ガレージ床の塗装~シーラー,上塗り1回目
ガレージ塗装の続きです。今回は塗装本番。まずはシーラーから塗装を始めました。
説明書によると塗装の際の注意事項は下のとおり。
- シーラーを塗ってから3時間から7日間の間に上塗りをすること。
- 気温5℃を下回ると硬化が極端に遅くなるのでそのような条件では塗装を避けること。
- 夜露にあたらないようにすること。
というわけで、午後からシーラー塗装開始、3時頃終了、その後夕食を食べて6時以降に上塗りを始めることにしました。上塗りを終えるのが9時になったとしても、12時くらいまでは夜露が下りることはないでしょうし、その頃にはほぼ硬化が終わっているはずです。その後、気温が下がったとしても塗膜にはそれほど影響がないだろうと考えました。
それにしても、上塗りの時期については硬化時間を待つばかりでなく、遅いほうの期限(2週間以内)まで決められているのは意外でした。硬化が進みすぎると塗料の密着が悪くなったりするのでしょうか。それとも、ホコリ等の堆積を心配しているのでしょうか。
さて、塗料のパッケージには、ポリエチレンパックに入れられた主剤と硬化剤、ビニール手袋、混合容器、撹拌棒、そして説明書が入れられていました。塗料にしてはやけに立派な包装です。
説明書に従い、パックの液をよくもみ混ぜてからローラーバケの容器に注いで、主剤と硬化剤を十分に混合します。主剤と硬化剤の量は質量、容量比ともに4:1と書かれています。混合と量比は硬化に大きな影響を与えますから十分に注意する必要があります。このあたり、理屈はエポキシ接着剤と同じですね。
ただ、今回は施工面積約16m2に対して、2kgセットの標準施工面積が16~18m2となっていて、2kgをちょうど使い終える計算でした。そのため、計量はせずにセットの全量を混ぜてしまいましたから、量比については完璧だったはずです。
まずは壁ぎわやピット周りなどの細かいところをハケで塗ったあと、ローラーバケで全体を塗り進めました。シーラーなので粘度はそれほど高くなく、作業は比較的簡単でした。下地のコンクリートが比較的滑らかだったので、ローラーは仕上げ用の表面が細かいものを使いました。正しいのかどうか分かりませんが、とりあえず、問題はありませんでした。
硬化は思ったよりも早く、水が抜けるとかなりの速度で反応が進むようです。冬場の低温で硬化時間が長くかかるのではないかと心配していたのですが、この様子だと、夏場だったら硬化が早すぎて苦労してしまったかも知れません。
シーラーを塗り終わった様子です。この段階では表面がしっとりしたという感じで、まだまだ光沢云々というレベルではありません。
ところで、容器に書かれていた塗り面積(2kgセットで16~18m2)は、実際のところ本当にピッタリでした。逆に言うと、余裕は全くありません。もしもこれから施工される方は、塗られる面積よりも2割くらいは余裕を持って用意されると良いでしょう。今回はたまたま良かったのですが、もしももう少しだけ荒れた面だったり、吸い込みが多い面だったりしたら完全にアウトになるところでした。
この冬の気温でも、塗装後1時間もすると塗料が指にべたつかない程度には硬化しました。このあたり、2液混合の反応硬化型塗料ならではかと思います。上塗りは3時間後からと書かれていたので、おやつを食べながら指定時間まで放置しました。
下塗りと同じく、端っこのハケ塗りから作業を再開しました。上塗り塗料のほうが粘度はだいぶ高いようです。硬化不良を起こすと厄介なので、撹拌棒での混合にはだいぶ時間をかけました。混合から塗装までは最長で4時間と書かれていますから、時間には十分な余裕があります。
塗料の量は上塗り塗料についてもピッタリになるでしょうから、あまり余分に塗らないように気をつけました。下地の隠蔽性はかなり良いと感じました。ベタベタに塗らなくてもすぐに下地の色が見えなくなります。『ラッカーとは違うのだよ、ラッカーとは』とでも言うのでしょうか。(笑)
塗料の隠蔽性が良いので作業性は非常に良好でした。このような塗装作業は初めてでしたが、作業としては特に問題を感じずに進めることが出来ました。実はローラーを使うのも、記憶にある限り初めてでして・・・。3才とかで使っているはずがないので、おそらく人生初だったと思います。
それから、道具を水で始末できるのも水性塗料の良いところですね。『水性エポキシ』といわれても、あくまでエポキシはエポキシ。いわゆるエポキシ接着剤のイメージがあって『本当に水で洗えるの?』と疑問に思っていたら・・・、はい、絵の具のようにとても簡単に洗えました。これは便利です。
油性塗料の場合、道具をシンナーで洗うのは良いのですが、その汚れたシンナーの始末に困ります。みなさん、どうされているのでしょうか。
1回目の上塗りを完了したところです。若干ながら艶が出ました。あとはきちんと硬化してくれることを祈るのみです。塗料に残った水分が凍結したりすると最悪なので、5℃以上を守れるよう、部屋の暖房を最強にして一晩おくことにしました。
18時間後に2度目の上塗りを行います。
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コメント
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おぉ!
順調に進んでいますね!
どこかの失敗ばかりしているガレージオーナーとは違いますね。(爆)
今後何かDIYするときは、ottoさんの後を追ってやることにします。(笑)
投稿: shalo | 2007年12月19日 (水) 02時32分
shaloさんこんにちは。
メールありがとうございます。危ないポイントをご指摘いただき、本当に助かりました。
最終的にうまく硬化するのかどうか未だ怪しいのですが、おそらく何とかなると思います。
今後ともよろしくお願いいたします!
投稿: otto | 2007年12月19日 (水) 12時18分