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2008年3月30日 (日)

栄枯盛衰~自動車雑誌

Img_6957

最近の自動車雑誌の中に、定量的な記事がどんどん少なくなっているように思います。どれもこれもグラビア化した内容で、工学というよりむしろ叙述に頼った内容です。『剛性"感"』だとか『フィーリング』だとか、誰かの話を聞けば机の上でも書けそうな記事ばかりです。

『新車に乗ったらこうだった』というだけで、何故そうなのか、どうしてそうなるのか、そういうことにまで触れた記事はほとんどありません。もはや最新の車、コンポーネントの仕組みや性能というものが、メーカーの技術者以外には理解できなくなってしまっているのかも知れないと考えたくなります。

Img_6952

良し悪しは別として、たとえば二昔ほど前の『モーターファン』誌では、雑誌が自分たちで自動車の性能を詳細に測定し、それがなぜ、どうして、そうなるのかについて、きちんとメーカーの技術者と打ち合わせをして記事にしていました。

『私たち(雑誌)の測定によると操舵の位相遅れが1Hzで45.5度と、かなり大きな値になっています。また、スタビリティーファクターが0.5Gで0.0031(s2/m2)というのも、やや強めのアンダーステアということです。これについては如何ですか?』

というような具合にです。

Scan20031
(モーターファン誌 1984年2月号 セドリックロードテスト)

測定項目も私のような自動車好きレベルの一般人が勉強するには十分以上であって、その測定結果はきちんと過去実績の分布とともにグラフ化されています。『ブレーキ性能』の項目だけでも下のような7項目にも及ぶ詳細なテストが行われていました。

① ペダルストロークと踏力・減速度の関係
② ペダル等価ばね係数と減速度の関係
③ サーボ効力と踏力・減速度の関係
④ フェードリカバリー
⑤ 制動距離
⑥ 駐車ブレーキ試験
⑦ ウォーターリカバリー試験

このようなロードテストだけでなく、記事の内容にも、きちんとした技術的な話が多く、実に硬派で勉強になる雑誌でした。

Scan20032

これは上と同じ記事の操舵応答の試験グラフです。

ああ、今手に入る車の試験データが手許にあったら面白かっただろうなあ・・・。

 

ただ、1990年も過ぎると自動車というものが実用的なレベルとしては一定の完成を見てしまいました。そうなると冷蔵庫や洗濯機と一緒で、特に興味を持たない人にとっては、昔と違って自動車を機械として理解する必要などありません。そんなことがあってか、残念ながらこのモーターファン誌、1990年代の半ばに休刊になってしまいました。(※)

モーターファン誌の創刊がいつなのか分かりませんが、手許には1956年の同誌があります。その後もフィーリングとグラビア重視の記事で生き長らえたカーグラフィック誌は1962年創刊のようですから、それよりも古くから存在する雑誌だったことは確かです。あちらさんは、少し前までは一般的ではなかった輸入車を神格化し、それをバラバラに解体するようなことはせずに、良いところだけを紹介して読者に夢を売るような形で商売を成り立たせたように思います。

Img_6954

これは1980年代のモーターファン誌です。今になってこの背表紙にある内容を見ると、なるほど、自動車というものがブランド化してゆく中で、少々硬派過ぎると言うか、機械として自動車を見るというベクトルが、世の中とずれ始めていたのかも知れないと思います。

  

※ モーターファン誌は以前とは少々違う形で『MotorFan illustrated』として復活しています。

三栄書房のホームページによれば、

『"クルマは機械である" 自動車を形作るのは、様々な"エンジニアリング"であり、"テクノロジー"です。かつてはハードウェアとしての自動車をきちんと語るメディアが数多く存在しました。弊社が発行していたMotorFanもそのうちのひとつでした。しかし、現在の自動車雑誌は、自動車をソフトとして捉える、 あるいはブランドとして語るものが多くなっています。「技術を知り、楽しむ」「ハードウェアの仕組みや理論からクルマをより深く理解する」そんなアプローチの雑誌はなくなってしまいました。
私たちが今回新たに挑戦する[MotorFan illustrated]は、自動車をテクノロジーやエンジニアリングから見て考え、
そして図解する新しいタイプの自動車雑誌です。』(三栄書房ホームページ)

