をすると分解してしまいそうな雰囲気です。

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「ハンドルトレタラオモシロイホー」

そんなわけで、また部品交換。部品はラジエターファン修理の時にお世話になったエスプリオートさんに注文しました。

メールではOEM品もご紹介いただいたのですが、純正品にもお値引きがあり、結局は値段がそれほど変わらなかったので純正品をいただくことにしました。

純正品ならディーラーで、とも思いますが、エスプリオートさんでは部品を代金引き換えで送ってもらえるのでこちらを利用しています。帰りの遅いサラリーマンは部品を受け取りに行くこと自体が難しいので。いつも丁寧で素早い対応に感謝です。

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買ったまま交換していなかったスタビライザーのリンケージもついでに交換することにしました。

交換はせっかくのシルバーウィークに。こんなに天気の良い連休、何故車の下にもぐるはめに…。(泣) 

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リンケージのシャフト部分はかなりきつめに固着していて、あまり上等ではないタイロッドエンドプーラーで抜き取る作業は少々恐怖でした。プーラーのボルトを締めこんで行って最後に「バンッ」と抜ける時の音が穴の中に響くのです。心臓がドキドキします。

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取り外したセンターロッドと新品の比較です。純正品だけあって寸法にも形状にも差はありません。長さが違ったらタイヤの角度が内気な感じとか開けっ広げな感じとかになってしまうわけで、ちょっと格好悪い。助かりました。

一方、個人輸入で購入したMEYLEのスタビリンクは完全互換とは行きませんでした。太さが違い(純正φ9→MYLEφ8)、かつブレーキの導風板を位置決めするための突起がないため、そのままでは導風板が固定できななかったのです。

そのため、丸棒部分にステンレステープを巻いて太さを合わせ、導風板の位置と角度は目分量で合わせることに。もちろん機能には影響しないでしょうけれど、ちょっと気になります。

センターロッドもスタビリンクも、取り付け自体は簡単に終了しました。取り敢えず作業終了です。

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さて、センターロッドのリンクでガタが出ていたのはここ。アイドラーアームに支えられる部分です。(観察のためブーツは切除)

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どうガタなのかと言いますと、よく見てください。この写真では上の写真と較べてシャフトが長く突き出ているのが分かると思います。シャフトのスラスト方向に5mmくらいのガタが出てしまったのです。これだけ動けば異音も出ます。

この部分はスフェリカルジョイントではなく、普通の回転軸受けになっています。摺動面積が小さいので負荷が集中したのかも知れません。

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「ミルカラニダメソウダ」

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ブーツに破れはなかったのですが、中にはとてもグリスとは思えないザラザラした感じのペーストが入っていました。長い間に水分でやられたのか、それとも摩耗した軸受が混ざったのかだと思います。

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アームの反対側はこのようにスフェリカルジョイントになっています。こちらはガタつきもなく正常に見えました。

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空を飛ぶ鳥、良いですねえ。 

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「スイスイー」

さて、当たり前ですが交換後は問題の異音とガタつきは完治しました。ギャップのない普通のところを走っていても以前より滑らかな気がします。そんなわけで修理完了。 

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畑のほうは、夏~秋の野菜がここらで終了です。冬~春に向けて、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ホウレンソウ、野沢菜、ソラマメ、ニンニク、ジャガイモを植えました。

ただ、ジャガイモは既に少々時期外れ。種イモ1kg¥400が¥100円に値引きされていたくらいですから、うまくできるかどうか分かりません。(笑)

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「ネムイ…」

 

まあ、そんな感じで。

動物たちは、「那須動物王国」の面々です。

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コメント

はじめまして。書き込み失礼します。時々拝見しています。お車のライトが「髭ライト」のようですが、やはり普通のライトと比べ、明るいのでしょうか?よく、ノーマルレンズ+HIDより、髭単体のほうが明るいと聞くのですが、実感的にはいかがですか?ぶしつけな質問ですいません。。。。。

zz3さん、コメントありがとうございます。
連休はWEBをチェックしなかったのでご返事遅くなりすみません。
さて、ご指摘のとおり車のライトは所謂「髭ライト」です。明るさ的には、特に劇的に変わったという感じはしませんでした。あくまで想像ですが、「ノーマルレンズ+HIDよりも明るい」というのは、かなり???のように思います。私が付けたのはコピー品なので、本物の場合はどうなるのか分かりませんが。
取り付けた時に記事を書いているので、宜しければご覧くださいませ。
(1)http://bokuno.cocolog-nifty.com/house/2007/05/post_aa47.html
(2)http://bokuno.cocolog-nifty.com/house/2007/05/post_67d8.html
今後ともよろしくお願いいたします。

otto様

ご返答ありがとうございました。そうですか、あまり体感上は?という感じなんですね。純正品だったとしてもあまり変化はないのかも。。。と、記事を拝見し思いました。ありがとうございました!

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

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    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

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    主な筋肉については起始と停止位置がその筋肉単独の状態で図解されているが、せっかくなら運動状態の図についても、その運動が主題にする筋肉だけを単独で図示してほしかった。その方が、その筋肉がどのような方向に力を発揮するのか、どのような方向に動作すれば筋肉に効率よく刺激を与えられるのかが分かりやすくなるように思う。筋肉の起始と停止位置が分からない図であれば、なにも表皮を剥いで筋肉を露出させた状態で運動の様子を描く必要がないのでは。 (★)

  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

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    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

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    このサイトのおかげで腹筋を割ることができました。無料サイトであるにも関わらず「ダイエットと筋肉トレーニングにおいて本当に必要なこと」が強調され、非常に有益な情報が提供されています。 夏前になると「6パックを手に入れる」的な特集を繰り返し組んで、色々な運動を羅列しただけの雑誌を買うのがバカバカしくなります。 多くの雑誌では、運動の優先度、そして何より時間軸でのトレーニングの進め方が載っていません。 「10回繰り返せるくらいの負荷で3~5セット行う」という書き方をしていることが多いのですが、「じゃあ、今日50kgのウェイトで10回3セット出来たとして、次回もその次も同じようにすれば良いの?」という疑問には答えてくれないことが殆どです。 読者がそう言った疑問を持たなければ毎回同じ負荷で同じことを繰り返し、つまり体は変わらない、ということになるわけで、記事として非常に中途半端であり不誠実です。 全員が6パックになってしまうと雑誌が売れなくなるので大事なところを端折っているのかも知れませんが。 このサイトでは、「行うべき基本」はシンプルで明確なので実行も容易。非常にお勧めです。
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