燃費向上グッズ~排除命令
今朝新聞を見たら、燃費向上グッズメーカーの、いわば謝罪広告が出ていました。
『公正取引員会に、当社商品の効果に関する根拠資料の提出を求められ、これに応じたが、先方で十分な資料と認められなかったので販売を中止する。』
というような内容だったと思います。
『効果がなかった』とは書かずに、『公正取引委員会で認められなかったから』という理由付けにしているところがせめてもの抵抗なのでしょう。
調べてみたら、しばらく前に、公正取引委員会が
『自動車の燃費向上を標ぼうする商品の製造販売業社ら19社に対する排除命令について』
ということで一斉に命令を出していたんですね。
対象はなんと19社。
排除命令の前に、おそらくメーカーには抗弁する機会が与えられて、根拠となる資料を提出できれば命令が出ることはなかったのでしょう。
そして、今回の場合は、当然のことながらそのような資料は提出できず・・・結果的に『排除』されたようです。
しかしよくもまあ、ウソ(と言って差し支えないでしょう)を言って商売するような業者がそれほどの数あったものです。
初めからインチキするつもりで作った会社ならいざ知らず、中には誰でも知っているような企業の名前も・・・。
他にいくらでも商品を持っている大きな会社が、
『いっちょうちもインチキ商売始めるか。』
と言って企画するんでしょうかね。それとも、管理者はインチキ企画商品に本当に効果があると騙されたのでしょうか?
ところで、排除された某製品のホームページに『特許出願中(特願2003-XXXXX)』と書いてあったのでその内容を見てみました。
その出願自体は実在しましたが、案の定、【特許請求の範囲】には、その製品がパッケージに書いて標ぼうするような効果ではなく、まったく違ったことを主張していました。前にも書きましたが、これはインチキグッズの常套手段です。(笑)
当然、審査請求などかかっていません。
出願だけの費用は印紙代で1万数千円ですが、まじめに特許にしようということで審査請求をかけるには20万円弱かかるからだと思います。特許になるはずのない出願に、わざわざ20万円払いませんから。
日本でもこの有様ですから、世界にはもっとすごいものがあるでしょう。
そういう展覧会をやるとかなり面白そうです。
まともな発想からは決して生まれないような、極めて柔軟な発想でこじつけられた、訳の分からない理論、そして論理の飛躍。
ああ、行きたい・・・。
そうそう、今回、○○○は対象外でしたね。何故なんでしょう。(笑)
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コメント
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○○○とは、S○P?ワ○ーズ?
もしかして効果が確認できる資料が存在したのかも?!
投稿: shalo | 2008年3月14日 (金) 19時51分
ほら、あるじゃないですか。○○○ですよ。○○○!
あれについては信者と言って差し支えないような方もいらっしゃるので名前は書けませんが!
投稿: otto | 2008年3月15日 (土) 13時19分
あぁ!!!
アレですね!
燃費だけじゃなく、他にも色々効くという。
貼り付けたり巻いたり。。。
投稿: shalo | 2008年3月15日 (土) 17時38分
ああ~!何てことを書いてるんですか
私は○○○なんて言ってませんよ、本当に!
(爆)
投稿: otto | 2008年3月15日 (土) 17時45分