とのこと。

泣かせます。

年間購読を申し込まないと。

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コメント

自動車雑誌… つまり「雑誌」である以上避けられない部分なんでしょうね、機関向けの専門誌や業界誌ならば専門的な試験や論文報告的な内容を追求して掲載するのは当たり前ですが、雑誌ならば広く一般読者層に求められるものを編集する事になります。

色々なジャンルの雑誌で動向を見ても日々人々の興味対象が変わっているのと同様に自動車雑誌に興味を示す車好きの人々でも、より技術的な事を追求する読者が減り見た目のデザインやどんな新車がでるのだろうといったファッション的な部分に目をやる人達ばかりになってしまったようです。 事実輸入車に対する羨望の念は昔から変わりませんが有名メーカーの輸入車でも私らのように古い世代の車を愛し続ける人よりも次々と新しい世代のものに簡単に乗り換えてしまう人のほうが多くそうした方々との温度差を結構感じてしまうものです。

ottoさんも少なからずそうした部類や世代になってしまったという事ですよ(笑)

同感です。
ottoさんのように技術屋さんだと今現在書店に並ぶような雑誌の内容はややファッション誌的に感じるかも知れませんね(ファッションや時計等と横並びに記事にしている雑誌もありますね)。
かく言う私もそう感じる部分はあったようで、雑誌の趣味嗜好はottoさんと近いものがあります。Motor Fan ilustratedは立ち読みした直後にレジに並んでました。(^^;
AUTO CAR JAPANもいいですね。元が英国の雑誌であるためか、「外車」という意識がなく、良い・悪いをブランドに関係なくキッパリ言い切る態度に好感が持てます。
ただ、定量的な検討があった上で(重要)、官能的な評価も必要であり、数値だけでは自動車は作れない、とカーメーカに在職した経験から今更ながらに思うのです。
数値データは、自動車の性能をある一つの切り口から見たというものであって、人間はそれ以上のセンサーを持っている、という事も経験してきました。

まぁ、両方必要と思うわけです。急にまとめますが。
ただ総合的な車輌の評価は、今はまだ官能が基本にあるのかなーと思います。数値でモノづくりが出来るようにするのがメーカの課題と思って取り組んでいますが。操安や騒音(というか排気音)はまだまだ数値だけで解明できていない部分が多く、官能に頼らざるを得ない部分が多いのも事実です。

話がちょっと脱線しました。

個人的には各国の自動車作りのプロセスを知りたいと思っています。イタリア車は官能的要素が大きく車作りに影響しそうですね。推測ですが。

ottoさん、ご無沙汰です。
MotorFan illustrated、読んでますよ。
価格が高いので、実際に買ったのは「4WD特集」の号のみですが。(汗)
確かに、昔のモーターファン誌とは全く違う雑誌では有りますが、これはこれで、非常に有益な情報がいっぱいで楽しい雑誌ですよね。
売れてるかどうかは微妙ですが、是非長く続けて欲しいものです。

昔のモーターファンみたいな雑誌が今あれば・・・、僕も何度か思ったこと有ります。
が、あれほどちゃんと実験・検証を行った雑誌だと、まるで大学の頃の赤白や黄色の某教科書達を読んでる気分になって、読むのに疲れそう・・・。(笑)

みなさま。

雑誌ネタでこれほどコメントをいただけるとは思っていませんでした。(笑)

