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2008年2月14日 (木)

屋根裏換気扇(1)

屋根裏換気扇に興味があります。

うちのような天井断熱の家では、2階の夏の暑さを和らげ、冷房費を節約するためには天井の断熱を強化すると同時に、屋根裏の温度を少しでも下げたほうが良いはずです。

この寒い時期に気が早いと言われそうですが、いやいや、暖かい季節になったらもう屋根裏では作業できませんからね。この時期に計画しておかないと。

ただ、大手ハウスメーカーは、この屋根裏換気扇というものをほとんど採用していないようです。効果がないのか電気代がかかるのか理由はわかりませんが。私がググった限りでは、小屋裏温度を下げるために換気を採用、というメーカーはごく一部でした。

一方、設備メーカーからはこのタイプの換気扇が商品として発売されてしました。

ナショナル製の『屋根裏換気システム』です。

屋根裏の高いところの熱い空気と、室内側である階段室上の温まった空気を吸い込んで、建物横方向に排出する構造。配管はφ150、消費電力98Wで排風量は静圧0Paの状態で625m3/hだそうです。風量としてはけっこうなものではないかと思います。

ナショナルさんのサイトにある『温度測定結果』を見るとその効果は、

『夏期の日照時において、換気による屋根裏内での温度低下は1~2℃程度である。』(同サイト)

とのことですが、それだけの風量でそんなものですかね。

続けて

『居住空間内の階段室2階天井付近の温度差は、約0.5~1.5℃程度であるが、階段室の天井付近より熱気を排出しているため、屋根裏の蓄積された熱気が天井より貫流熱、輻射熱により室内側にできる熱の層を天井付近に押し上げ、人の行動範囲の温度を和らげています。』(同サイト)

『熱気と同時に不快な湿気も排出するため、温度差以上の体感として効果が現れます。 』(同サイト)

と、その効果を謳っていますがどうなんでしょう・・・。

そもそも実験条件はどうなのか?と思ったら、

『測定場所:奈良県奈良市岩城様邸』
『測定日:平成8年7月30日~8月4日』(同サイト)

とだけの記載。

夏なのは分かりますし、温度から言って無冷房で試験しているのであろうことまでは想像できるのですが、家の仕様が分かりませんし、何よりも一番大事な『岩城様邸の面積』が分かりません。(※)

本当になんとも言いようがない・・・(泣)

ただ、この実験では温度の測定しかしていませんが、冷房負荷の差を測定していたらどうだったでしょうね。

屋根裏下部、つまり天井直上での温度は36.5℃→35.5℃に下がっているので、室内の温度を28.0℃にするならば、⊿Tが8.5℃→7.5℃になるわけです。つまり、天井を通過して室内に入る熱量もこの割合で少なくなるので、室内の温度を一定に保つための冷房能力は7.5÷8.5=0.88・・・元の88%で済むはず・・・。

単なる温度測定データよりも違いが出せたのではないかと思いますがどうだったのでしょうか。

まあ、技術屋さんがそれを調べていないはずがないので、あまりきれいなデータが出なかったんでしょうね。もちろん窓その他の箇所からの入熱のほうがずっと大きな問題なのですから。

さて、このシステム、温度センサーやコントロールパネル類がセットになって123,900円だそうです。

このまま買うのはちょっと厳しいかな。(笑)

 

※ 松下電器のWEBカタログには面積の記載がありました。内容は下のとおりです。

【条件】適用面積の目安:約25坪(約80m2 )
風量 屋根裏換気風量 強:400m3/h(換気回数 約10回/h)
    階段室換気風量 強:150m3/h(全体換気 約0.5回/h)

(追記:2008/2/17)

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コメント

気が早いですね~。(笑)

ナショ○ル製のシステムの良し悪しは分かりませんが、小屋裏の熱気を排出するシステムは有効な物だと感じています。
実は我が家には似たような物が付いてまして、ひと夏それを回した感想です。

