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2008年3月13日 (木)

パッド交換その後~ステージア

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さて、ステージアのブレーキに組まれたプロジェクトμのHC+。どのような効きを見せてくれるのでしょうか。

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相変わらずハブの周りに縮こまったブレーキ(≒φ300)ですが、100kmばかりの慣らしで摩擦面の色が変わりました。ノーマルパッドでは冴えない灰色だったところ、今は鮮やかな銀色(金属光沢)です。

私としては、ディスクの摩擦面が銀色に光っているのが効くパッドの証拠だと思っています。ディスクへの攻撃性の低いノーマルのパッドだと茶色っぽい斑のある状態ですよね。

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そして、その効きは・・・ノーマルとは全くの別物になりました。朝一発目の効きも含めてノーマルの効きを下回ることはありませんし、特に温度が上がって強く踏み込んだときの効きはノーマルとは全く比較になりません。

太腿の力を使ってさえ4輪を瞬時にロックさせる(ABSを働かせる)ことが難しかったノーマルに対し、このパッドではつま先のタッチだけで確実にABSを動作させることができます。途中から踏力を増したときにも制動力はしっかりと立ち上がり、一般道でのあらゆる制動にも対応できそうです。

最大で0.6を超えると謳う摩擦係数の影響が大きいのでしょうか、ノーマルパッドではブースターの能力を超えるところでようやくABSが効いていたような印象がありますが、このパッドでは違います。いつでもABSを効かせることができます。ABSの動作音も以前より少し激しいような・・・。(笑)

一方、微制動が難しいかというと言うとそんなことはなく、ごく普通のコントロール性を持ち合わせていますから、街乗りでも不便は感じません。まだ当たりが完全に出ていないと思いますが、いわゆる鳴きもほとんどありません。昔のメタル系では『ガリガリゴリゴリ』『キーキーシャーシャー』うるさかったものですが・・・。

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ただし…予想通りホイールの汚れはかなりのものです。高速道路主体の200kmばかりの走行でこのとおり。750に勝るとも劣ることはありません。(笑)

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はい。かなり汚くなります。(笑)

とはいえ、ホイールに付く汚れは簡単に落とせますからマメに洗えば良いだけのことです。

Z32にスリットローターを入れてHC-Titan Kaを付けていたときのように溶接のような火花がホイールの塗装に食い込んで焼き付く感じではありません。Z32のときは夜、バックミラーに火花が映ったものです。

上に書いたとおり、朝一番の効きについては『ノーマルよりは良い』というレベルです。例えば20kmくらいの低速からガツンと踏んだときに、ノーマルのようにABSが効かないということはないのですが、踏んだ瞬間直ちにABSが動作を始めるかと言うと、そういうことはありません。温まったときには全く感じられない、一瞬の間(ま)があります。

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つまり、効きについてはかなり強い温度依存性を感じます。冷えたままで高速に乗って、料金所の手前でブレーキをかけると、その1回の制動の間にも摩擦力が上がってくるように感じます。他所の記事で『粘着系の効き』と評価している方がいらっしゃったのは、そんなところを表現されたのかなあと思いました。

もしかすると、通勤車両に使うためにはもう少し対応温度範囲の低い(かつ安価な)パッドのほうが良かったのかも知れません。そういったタイプのほうが初期制動も良さそうですし。通勤でローター温度が800度になることはありません(なってはいけない)からね・・・。(笑)

 

というわけで、散々文句を言ったステージアのブレーキですが、とりあえず絶対的な効きとしてはパッド交換と、それに伴うエア抜きと鳴き止めシム外しだけで、とりあえず満足できる状態になりました。

逆に不思議なのが、なぜ日産は純正でこのような仕様にしないのかということです。べつに純正メーカーの日立さんでこのパッドが作れないなどということはないはずです。

『ユーザーがライフとホイールの汚れを気にするから』

と言うのかも知れませんが、例えばステージアに乗っていたユーザーがパッド汚れの激しい欧州車に乗り換えたときに文句を言うでしょうか。逆に、『パッド汚れがイヤだから日本車に乗っている』という人がどれだけいるでしょうか。

本末転倒、メーカーの思い込みで基本性能をないがしろにしているように思えてなりません。

そして今回の件で、いつでも『ドスン』と効く750のブレーキが『如何に正しいのか』ということを改めて痛感してしまいました。そしてちょっと性質は違いますが、妻のフィールダーのブレーキも・・・。

何でも基本は大切にしないといけませんね。

 

ブレーキについての記事はもう少々続きます。

どうかお付き合いください。(笑)

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コメント

初めまして(^^)
密かに楽しみに読ませて頂いておりました(^^ゞ
さてさて、この記事、激しく賛同です!

>本末転倒、メーカーの思い込みで基本性能をないがしろにしているように思えてなりません。

本当ですよねー
大事なのはスピードを出す方では無く、スピードを落とす方なのですから・・・
街中で見受けられるホイールの汚れ
概して欧州車の方が国産車のソレより遥かに汚れていたりしますよね・・・
アレは私も<効き>の代償だと思ってました
まぁ、中には単にキタナイのも有るかもしれませんが(笑
でも、国産車も捨てたもんじゃ無いですよ
先日某所でマイナーチェンジしたRX-8(RS)に乗りましたが、ブレーキの効きには驚き(感動!)ました!!!
アレだけの効きとフィーリングを一般の方が必要になるのか心配してしまった程です^^;
GTRはどうなのでしょうね、、、?
長文失礼しました
それでは

投稿: halusuke | 2008年6月19日 (木) 22時08分

halusukeさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

パッドの交換から時間が経って当たりが付いたようで、今はさらに効きがしっかりしてきましたよ。

ABSが動作した状態でのスキール音はノーマルパッドのときよりも明らかに大きくなったようです。ノーマルパッドを前提としたABSのスリップ率の制御が、パッドの摩擦係数の変化によってロック方向に動いたのではないかと思っています。

以前と同じように圧力保持、あるいは減圧制御を行っても、パッドの摩擦係数が大きければロック方向になるでしょうから。

そのかわり、そういう領域でステアリングでこじると姿勢を変化させやすくなったと思います。

ご指摘のとおり、日本車にもノーマルでしっかりしたブレーキを持つ車はあると思います。どうも私はハズレを引いているようでして…。(泣)

Z32のノーマルもしょぼくて…。なんなんでしょう。(笑)

投稿: otto | 2008年6月20日 (金) 23時21分

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