みなさん、同じように感じられていたようで、驚くと同時にうれしく感じました。

たけさん、こんばんは。

おっしゃるとおり、あくまで雑誌…ですからね。止むを得ないということは良く分かります。売れないとしょうがないわけで。

若者の自動車離れということも良く言われていることで、流行りの車は"四角い系"ですもんね。あまり走りに興味もないようです。

ただ、その開口の大きい四角い車には、引っ張り強度160kgf/mm2級の超高張力鋼を使っているからこそ剛性を確保できているわけなのですが…まあ、そのへんはユーザーに関係ないと言えばありませんね。

別に最新の技術を追わないつもりもないんですが、自分で使う機械は自分の管理下に置いておきたい性格なもので、結局、ある時期以前の車をいじっているのが楽しいと感じるのかなあと思っています。

そして…トシがトシになってきたというのはそのとおり!です。新入社員と話さずとも、トレンドの中心からは外れてきたと認めざるを得ません!(笑)

わたしも MotorFan illustrated は好きです。
ただ、ほとんど購入には至っていません。
持っているのはエキゾースト特集だけだったと思います。
思うに、次々に登場する各車各様の"新技術"に対する興味が薄れてしまっているのではないかと。10年前なら、理解しようと懸命に読みふけったでしょうね。。。

基本的には新旧洋邦を問わず記事にする雑誌が好きで、20年近く購読し続けている雑誌もありますが、もはや惰性です。読んでいても気持ちが入っていきません。雑誌編集者に熱が無いのか、私に熱が無いのか。

かなり偏った雑誌でAuto Jumbleはお気に入りだったのですが、廃刊になってしまいました。

そうそう。『錆取り雑誌』が本屋に高々と平積みされたり、板金職人のDVDが販売されたりと、時代は妙な方向へ向かっているのかもしれませんね。
好きですけど。(笑)
買いましたけど。(爆)

BS運転手さん、こんばんは。

MotorFan illustrated は、私も本屋で数ページめくってレジに直行しました。そして先日、バックナンバーを含めて8冊だったかを通信販売で購入。現在、一生懸命読んでいるところです。

値段が高いのが難点ですが、CG誌も1,000円でしたっけ?内容とCGのレベルと考えると、趣味の読み物としてはまあしょうがないレベルかなあと思っています。

今度お会いする時には、これを持ち寄ってごちゃごちゃ話しましょうか。ネタ部品等も持ち寄ると…かなり楽しいパーティーができそうです。(笑)

それから定量化と官能評価の件、もちろん私も分かります。衝突安全性とかそういう極限性能を別として、一般的な性能については最終的に人間が快適に感じるチューニングを行うことがメーカーの目的であり目標であるわけで、仕上げが官能評価になるのは当然のことだと思います。"数字が良いんです!"と言ってもお客さんはべつに数字が欲しいわけではなく、フィーリングが欲しいんですもんね。逆に言うと、ユーザーの感じるフィーリングが良ければ、例えば機械的に測定したボディーの剛性の数字なんてどうでも良いでしょう。

ご存知かも知れませんが、以前、日産の技術者が、評価の高いある西欧の車を分析して、ボディーの剛性分布がキーになっているのを発見したという話を読んだことがあります。

数字が官能にどう影響を与えるのかということを関連付けること自体が大きなテーマになってしまうわけで、数字という媒体を使わず、初めからフィーリングでチューニングできるようなノウハウがあるに越したことはないのでしょうね。

開発の現場が見られるわけではありませんが、私も、国内外を含めた自動車メーカーの工場見学旅行をしてみたいと思っています。何か企画ありませんか??

やすさん、お久しぶりです。

私の学校では「自動車工学」という授業がありました。一般的にそうであるように数値計算の多い内容でしたが、今から思うと昔のMotorFanのテスト記事を使って色々と解説、解析するような授業というのもあり得たのかも知れませんね。動力性能、視界、MMIに関する事項等、まんべんなく含まれていますから。

Illustratedのほうは「キヨブタ」(?)でバックナンバーを一気に買ってしまいました。確かに値段がネックなんですが、図の一つ一つを細かく眺めているとかなりの時間がかかりますから、暇つぶしパフォーマンスというか、内容の濃さというか、そういうところから見ればまあ許容範囲かなあと。(笑)

雑誌としては、ネタ的にどこまで続けられるかちょっと心配です。それにしてもあの綺麗なCGは独自に作っているんでしょうかね??

