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2007年5月14日 (月)

ヘッドライトのお掃除(取付後)

Img_4738

750の純正ロービームをダメにしてしまったので、とりあえずはOEM品を取り付けました。ハイビームは純正のままですが、きれいに掃除したのでまるで新品の輝きです。

若干(?)の失敗はありましたが、これでようやく曇りのないライトを手に入れることができました。美観的には非常に満足です。

Img_4741

このOEM品は髭ランプと言われるタイプなのですが、内部にアルミテープを貼ったので”髭”の部分がそれほど目立たなくなりました。”純正そのまま”が好みなので、まあなんとか許容範囲です。

プロジェクター内にあるシェードは表と裏の両面を耐熱シルバー(耐熱600℃)で塗装しました。レンズが白っぽく見えるのはそのせいです。青にでも塗ればそういう色味で映り込むのでしょう。

シェードに反射して戻った光はリフレクターに2回反射して上側から投射されるはずなのですが、以前にフォグランプで試したときにはそれほど効果を感じませんでした。まあ、そんなに効果があるのものならば、純正でそうしていますよね。金属部品(シェード)のメッキなんてそんなにコストがかかるものではありませんから。要するに気分の問題です。

さて、前置きが長くなりましたが、肝心の明るさはどうなったのか・・・です。

はい、たぶん明るくなっています。

(1)ロービーム

ランプユニット本体をOEM品に替えると同時に、またリフレクターが融けると嫌なのでバルブをIPFの65WからRAYBRIGのレーシングクリアの55Wに付け替えました。バルブの出力は減ったわけですが、それでも以前の状態よりクリアで明るくなったように感じます。やはり新品のリフレクターと埃の付いていないレンズの効果でしょうか。

光の色味こそ違うものの、フォグランプと同時点灯すれば私のもう一台の車であるNM35ステージアのHIDロービーム+H4ハロゲンフォグよりは明るいと思います。

期待された”髭”部分の効果については・・・いまいち分かりません。点灯させた状態でレンズのその部分を覗き込んでみても、それほど強烈な明るさを感じるわけでもありません。”髭”をふさいだ状態とふさがない状態での路面の明るさを照度計で測ってみることにします。

また、このOEM品は、お店の方が強調していたとおり、配光がきちんと右側通行用になっていますから、光軸調整もごく普通に可能でした。ただし、配光パターンが純正の( ̄|_)形から、よくある(\_)形に変わります。そのため、左路側方向の明るさは少し増しているように感じます。

(2)ハイビーム

レンズ・リフレクターともに洗浄しただけです。バルブは以前ロービームに入れていたIPFの65Wを入れました。ハイビームはそれほど長時間連続点灯するわけではありませんから、たぶん、リフレクターが融けたりはしないでしょう。

点灯してみると、それなりにクリアな感じになったとは思います。明るさについては、どちらかというとバルブの効果のほうが大きいでしょう。特に750はハイ・ロー同時点灯の4灯ですから、本当に「ビカーーーッ」と、夜闇を切り裂く感じです。

明るさを確保するということに対してリフレクターが深くて丸いというのは非常に有利です。フィラメントから周囲に放射される光を無駄なく反射させて前に送り出せますから。

ステージアもハイビームではハイ・ロー同時点灯だと思うのですが、どうにも配光がいけません。ぼわっと光が広がってしまって光が飛ばないと言うかボケているというか。やはり異型ランプというのは明るさの面で圧倒的に不利になるようです。

そんなわけで、とりあえずヘッドライトのお掃除(交換)作業はこれで終了です。OEM品がどのくらいの期間、その機能を維持できるのか、今後の観察が欠かせません。

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コメント

ご無沙汰してます。
タイミング的にはこちらの記事に影響された形で、愛車(ottoさんの旧愛車)のZ32も先週末ヘッドライトのお掃除をしてみました。
結果から言うと、汚れで白く濁り「白内障」になっていたプロジェクターランプの濁りが取れ、キラキラとして少女漫画の目みたくなりました(笑)。
但し作業は思ったより大変でした・・・
まずZの場合はヘッドライトASSYを外すのにタイヤ・フェンダーライナー・ウインカーを外す必要があります(汗)。ヘッドライトASSYも分解はできないので、針金等にティッシュを巻きつけて、バルブの穴からシコシコ汚れを拭うしかありません。
結局週末2日間のの大半を費やしてしまいましたが、Zの不満点でもあったロービームの暗さもやや改善されたように思います。
何より、古い車なのになんとなく小奇麗な感じになり、オーナー的には満足です。
ではまた。。。

こちらこそご無沙汰です。
白内障、古い魚の目。表現する人によって様々ですが、あまり気分良くありませんよね、古いプロジェクターレンズ。しかし掃除後は少女マンガの目とは・・・素敵過ぎます。☆出てますか?ぜひ拝見したい・・・。
あ、近々拝見できる機会がありますね、楽しみにしております。
作業は大変でしょね。Z32のことを考えると750の作業はそれほど酷くないようにも思えてきます。ライトなんてすぐ取れますから。Z32はエンジニアがエンジンルームの配置配管を設計するのに嫌気がさしてノンインタークーラーにしてしまおうという案が出たとか出ないとかいう話があるそうですね。
ディアブロやR382に流用された名物(?)ライトユニットではありますが、明るさを根本的に増そうとするとHID化ですとか、レンズ径の大きくなった後期ユニットに交換とかになってしまうようですね。
ま、でも、オーナー的に満足であればそれが一番です。常時フォグライトONでなんとかしのぎましょう!
次はアルカンターラでシートの張り替えなんて如何ですか??(笑)

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

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    このサイトのおかげで腹筋を割ることができました。無料サイトであるにも関わらず「ダイエットと筋肉トレーニングにおいて本当に必要なこと」が強調され、非常に有益な情報が提供されています。 夏前になると「6パックを手に入れる」的な特集を繰り返し組んで、色々な運動を羅列しただけの雑誌を買うのがバカバカしくなります。 多くの雑誌では、運動の優先度、そして何より時間軸でのトレーニングの進め方が載っていません。 「10回繰り返せるくらいの負荷で3~5セット行う」という書き方をしていることが多いのですが、「じゃあ、今日50kgのウェイトで10回3セット出来たとして、次回もその次も同じようにすれば良いの?」という疑問には答えてくれないことが殆どです。 読者がそう言った疑問を持たなければ毎回同じ負荷で同じことを繰り返し、つまり体は変わらない、ということになるわけで、記事として非常に中途半端であり不誠実です。 全員が6パックになってしまうと雑誌が売れなくなるので大事なところを端折っているのかも知れませんが。 このサイトでは、「行うべき基本」はシンプルで明確なので実行も容易。非常にお勧めです。
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