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2008年11月30日 (日)

インテークマニフォールド周りの分解清掃~E32 750iL

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スロットルをバラしたついでということもないのですが、インテークマニフォールド周辺についても一緒にメンテナンスしておくことにしました。

国内外の諸先輩方の知見によると、マニフォールドのシールを確実にすることでアイドリングが安定するとのこと。

私の車両では、アイドリングが安定していることもあれば少し荒れることもあるというように、結局今まで根本的な改善ができずにいました。今回の作業がどんな結果をもたらすのか、期待しています。

上の写真はマニフォールドを取り外した後の様子。初めての作業だったので、けっこう手間取った部分もありました。

以下に作業の様子をご紹介します。

 

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インテークマニフォールドを外すには、マニフォールドの上に乗っている配線のケースをどける必要があります。

ケースから出た配線がオイルフィラーキャップの下を通って前に伸びているので、まずはフィラーキャップの下にあるコネクターを外します。フィラーキャップの下にある垂れ受けは、前方に引っ張れば外れます。

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コネクターハウジングは、E型の2枚合わせの金具で固定されています。両バンク共にこれを取り外して配線を自由にします。金具同士が固着していてバラすのに少々難儀しました。

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配線のケースは、フュエルデリバリーパイプの間に挟まっているだけなので、引き上げれば外れます。インジェクターのコネクターは先に外しておきます。コネクターの抜け防止ピンを飛ばさないように注意します。

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配線をケースごと横にどけています。

作業の邪魔になるのでクーラントのリザーバータンクも横にどけておきます。タンクは隔壁に対して樹脂製のナット2個で固定されているだけです。

ベントレーのマニュアルではクーラントを抜いてタンクを取り外すように書かれていますが、ガレージ内でクーラントを垂らしたくないので配管は外さないことにしました。もはやエンジンはかからないので外に移動させて作業するのも面倒ですし。(笑)

結果的にはエアコンブロワー関係のメンテナンスも含めてこの状態で十分に作業可能でした。

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フューエルデリバリーパイプはヘックスボルト各2本で固定されています。これを外してインジェクターごと抜き取ります。インジェクターとパイプの間はOリングでシールされているだけですが、クリップで固定されているのでバラバラにはなりません。

あとは、マニフォールドの根元にある固定ナットをひたすら外すだけです。

「だけ」なのですが…、見た目で分かるとおり、それほど簡単ではありませんでした。

最初、9.5sqのソケットでがんばっていたのですが、どうやっても工具が届かない、というか入らないところがあり、新たに6.3sqのソケットとユニバーサル、そして10mmのソケットを買いに行くはめに。

1軒目のホームセンターには置いていなかったので別のホームセンターに行くなどして大幅にタイムロス。おまけに6.3sqのソケットを13mmまで揃えたために、けっこうな金額に。(泣)

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9.5sqと6.3sqを並べてみます。だいぶ大きさが違いますね。

痛い出費でしたが6.3sqの威力は大きく、それ以降は順調に作業が進みました。取り付けのことを考えると頭が痛くなりますので、考えないことにします。

マニフォールドは、おそらく左から外すのが正解です。右側のマニフォールドフランジには金属のフューエルラインが共締めされていて、単独で外すことはできない感じでした。

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そして冒頭の写真の状態です。工具が揃っていて手順を分かっていれば1時間くらいでここまで来るかも知れません。

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これが噂の中間パッキンです。シールの回りに油が付いているということは、やはりシールが不完全になっているのでしょう。それにしても、何故こういう構造にする必要があるったのか分かりません。(メーカーは断熱と防振のためと言っているようですが)

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バルブの傘部分とポート内にはもっとスラッジが付着しているかと思ったのですが、拭き取れる程度の汚れしかありませんでした。壁面はブローバイのオイルで濡れています。奥にプラグの電極が見えています。

ポート内はかなり滑らかに仕上げられているように思いました。ヘッドへ入り口部分でのサイズは40mm×36mmくらい。2バルブのエンジンなのでポート形状は単純です。ポート角度は立ち気味ではないでしょうか。ボンネットを低くしていないので、エンジンレイアウトに余裕があるのかも知れません。