私も最初に買ったMotorFan illustratedはエキゾースト特集のものでした。マニフォールドを作ったら750のV12で某車のようなイイ音を出せるのかどうかということを知りたくて。(爆)

"新技術"の中でいわゆる電気仕掛けのものは、一般的には中身がブラックボックスになってしまうところがつまらないなあと思います。少し前ならエンジンのCPUだけは書き換えて遊ぶこともできたのですが、今ではそれも厳しくなっているようで。例えばABSなんかでも、その効き具合をボリュームで調整できれば面白いでしょうね。

エアバッグの動作点を調整するのは少々怖いですが。ああ、話がずれました。(笑)

雑誌は、扱う車の範囲が広いもののほうが見ていて楽しいですよね。初めから結論ありきで特定のジャンルの車ばかりを扱うような雑誌はどうも苦手です。その気分に浸りたいときには良いのですが、それでもどこかで第三者的にさ醒めた目で自分を見てしまって・・・。

実家に創刊号から10年くらい前までのCG誌があります。父親が買っていたものですが、最後のほうはやはり惰性になっていたようです。

ところで、板金職人のDVDって・・・さっそくネット通販で探してみます。(笑)

ふふふっ。
そのDVDはネット通販では買えないのですよ。
購入方法は、出版社に直TELorFAXのみ!!!(爆)
しかも代金の支払いは、商品が届いた後で。
本当ですよ。
八重洲出版販売部にお尋ねください。

shaloさんこんばんは。

不思議なDVDがあるんですねえ。それで八重洲出版ですか。なんとなく分かるような気がします。電話してみようっと。

初歩のラジオとかラジコン技術とかが八重洲出版でしたっけ?

初歩のラジオって懐かしいですねー。
その手の事に興味を持った頃はまだ幼かったので読むことはありませんでしたが、確か家にありましたね。

昔父親がラジオを作っていた記憶がかすかに残っているような気がします。

不意に“一石レフレックス“って言葉を思い出しました。

いやあ、ずいぶんコメントが遅くなってしまいました。すみません。

「1石フレックス」って、なんとなくあったような気がします。高周波と低周波の増幅をトランジスタ1個で兼ねて行う形式…だったでしょうか。(適当です・笑)

4石スーパーヘテロダイン、アームストロング…なんだかそんな単語も連鎖的に思い出されましたよ。

超再生の短波ラジオで聞いた生の外国語も印象的でした。あれは小学生のころだったか??

昔は家の近くに抵抗1本から売っているお店があったのですが…。(泣)

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

  • クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック

    クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック
    内容は運動強度と栄養摂取に関する原則に特化しており、個別の運動についての詳細は含まれていないので注意。挿絵以外に図表は含まれない。 (★★)

  • マイケル ルイス: フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

    マイケル ルイス: フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち
    読書中

  • バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

    バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

  • フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名

    フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名
    主な筋肉については起始と停止位置がその筋肉単独の状態で図解されているが、せっかくなら運動状態の図についても、その運動が主題にする筋肉だけを単独で図示してほしかった。その方が、その筋肉がどのような方向に力を発揮するのか、どのような方向に動作すれば筋肉に効率よく刺激を与えられるのかが分かりやすくなるように思う。筋肉の起始と停止位置が分からない図であれば、なにも表皮を剥いで筋肉を露出させた状態で運動の様子を描く必要がないのでは。 (★)

  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

    荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典
    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

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    (★★★)

  • 世界文化社: Octane日本版 Vol.12 (BIGMANスペシャル)

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    素敵なグラビアを堪能。 (★★★)

  • 世界文化社: オクタン日本版特別編集 VANTAGE (BIGMANスペシャル)

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