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2007年7月19日 (木)

占い・・・

「A地では、ある一定の規模(震度)より大きな地震は発生しない」と言われても、私はその予想を信用することはできません。

「大きな地震が起きるとは言われていなかった地点」「断層があるとは思われていなかった地点」で、大きな地震が起こることが度々あるからです。

おそらく、どんな専門家に言わせても、「A地点では震度○(加速度○○○gal)以上の地震は発生しない」とは言えないと思います。

一方、ここ数日の報道を見ながら原子力発電所の耐震設計について調べてみると、その設計においては、土地の過去からの来歴、地層、断層の状況等を総合的に判断して、想定震度を決めるようです。

これは一見、合理的な手法であるように見えますが、前述のとおり、「地震が起こる」予想ならまだしも、「一定以上の地震が起こらない」予想というのはあまり当てにならないようです。どうも占いのように思えてきます。

と、すると、原子力発電所の設計は、その信用ならざる予想を計算の根拠にして行われているということになりそうです。

絶対に壊れてはいけない設備の設計において、そういうやりかたというのは如何なものでしょうか。

それから、最近作られた設備ほど、設計地震加速度が増してきているというのも理解できません。最近は同じ場所でも地震の震度がどんどん大きくなるような地球の変化が起こっているのでしょうか。なぜ過去においてもそうしなかったのか理由が分かりません。

岩盤の上に直接建てる原子力発電所と、地盤の上に乗っているだけの一般住宅を単純に比較することは出来ないのでしょうけれど、初期の原子力発電所の設計地震加速度を見たら、一般住宅の設計に使う地震加速度と大差ないと思われる数字が載っていました。

最近の一般住宅で住宅性能表示の耐震等級3を取得した建物なら、想定地震加速度という意味では初期の原子力発電所よりも丈夫そうです・・・。

もちろん、想定地震加速度の2倍を超える加速度が観測されたなどと言いながら、設備の重要な部分が損傷を受けた例はないようです。

設計に当たっては想定に対して極めて大きな安全率をかけているでしょうし、何十気圧、あるいは百何十気圧もの圧力がかかる圧力容器や配管などが、外力によってそう簡単に破損するとも思えませんが・・・万一のときに炉を安全に停止させることができるのかどうかと考えると、やはり心配です。

ですから、設計強度を減らしてコストを削減するために行う地域ごとの地震規模の予測などやめて、少なくとも炉を安全に停止させるのに必要な設備だけは、地球上で今までに観測された最大の地振動に3倍をかけたくらいの振動にも耐えるように設計しておくべきでしょう。

あ、電気料金は高くなってもしょうがないと思いますよ。全体の安全のためですから。

ニュースを見ながら、素人はそんなことを考えました。

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