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2007年11月26日 (月)

ブレーキパッドの交換(3)

Img_5810

せっかくバラしたので750のブレーキについて考えてみます。エンジンの出力300psに対して現物から分かるブレーキのスペックは下のとおりです。

D=φ300,t=28mm,ベンチレーテッドディスク,シングルポット。

280psを標榜するBNR32のGT-Rとディスクの寸法としては同じようなものです。ただし、BNR32の車重は1440kg程度。750の車重が1860kgあることを考えると、これで良いのかと思います。両者、デビュー時期はそれほど変わりません。

Img_5812

そして下にあるのはY50フーガ4500GTのFブレーキ。D=320mm,ベンチレーテッド,2ポット。ディスクの直径が大きいだけでなく、2ポットでパッドの面積も1.5倍くらいはあるでしょう。

両方とも車重は同じくらいですから、フーガのほうが明らかに基本諸元に余裕があるということになります。低ダスト性と制動力を両立させるにはこのサイズが必要なのでしょう。E32もヨーロッパ仕様は4ポットだそうで、なぜ日本向けだけがこのような仕様になってしまうのか非常に疑問です。

また、750のブレーキで非常に疑問なところは、パッドの摩擦力を直接受けるパッドのハウジングがホイールの外側で連結されていないことです。

写真にあるフーガのキャリパーを含めて多くのキャリパーではパッドをおさめたハウジングはパッドを一回りする形で頑丈に作られていますが、750のブレーキでは車両の外側に面する部分のハウジングが切れてしまっています。

ストラットからの片持ち梁の格好になりますからブレーキユニットの剛性という意味では圧倒的に不利な設計です。外側のパッドを押さえるヘンなスプリングは付いていますが、剛性を増すような部材ではありません。l何故このような形にしたのか理解に苦しみます。

また、ピストンキャリパーを支えるスライディングピンの寸法も少々心許ないように思います。少々古いのですが私の記憶が正しければ、HR31のころの日産のキャリパーではスライディングピンはピンの摺動部の直径よりもネジの直径のほうが大きかったように記憶しています。E32は逆です。摺動部の直径よりもネジの直径のほうが小さくなっています。

ブレーキングでの発進、停止際での『ブリッ』とか『ダルッ』とかの低周波音も、ブレーキキャリパー周辺の剛性の不足の所為ではないかと思います。

うーん、こう見てみると、なんだか『ドイツ車のブレーキは…』という言い方で漠然とそれが優秀であると信じるには少々問題があるような気がします。

所詮、ローター、キャリパーサイズなどの基本的な諸元の設定ではなくて、単にダストを嫌うのか嫌わないのか、そのパッドの設定による差でしかないのではないのかという気にもなります。

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コメント

ブレーキを物語るときには確かに色々な評価基準が存在します。 数値的な評価は基本的な緒元で比較する事も可能ですが絶対的な制動域・動性評価・タッチ感といったものは非常に評価しにくいものがあります。

しかし多くのドイツ車が高評価を得る要因として車両としてのバランス性能が挙げられます、制動といっても車両全体で止まろうとする際の動きが重要になります。 メルセデスやBMWがその制動時に挙動が安定していることが全てを物語っています、重量バランスの悪い日本車の場合はその制動力がフロントに偏るので単に車格で比べてはいけません、実際に何処かのテストが可能なコースで200km以上の速度域でフルブレーキングをしてみれば判ります。 車体全体がバランスよくドシッっと沈み4輪でしっかりとブレーキングされ見事な制動を見せてくれます、国産車ではフロントが沈み込んでしまい同じブレーキでは止まれないのでサイズや容量を増やしたもので対抗せざるを得ないのです。 速度制限が無いドイツではローターサイズもポット数も多い仕様ですが制限のある日本ではその必要性が無いので仕様を落としてバネ下重量の軽減を図っているのです。 サスペンションの構造的にもマルチリンクはブレーキ制動コントロールに有利です。

投稿: たけ | 2007年11月26日 (月) 02時15分

こんばんは。
楽しそうですね~。
しっかりシートを敷いてるあたりは、さすがです。
これならフルードの缶を倒してもOK?

ところで、以前ご質問のあった床用塗料の耐久性の件
さすがのエポキシでも、やはりブレーキフルードはNGらしいです。。。
わたしの質問に対して、わざわざ塗料メーカーであるニッ〇クがテストしてくれた結果なので、確かだと思います。
厚膜でもダメだったそうです。
長時間放置すると塗膜が侵食され、最後には剥がれてしまったそうです。

見たところ750のキャリパーは片押しのようですね。
片押しだと、ピストン周辺の部品そのものがハウジング内をスライドするので、対向キャリパーの様に全体が一体になっていないものですが、ご指摘のとおり途中で途切れているのは納得できない感じですよね。
案外日本仕様にするためにわざと剛性を落として、効き始めを穏やかにしてるとか。。。

ま、こんな構造でもビタッと安定して減速、停止できるのはさすが欧州車ですよね。
スペックだけではクルマが見えてこない部分ですよね。

投稿: shalo | 2007年11月27日 (火) 01時35分

たけさんこんにちは。
ブレーキの評価、フィーリング的なところまで踏み込むと評価が難しいですね。単純な制動力だけでしたら100-0km/h、あるいは海外の雑誌が好きな100-0mile/hテストあたりで見当を付けられるのでしょうけれど。
減速Gだけで比べた場合、私としては750の制動力はそれほど強力な部類だとは思っていません。タイヤがサイズの都合でdbEuro→Playzなのでちょっとアレですし、車両に問題がある可能性も否定できませんが。(笑)
ただ、フルブレーキング中の安定感はしっかりしたものを持っていると思います。ABSがガリガリ言っている間、お尻が落ち着かない車もありますよね。さらにブレーキを残しながら旋回に入る際の前後バランスですとかフルブレーキング中の安定性などと考え出すと色々です。FRらしい回頭性という意味では少々モーションは大きいながらも750の動きは好きです。NM35のステージアなどでは、かなり酷いことをしないとアンダー一辺倒ですから。
750でサーキットに行ってみたいとも思うのですがデフナシではイライラが溜まりそうです。(?)

