ブレーキフルードは縮むのか?
しつこくペダルタッチの件です。
一般に液体は圧力をかけても縮まないということになっていますが、実際にはほんの微かに縮みます。その割合を表すのが体積弾性率という数字です。「自分の体積ぶん縮むにはどれだけの圧力が必要か」を表しています。
これがペダルタッチに影響を与えるかどうか、バカバカしいですが一応確認してみましょう。
まず、体積弾性率には水での値、体積弾性率=2.22×109[N/m2]を使うことにします。本当はブレーキフルード(グリコールエーテル類)の弾性率データが欲しかったのですがそれを見つけることが出来なかったのです。(笑)
体積弾性率=2.22×109[N/m2]ということは、つまり、2.22×109[Pa]=2.22×106[MPa]で元の体積分(=100%)縮むということです。
したがって2.22×105[MPa]で10%縮み、2.22×104[MPa]で1%、2.22×103[MPa]で0.1%縮むことになります。
ブレーキフルードの圧力は最大で10[MPa]ほどでしょうから、その圧力で縮む割合は更に小さく、2.22×10-5くらいの割合になるはずです。
仮にパッドが使用限界に近く、キャリパー内のフルード容積が一番大きくなっていたとして、配管内も合わせた容量はせいぜい200ccというところでしょうか。
200cc×2.22×10-5=0.0044[cc]…。
さすがにこれはペダルタッチに影響を与えるようなものではありませんね。(爆笑)
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