合わせ目のSST~長尺シート
これは某所で見かけた床の塩ビ長尺シートの合わせ目を調整するSSTです。
壁紙の場合は合わせ目を2枚重ねた状態でカッターを入れて半端を取り除きますが、塩ビシートは壁紙よりは硬いので2枚重ねてカッター、というわけには行きません。定規でただ直線に切ることはできるでしょうけれど、下のシートが本当に直線で貼られていなければ隙間ができてしまいます。
どうするのかなあと思って見ていたところ、やはり専用のSSTがあったというわけです。
先に貼ってあるシートの上に少し重ねて次のシートを貼るのは壁紙と同じですが、その後の半端の切り取りにこのSSTを使うのだそうです。
このSSTでは、『コ』の字の下側の先端にあるガイドで先に貼られたシートの端を辿りながら、『コ』の字の上側の先端付近にある針で上に重ねたシートにケガキ線を入れることができます。
あとはそのケガキ線に沿ってカッターを入れれば、下のシートとぴったり合うという仕掛けです。 プロの方には当たり前なんでしょうけれど、良く出来ているなあと感心してしまいます。
『ここをこうやってね…』なんて説明しながら作業してくれたために、カッターがあらぬ方向に切り込んだのはご愛敬。二人で『あ゛~!』っと声を上げました。(実はこの内装屋さんは知り合いです)
これはシートの継ぎ目を溶着しているところ。シートの合わせ目に開先(U字型の溝)を切り、そこに同じような材質のヒモを熱風で溶かし込みながら溶着させて行きます。
最後に盛り上がったビード部分をスパチュラで削り落して完成です。
以上、自分でやることはないと思いますが勉強になりました。
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コメント
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興味惹かれるSSTですね。
とくに後段の溶着機。
こんなのあるんですね~。
投稿: shalo | 2008年2月 5日 (火) 23時11分
shaloさんこんにちは。
熱風で溶かすんですけど、けっこうなスピードでした。「やるなら貸すよ」なんて言われても・・・使うところありませんって。(笑)
投稿: otto | 2008年2月 6日 (水) 08時21分
いやぁ。
古いクルマのシート表皮、ビニールレザーの切れを補修するのに使えないですかね?
問題は溶着後の引っ張り強度か。。。
投稿: shalo | 2008年2月 6日 (水) 19時21分