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2007年11月17日 (土)

スピード違反のこと

先日、テレビの警察密着レポートものを見る機会がありました。熟練の警察官が速度違反の車両を取り締まる様子をレポートしています。

確かに危険を伴う大変な仕事だと思います。違反を認めようとしないドライバーとのやりとりを冷静にこなす警察官には畏敬の念を禁じえません。

しかし…です。

たまたま警察官の目についた違反者を1件ごとに人の手で検挙することが、果たして交通事故関係負傷者を減らすという最終目標に対してコストパフォーマンスも含めて効果的と言えるのでしょうか。そして、なぜ"全ての運転者が"速度規制に違反するのでしょうか。

同じ運転技能の運転者が自動車を運行した場合、速度が増すほど事故における被害が増すということは、どのような考察によっても疑う余地のない事実です。仮に、衝突速度が10km/hくらいまでならば致命的な被害が生じる可能性は極めて低いでしょう。一方、衝突速度が50km/hにもなれば、その可能性が極めて高くなることは明らかです。

ですから、傷害の発生を防止するという観点において、車両の走行速度を制限するというのは極めて合理的なことです。

ただ、それを目的として速度の規制を実現しようとするのなら、もはや特別予防としての取り締まり以外にいくらでも手段があります。

どうせコンピューター制御の車ばかりなのです。スピードリミッターを100km/hに設定すれば良いことです。RB20の頃の日産車であれば、今まで180km/hリミッターのために「5A」と書いていたアドレスを「32」と書き換えるだけです、コストは一切かかりません。

公道上では法律によって、あらゆる自動車の最高速度は100km/hを超えることはできないのですから、多少の誤差を考えても、リミットを120km/hに設定するすることに異論を唱えることはできないはずです。それなら「3C」と書けばよいでしょう。

或いは、とにかくそこらじゅうの道路にオービスを設置しまくるのです。メーターの誤差を考慮し、それぞれの制限速度を5km/h越えたら撮影。検察から車の使用者に呼び出しが来ます。使用者がに呼び出しに応じなければ所有者を罰します。所有者も呼び出しに応じないようであれば、その車の車検を更新できないように処置します。

こうすれば極めて"公平"です。違反の取り締まりを自動化すれば人件費も浮かせます。オービスだって談合を止めて大量生産すれば1台100万円以下でできるでしょう。恩給を考えれば、警察官の人件費の1ヶ月分くらいではありませんか?警察の経費が減れば税金も減らせます。悪いことなど何もありません。(笑)

もちろんこれは警察の決めることではなくて立法府が取り扱うべき事項ですが、何故このような簡単なことを法制化しないのでしょうか。

要するに、本当は必要性もないし、やる気もない、あるいは誰かが利権で儲けているのでしょう。あらゆる法令違反のなかで、速度違反ほど違反率の高いものはありません。高速道路で3割~5割、一般道ではほぼ100%が違反車両なのですから。

合理的な根拠に基づいて規制をやるならやる、やらないならやらない。「捕まるのは運が悪い」的な発想を払拭するつもりがあるなら、ここのところをはっきりするべきでしょう。

GT-RがGPSで場所限定リミッター解除なんて言っていますが、輸入車は昔から210km/h、250km/h、あるいはリミッター無しです。国内メーカーだけに偉そうに指導して輸入車は野放しというのはどういうことでしょうか。ニュルでポルシェターボを…なんて言いながら、きっちりと日本らしく、西欧列強には甘いんですね。

制動性能にしても、国交省の基準は全般にものすごく甘いわけです。その基準ほど止まらない乗用車など、今の時代にあるわけがありません。それなのに、乗用車としてはあり得ない制動性能に合わせて作られた(と思われる)基準で全ての自動車の制限速度を決めるなどということは、全く合理的ではありません。

速度規制についての取り締まりの活動は、とにかくコストパフォーマンスに優れないことをやっているというのが私の印象です。

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コメント

管轄の違うお役所仕事の典型例ですね。 司法・立法・行政と同じように規制を決める側と取り締まりを行う側がそれぞれ管轄が異なりお互いに協力されていない事や車両の製造者責任といった部分にまで踏み込んだ事をしようとしない事が歪みを生んでいるのではと思います。

速度違反に限らず違反については一般的に減点や免許の使用制限の他に反則金や罰金が科せられます、しかしそれらの中の「行政処分」の意味合いを理解している人はあまり多く有りません。 処罰を受けている先が異なるんですよと言っても「???」です(笑)

違反についても同様で軽度と重度の理解もあまりされていません反則金と罰金もご存知のように異なります刑としての処罰、いわゆる前科と同じ事になるのですが当事者には罪人としての意識はありません単なる「違反」としか感じていないのです。 ですからテレビを見ていても飲酒運転者が罪の意識が薄いのはうなずけます、飲酒者は例外無く一度服役刑務という事になれば世間的にも飲酒運転は犯罪なんだと認知されるのでしょうが今は皆「運が悪かった、違反で捕まっちゃった」と思っている訳ですね。

警察予算には反則金の水揚げが入っているそうですから、彼らにとっては単なる集金業務なのかもしれないですね。

個人的には「運が悪かった」で終わってくれている方がありがたいですが(笑)。

たけさんこんにちは。

製造物責任対策で車にPLシールが貼られるようになったら面白いでしょうね。

「アクセルを踏みすぎると重大な事故につながるおそれが・・・」「ハンドルを回すと重大な事故につながる恐れが・・・」「急にブレーキを踏むと・・・」「メーターを見すぎると・・・」「排気ガスを吸い続けると・・・」「タイヤに踏まれると・・・」「エアバッグに近づきすぎると・・・」などなど、車中がPLシールに。(笑)

以前に産業機械を作っていたとき、あまりのPLシールの多さにバカバカしくなったことがあります。車の場合は免許制度でそのへんの教育が済んでいるものとして扱うのでシールは貼らないでしょうか。

反則金制度と罰金制度、行政処分と刑事罰、確かに違いを理解してない人も多そうです。というか、殆どは知らないのでは・・・?

そういうことと無縁で居られるのがように・・・気をつけます。

kogeさんこんちには。

考えてみると、反則金の行き先ってどこになっているのでしょう。都道府県経由国庫とか・・・でしょうか。

首都高速のオービスを100km/hに設定すれば50km/hオーバーで10万円の罰金がわんさかでしょうね。1分に1回撮ったとして1日で1億4400万円(!)。

地方検察庁とか簡易裁判手続きとかがパンクしそうですが。(笑)

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    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

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  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

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    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

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