ホームズ彗星
ホームズ彗星(17P/Holmes)なるほうき星が大増光したというので、チェックしてみました。
17等級だったのが3等級まで増光したとのこと。これほどの大増光というのは、かなり珍しいのではないかと思います。増光の幅で言ったら超新星並み・・・?でしょうか。周期7年の短周期彗星だそうですが、今回限りで壊れて無くなってしまうのではないかと心配になります。(笑)
妻によると今はペルセウス座にいるというので、先日新調した双眼鏡を持って外へ。詳しい位置は知りませんでしたが、3等級の彗星ともなればすぐに分かると思いました。カシオペヤ座の星たちと同じくらいの明るさでボーっとした外観のものを探せばよいのですから。
そして程なくそれを発見。確かに大きな彗星です。
以前に彗星を見ようと思ったのは1986年のハレー彗星でしたか。あれからもう20年以上も経つわけです。せっかくなので記念撮影をと思いました。
とは言っても、暗いものを撮るにはどうしてもシャッタースピードを数秒程度まで遅くしなければなりません。その間、ぶれないようにカメラをしっかり固定しておく必要があります。言うまでもなく手持ちで絶対に不可です。しかし家にはまともな三脚がなく、あるのは一脚(足が1本のもの)だけ。
止むを得ず、カメラを一脚に付けて土に刺しました。(笑)
カメラの感度をISO1600に設定、70~300mmのズームレンズをMFで∞に合わせてマニュアルモードで露出3秒。セルフタイマーを使い、シャッターを押すときのブレを防ぎます。
本当に写るのでしょうか・・・?
あ、写りました。ピンボケですが。(笑)
真ん中にある、縁のはっきりっしない緑っぽい物体が、その彗星です。なんとなく、他の星と雰囲気が違うことがお分かりいただけると思います。
それにしても星の写真も手軽になったものです。昔だったら感度の低いフイルムで長時間露光。現像に出してプリントしてみるまでは出来栄えが分からず、入魂の1枚が失敗作だったときにはがっかりしました。①キャップを付けたまま露光した ②フイルムが入っていなかった ③途中でレンズに露が付いてしまった ④ガイド失敗 というあたりが失敗の代表例でした。
ただ、何故ピンボケなのかが分かりません。AFレンズって∞以上に回ってしまうのでしょうか。そういえば昔も同じ失敗をしたことがあるような・・・。確認が必要です。
お試し撮影でこれだけ写るのですから、まじめにやればかなり見映えのする写真が撮れそうです。太陽に近づくと尾が出たりするのでしょうか。
しばらくは晴れた夜が楽しみになりそうです。
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