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インジェクターの先端です。中心の噴射口付近はきれいなのですが、周りにはスラッジが堆積しています。汚れの状態はどれも同じようなものでした。この程度だと、この部分を洗浄したからといって調子が良くなるということもなさそうです。

 

記事が長くなってきたので今回はこのへんで。

引き続きマニフォールドの洗浄とポート段付き修正です。

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コメント

無事に取り外しまで出来たようですね。 繰り返しやると判りますがV12の整備には結構6.3sqの手に収まるサイズの工具が一番重宝します。

意外に大変なのは取り付け時のナットを落下させないようにする事です、普段は強力なマグネットがビルトインされている専用のボックスレンチを使用しています。 ヤフオク等で1-2千円程度で購入したものですがこれが無いとソケットにグリースを入れて固定したりする羽目になります。 市販のナット固定タイプのボックスでも厚みがありすぎて入らないのでこれに行き着きました。

フューエルデリバリーコンテナのフロント側にある短い燃料ホースも肝で、取り外したときのクランプ方向を覚えておかないと取り付け時にクリアランスで上手く付かなかったりするので気をつけて下さい。

投稿: たけ | 2008年11月30日 (日) 21時37分

たけさん、いつもアドバイスありがとうございます。

ナットを落とさない仕掛け、何か用意しないといけませんね。ユニバーサルジョイントがクテンと曲がってしまうのも、何かの方法で渋めにしておかないといけないと思っています。

ご指摘いただいたフューエルホースの交換は検討中です。汎用のホースで誤魔化してしまうなら安価で済むのですが、品質的に信頼できるものなのかどうか…。

自動車の部品は見た目は同じように見えても汎用品とは全く違う規格で作られていることが多く、かつそれらが市販されていないことが多いので心配です。

温度的にも適用流体的にもFFKMくらい使わないといけないような気がするのですが、市販品にはそのような記載もなく…。

大手メーカーですら、燃料ホース関係のリコールをけっこう起こしているくらいですから、やはり純正を取り寄せるのが一番なのでしょうね。

投稿: otto | 2008年12月 1日 (月) 12時52分

燃料ホースは汎用規格品で特に問題は無いと思います、事実私は多くの車輌で横浜製のものを使っています。

純正品は¥10,000/mですが市販品なら¥2,000/mです、規格的には0.2mHPで耐温度も50度と両者微妙な数値ですが取り外した純正品を見る限り殆ど変わらないようでした。 以前の車輌は新車時から交換されていなかったので15年/15万キロ使われた事になりますが燃料ホースは大体5年が耐用期間と言われていますからそのサイクルで整備するつもりなら問題は無い筈です。

耐用温度が50度以下となっている汎用燃料ホースですが私はこれをクーラントリターン等にも長期にわたり使っていますが今迄トラブルは起きていません(笑)

ユニバーサルジョイントはジョイント部にスプリングがセットされた6.3sqのサイドワインダーが便利です、北米友人が各サイズのこのセットを送ってくれて長宝しています。 この手のものが無ければ30cm程度のしっかりしたフレキシブルシャフトをソケットに着けて仮止めだけする方法もあります。 とにかく装着作業中にナットが落下するとかなりの確率で行方不明になるので相当な集中力を要します。

投稿: たけ | 2008年12月 1日 (月) 14時39分

たけさん、こんにちは。

燃料ホースについては、BS,ヨコハマ,EARL'S他の汎用品等を使うことも考えたのですが、スペックの確認が面倒になって(笑)、とりあえず「日産純正」を取り寄せてしまいました。燃圧は一緒ですし、自動車メーカーが補修用に売っているものですから、品質的におかしいこともないと思いまして。

値段は2mで3,540円でした。色々ご指摘いただいておきながら恐縮です。

ユニバーサルジョイント、スプリング入りというものがあるのですか。探してみることにします。

取り外しの段階で既に行方不明のナットを出していますが、これはマニフォールド取り外し後に回収。しかし取り付けでやると大問題(?)ですからね。

十分に用意しなくてはと思います。

投稿: otto | 2008年12月 4日 (木) 12時37分

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