政治献金~振り込み口座を一元化
政治献金に関する問題が後をたちませんね。
対応として、企業献金を禁止する等、色々な案があるようですが、政党や議員が必要とする、政策の根拠となる統計をまとめるのにだって確実に費用がかかるわけです。
しっかりした根拠に基づいた政策決定を行う必要があるわけですから、まともな政策を策定するために政党が何らかの収入を得る手段を持つのはやむを得ない、というか必要なことでしょう。
一方、一部の団体が献金によって利権を買う構造は言うまでもなく排除しなければならないわけですが、政治献金の自主的な報告では迂回したり隠したり、はたまた「それは献金に当たるのかどうか」等、訳の分からない話になったりして、自主的な献金の報告なんてまったく当てにならないわけです。
それで私が以前から思っているのは、
1.党,政治家に対して献金をしようとする場合には、全献金に共通の、献金の管理用に設けた特定の口座へ振り込まなければならない。
2.献金は、その献金に付された宛先指定によって、所定の宛先に振り分けられる。
3.許される献金は、その特定口座お経由したもののみとする。
というルールにしてはどうかということです。
もしもそれ以外の授受が発覚した場合には徹底的に罰します。
もちろん、議員個人への献金で問題が発覚した場合には議員職は強制はく奪です。制度を作る段階で国民の納得を得ていれば、強制はく奪も問題ないでしょう。「その人を選んだからいけない」わけです。ここでも「辞職は議員個人の問題だ」とか訳の分からないことは言わせないわけです。
口座の内容はインターネットで毎日開示してしまえば良いでしょう。今だって建前は報告書に載せることになっているのであれば大差ないはずです。
献金の全面禁止とかいう怪しげな方法よりもよほど現実的で、仕組みとしても簡単なことだと思うのですが如何でしょうか?
と、ここまで書いて、この方法で合計額は把握できるようになるものの、迂回献金については結局補足出来ないことに気が付きました。
年度毎に発行額が予め決まっていて有効期限がある金券でしか献金できないことにして、購入者名を完全公開、献金として使われた段階でその金券番号を公表。金券番号でトラッキングするとどこが買ったものか分かるとか…?
何か考えなければ…。(笑)
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コメント
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何にしても選挙にお金がかかり過ぎですよね。市議会議員で1000万、県議会議員で3000万、国会議員・首長で1億なんてよく聞きますから。
街中にべたべた張られたポスターもタダじゃないだろうし、お金がないと選挙に出れないからお金や人を出してくれる団体や会社のいう事を聞かざるをえなくなります。
まずここをどうにかしないと何を規制しても抜け道を探してイタチゴッコの繰り返しです。だって規制かけるのも抜け道作っておくのも議員なんですから。
投稿: koge | 2009年6月26日 (金) 06時28分
kogeさん、コメントありがとうございます。
市議会議員さんで1,000万円ですか。結構なものですね。低コストな既定の方法以外での活動は全面禁止とか…。
「規制かけるのも抜け道作っておくのも議員なんですから」
激しく同意です。自分たちに都合の悪いことを決めるはずがない仕組みだと感じます。
国会を取り締まる機関を別に作らないと牽制が効かないかも知れません。(笑)
投稿: otto | 2009年6月26日 (金) 12時44分