夏場の屋根下空間は日射の影響、輻射熱、屋根材に蓄積された熱などなどと相当厳しい状況のはずですが、少なくとも居室内にいる限りはそれを感じずに済みました。

2Fの一部は勾配天井のために小屋裏空間がほとんどない箇所があるのですが、そこでも同様でした。
これは屋根の断熱性能だけに起因するものではないと思います。
もちろん、1Fと2Fとでは明らかに2Fの方が気温は高いですが。。。

ottoさん宅は天井断熱ですよね。
換気システムを導入されるのでしたら、断熱、気密のラインにご注意を。
多分小屋裏に吸気口も設置し、小屋裏の熱をストレートに排出できるようにした方が良いのかなと思います。

さぁ。
やりましょうか!(笑)

投稿: shalo | 2008年2月15日 (金) 00時27分

shaloさんこんにちは。

既に導入済みなんですね。効果ありということでであれば期待できそうです。

shaloさん宅は屋根下で断熱している(?)ので小屋裏に入ってくる熱量が元々少ないわけですよね。換気で処理する熱量が少なくて済むので換気の効果が出やすいのかと思います。

うちに場合、屋根裏空間には屋根を通して直に熱が入ってきますから、これを抜くのは大変そうです。

断熱された居住空間の天井の上に、完全に浮いた形で屋根が付いたような状態にできれば良いのではないかと思っています。

しかしこれって要するに平屋で屋根の高い、昔の家のスタイルですね。

投稿: otto | 2008年2月15日 (金) 12時34分

うちの屋根の仕様は、仕上げ材(スレート)⇒下地材(いわゆるルーフィング?)⇒構造用合板⇒垂木(通気層)⇒板状断熱材⇒構造用合板⇒垂木⇒棟木 となっています。
断熱は屋根でとっています。
また、屋根の構造内に通気層を設けています。

断熱の考えとしては小屋裏は居室内と同じのはずなのですが、現実には屋根の輻射熱は相当なもので、夏場の小屋裏はかなり暑くなります。

ottoさんがおっしゃるように屋根という物を通ってくる、または屋根そのものが発する熱の影響をいかに居室へ伝えなくするかが重要だと思います。
居室の快適さに視点を据えるなら屋根断熱、天井断熱どちらが良いかということではなく、各々の仕様で小屋裏空間をいかに上手く緩衝地帯として活用できているかが重要なのではないかと思い。

天井断熱で屋根裏空間に大きな熱が入ってくるのなら、それを抜くことによる効果はより大きいのではないでしょうか?
いくら抜いても、熱せられた屋根の熱が再度入ってくるという点が難点でしょうか。。。

いっそこの前増設した断熱材を『天井上』から『屋根下』に移設してはいかがでしょうか?
ロックウール100Kなら、実際はネオマフォームより断熱性は高いと思いますし、緩衝効果は相当高くなるのでは?

題して『ダブル断熱』。(爆)

投稿: shalo | 2008年2月15日 (金) 21時49分

shaloさんこんにちは。屋根断熱の構造、良く分かりました。ちょっと違うかもしれませんが、通気工法の壁が屋根に乗っている状態に近いんですね。勉強になります。(笑)

屋根裏換気の件、確かに屋根裏の温度が高いほど、その温度を下げれば効果が見えやすいとも言えますね。なるほどです。

実は私の実家では、父親が2階踊り場の天井にφ600くらいある工業用換気扇を取り付けていました。そして屋根上には散水スプリンクラーを設置・・・。

このへんについては屋根裏換気の検討をしながら記事に書こうと思っていますので、読んで笑っていただければと思います。ともかく、何かやってみる積りです。

それにしても、この断熱系の話って諸説紛々ですよね。

住んでみなければ分からないけれど、住めば必ず感じる差というわけで、現在検討中の方が、色々な本を読んで頭を悩ませるのが分かる気がします。住んでからでも色々考えるんですから。(!)

でも、本、記事、そして書き込みの中には少々神経質すぎると感じるものや、物理的にちょっとあり得ない?と思うようなものも・・・。

何度も試してみられないだけに難しい世界ですね。(笑)

投稿: otto | 2008年2月17日 (日) 15時02分

ottoさんと、お父さんって似てるんですね。happy01

投稿: shalo | 2008年2月17日 (日) 23時58分

ガレージに穴を掘ってみたり…ですね。(笑)

投稿: otto | 2008年2月18日 (月) 22時35分

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