いじり屋さんの苦境~若者の自動車離れ
先日、新聞を見ていたら、自動車部品製造の「トラスト」が民事再生の手続きに入ったとの記事がありました。
車いじりという文化(?)の衰退を象徴するようで非常に残念です。
少し前から、若者の自動車離れということが言われています。
私が自動車の免許を取ったころには、それなりにみんな車に乗りたがっていたように思うのですが、どうやら最近は違うようですね。まして、車をいじるなどということは考えないようです。
私などの時代は、先輩のお下がりで手に入れた車をいじりまわし、お金をかけずに少しでも速くならないかと、無い知恵を絞ったものでした。
当時の車は、今と比べれば構造も簡単で素人でもなんとかいじれましたし、ノーマルでのリッターあたり出力が小さかったこともあってか、適当ないじり方をしてもそう簡単には壊れませんでした。
その後、車の構造が複雑になるに従って純正流用もしづらくなり、いじるにはパーツメーカーのキットとROMチューンに頼らざるを得なくなってきました。
最近はそのROMチューンすら難しくなってフルコンに移行しているようですが、統合制御がさらに進めばこれも怪しくなるでしょう。
そもそも、「走り」に重点を置いた車自体が少なくなっているので、「いじり屋さん」は大変だろうなあと思っていたところ、そんなニュースを目にしました。
最近は法律も改造に対してだいぶ寛容になっていたところだったのに…
とても寂しい気持ちです。
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