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2007年9月 9日 (日)

枝葉末節~本筋で何を選ぼうとしているのか

先日の選挙では大きな動きがありました。

いわゆる年金”記録”問題が急にマスコミでクローズアップされてコトの成り行きに大きな影響を与えたようですが、なぜそのようなことになったのか…?

なぜ民主党が年金”記録”問題を把握できたのか?

国民の多くが与党にNoを突き付けたつもりが、結果的に社会保険庁の問題体質を是認したと見做せる結果になったとはどういう意味?

詳しくは下の記事をご覧ください。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070719_20th/index.html

私は上の記事の内容を直接当事者に検証する手段を持っていません。その意味で、この記事にある内容が間違いなく正しいかどうか私には分かりません。

ただし、この記事と同じ内容の論評は各所で見られますし、逆に、その考え方が間違っていると主張する記事には出会ったことがありません。すなわち、記事の内容の妥当性にはある程度の蓋然性を認められと考えています。

ただ、このようなことを、何故マスコミが報道しないのかが不思議です。有権者にとっての大切な判断材料ではないでしょうか。また、与党もなぜこのようなことを色々な場面でアピールして行かないのでしょうか。

ある与野党参加の討論番組で与党側が

「だって、我々が(年金記録の)データを要求しても出てこないんですよ。なぜ民主党が手に入れることが出来たのか不思議だ。」

という内容のことまでは言っていたのですが、

「与党案のように社会保険庁を解体されてはたまらないと考えている社会保険庁内部の人間が、意図的に自分たちの失態をリークして、自分たちの労組が支持していて、かつ、社会保険庁を解体しないと言っている民主党を利することを目論んだ。」

とまでは言いませんでした。

これをアピールしてしまえば与党にはだいぶ有利な材料になったでしょうし、そんな選挙向けのことは別として、『ダメな役所は解体』という当たり前の選択をできたと思います。

何かアピールできない事情があったのか、あるいはそのような事実が無かったのか…。

結果的に、有権者は、『今回のような問題を起こしている役所をそのまま温存してヌクヌクと生き残らせるべき』という選択をしました。

私はべつにどの政党の党員でもありませんし、どこかの政党の議員に世話になっているわけでもありませんから、良い政治をするのであればどの政党が仕事をすることになっても全く構いません。

ただ、これで良かったのでしょうか。

枝葉末節の事象に気を取られて、本筋を見誤ってはいないのかと、非常に疑問に思います。

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日々のこと」カテゴリの記事

コメント

わたしも無党派ですが、この辺の問題について日々考えております。
ひとつ大きな疑問があります。

問題を起こした議員は辞職、社長は辞任、組織は解散。。。
これって責任をとるってことになるんでしょうか?
「にっくきアイツに罰を与えてやれた」って国民は満足しているんでしょうか。

問題の本質を解決しないままに、煩わしいものを目の前から消しただけなのではないでしょうか?

社会保険庁についてなら、まず現在の構成員が自ら『消えた年金』等の問題を解決することが必要だと考えます。
『自分のケツは自分で拭く。』
これを徹底すべきではないでしょうか。
当然、しかるべき立場、見識の人間のコントロール下で。
もちろん、それに掛かる人件費の支給はなし。自ら起こした問題の解決に要する時間外労働に手当てを支給するのはオカシイですから。

その後、問題解決に筋道が付いた時点で組織解体等を検討する。
大きな問題だけに、こういう順序が必要だと思うのです。

『責任をとる』って難しいですね。


shaloさんコメントありがとうございます。

ご指摘のとおり、解体することが目的になってはいけませんよね。

健全な年金制度を運用できるようにすることが目的なのですから、方法や手段はその目的に沿って適宜選択すれば良いと思います。それが合理的であれば、解体しないという方法もあり得るのでしょう。

また、私も『辞める』というのは責任を取ったことにはならないと感じます。個人の感覚としては『自分でやったことについて自分の力で賠償を完了してようやく責任を取ったと言える』のではないかと。少なくとも、起こしてしまったことの整理くらいはするのが当然でしょうね。構成員も責任者も。

問題に気付いていても何もせず、危なくなったら割の良い退職金をせしめてバイバイ。これなら私もやりたいですよ。プライドを捨てられれば。(笑)

再調査について、初めは予算の範囲でやるようなことを言っていましたが、なし崩しになるような雰囲気。このへんは非常に遺憾です。

以前にも書きましたが、私としては『社会保険庁が杜撰な管理を行っていた』→『もはや社会保険庁は信用できない』→『組織を作り直す』という方向で多くの人が考えていたはずなのに、蓋を開けてみたら今回の結果になったというところが大きな疑問です。

現状、犯人(責任)探しと制度運用を改良する手法の話がごっちゃになっていまっています。誰が出した案でも良いので、全体に対して適切な選択ができればと思います。

shaloさんの仰るとおり、順序良く粛々と是正が進むよう注視することにしましょう。

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