マニフォールド周りの組み立て準備~E32 750iL
マニフォールドの組み付けに先行しての仮組みです。ヘッドとガスケットフランジとは先に接着シールしてしまいますから、ここの組み付け位置次第でマニフォールドが付かなくなってしまうようでは困ります。
合わせてみると…
それほど神経質にならなくても良さそうです。
まずはガスケットフランジをヘッドに取り付けます。接合部の周りに油汚れが付いていたので、シール不良が発生していたのはこちら側だと思います。
固定ボルトの本数が足りないことと、十分な柔軟性を備えたシールを使う設計にしなかったこととが原因かと。固い樹脂製のフランジに設けられた凸部でシールするというのは無理があるように思います。
シール剤に何を使うのか迷ったのですが、結局、セメダインの「バスコーク」にしてしまいました。工業用の信越シリコンのカタログを見てそれなりに考えたのですが。(笑)
しかし、バスコークと言っても、立派な脱オキシムタイプのシリコーン系コーキング剤です。耐熱性も150℃と謳われています。材質的に耐ガソリン性が完全とは言えませんが、前職で信越シリコン製を常用したところでは、有機溶剤を含んだ雰囲気で温度250℃になる炉のシールに使っても数年で無くなってしまうようなことはありませんでした。
一般に温度10℃の上昇で劣化速度は2倍になると言われています。したがって100℃前後であれば長期の使用においても耐熱性と経時的な柔軟性は十分確保できると判断したわけです。
一応は元のシール(凸部)が内側にあるわけですから、ガソリンに直接曝されることもないでしょう。
ガスケットフランジの内側にはみ出たシール材はしっかり拭き取っておきます。一方、外側にはみ出た部分はそのままに。というか、シールを確実にするため、適度にはみ出るような量を塗ったつもりです。
ミラーで確認すると、良い感じにはみ出ています。この部分の作業はここでひとまず中断して、コーキング剤の硬化を待つことにしました。
マニフォールドは、新しいガスケットとシール剤で後端のキャップを取り付けておきます。
次回、マニフォールドの組み付けに続きます。
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