投稿: otto | 2007年11月28日 (水) 13時35分

shaloさんこんばんは。
床の塗料、メーカーさんがテストしてくれたんですか?! 塗装トラブルの時の対応も含めて、なんとも良いメーカーさんですね。驚きました。
とはいえ、やはりブレーキフルードはダメでしたか。幸い私はまだ被害を出したことはありませんがボディーの焼き付け塗装がダメになるそうですからね。もし床を塗装した時にもこぼさないように気をつけます。逆に、その剥離性能を活かして何かのクリーナーに使えそうな気がします。
それから敷物の件、記事の本題と違うところにチェックが入ってますね。(笑)実は今回の作業のために極厚のポリエチレン製のシートを買ってきたんです。ポリエチレンなら侵されないはずなので。ガレージを汚せない小市民ということです。(笑)
ブレーキの件は後ほどまた続きの記事で。パッドの交換は何回目かですが、そもそもキャリパーの支持について剛性をとろうと考えた構造にはなっていないことに気付きました。良し悪しは別として設計思想が違うことだけは確かですね。

投稿: otto | 2007年11月28日 (水) 22時52分

ポリエチレンシート!
いただきです!

そういえば、廃フルードを入れるボトルの素材って何なんでしょうね?
ポリプロピレンでしょうか。
とにかくシートなり、トレイなりを敷くという対処が一番賢明なのでしょうね。

そもそも業務用のガレージの床塗装は恒久的に使うものでなく、時期が来たら塗り替える前提でしょうから、個人ガレージの床用塗料のニーズとは合わないのかもしれませんね。

いつもいつも本題と違う所ばかり指摘しててすいませんです。

投稿: shalo | 2007年12月 1日 (土) 00時57分

shaloさんこんにちは。
ポリエチレンシート、耐薬品性は良いのもの、風で浮き上がってマフラーに付いたら少々縮んだところが出来てしまいました。熱には弱いですね。もしお使いになるなら気をつけてください。(笑)
廃フルード入れというか、あの手の樹脂製の容器はポリプロピレンが多いのではないでしょうか。ポリプロピレンだともう少し熱には強いですよね。私はいつもお茶のPETボトルを使っています。
床の件、業務用は"塗り替える前提"ですか。そういうふうに考えたことがありませんでした。なるほどと思います。何れにしても、汚れる前に早く塗装してしまいたいものです。というか、実は樹脂タイルで仕上げるというのはどうかとも思っていまして・・・。

投稿: otto | 2007年12月 1日 (土) 08時48分

あ、樹脂タイルですか。
いいかも知れませんね。

エポキシほどではないですが、結構艶やかに仕上がるんじゃないでしょうか。
クルマ一台分+αのスペースなら、作業は丸一日で済むと思います。

接着剤は慎重に選んだほうが良いかもです。
室内用の物は水性が多いと思います。
水を使う店舗などではどんな接着剤を使っているのか???

クルマを入れるスペースとなると、重歩行用が必要でしょうか?

わたしは比較的安価な室内用のタイルを使って10畳ほどのロフトを仕上げましたが、材料と道具とで5万円ほど掛かりました。ご参考までに。

投稿: shalo | 2007年12月 1日 (土) 20時51分

shaloさんこんばんは。タイルはやはり重歩行用が必要になるでしょうね。店舗などでは必ずしも重歩行用に見えないようなものを使っているところもありますが、それこそ貼り替え前提なのでしょう。

費用についてのコメントもありがとうございます。やはりそれなりにかかるようですね。

今度、勤務先の床の張り替えを知人に頼むので、接着剤のことなど訊いてみようと思います。値段によっては頼んでしまったりして…。(笑)

投稿: otto | 2007年12月 3日 (月) 22時05分

タイル貼りは、わたしが施主施工した作業のなかでは楽しい部類のものでしたよ。
広く四角いスペースに、ただ均等に貼っていくだけなら、DIYがお好きなottoさんも楽しめるのでは?

ただ、道具や材料など、おそらく当分使うことのない物への出費はもったいないかもしれませんねー。

あ、ブレーキフルードに耐える接着剤なんて有るのでしょうか???

投稿: shalo | 2007年12月 5日 (水) 01時03分

shaloさんこんにちは。
道具はそれほどの額ではありませんよね。勝手口に天然石を貼るという計画もありますから、揃えても良いと思います。今、タイルの選定中ですが、色的に冒険するかどうか決めかねています。
一方、樹脂タイルで失敗すると接着剤だらけで取り返しが付かなくなるので、一回水性エポキシ塗料を試してみようかとも思っています。塗装の上からタイル貼りというのはOKでしょうから。このへんは近々記事にしようと思っています。
ブレーキフルードに耐える接着剤というのは難しそうですね。隙間なく貼っておけば、「こぼしたらすぐに拭く」のでもなんとかなるかなあと思っています。

投稿: otto | 2007年12月 5日 (水) 12時33分

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