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2007年4月29日 (日)

ようやく点検

Dsc_4074

さて、若干の異音を感じていたフロントの足回り、やっとチェックすることができました。正直言ってこの車の足回りをきちんと下から見るのは初めてです。

形式としてはストラットということになるわけですが、一見してずいぶん凝った作りというか何というか。丸い鉄棒のテンションロッドで板金製のロアアームを前に引っ張っている古い単純なストラットしか見たことがなかったものですから少々驚きました。

動きも独特なものでしょう。ストラットの下側の支点が一つではありませんから、回転中心は転舵に応じて移動して行くのでしょうか。前後方向のコンプライアンスは大きそうですし、ブッシュ類の剛性のつり合い次第でどうにでも動いてしまいそうな構造。凝っています。

実物を見たことはありませんが最新の7シリーズのフロントサスペンションもストラットだそうですね。スペック表を見たときには「未だにストラット?」と思ったのですが、確かに、こういう懲り方をするのならストラットなりのメリットを引き出せるのかも知れません。カタログの表記ではどれも同じ”ストラット”ですが、車によってずいぶん違うものなんですね。

一方、アームの角度と言い、支持部の構造(スフェリカル)と言い、巷で言われているとおり、ブッシュ類には非常に厳しいことが想像できます。

Dsc_4078

そこで本題のチェックです。

この車は5万キロのころにスタビブッシュ、アッパーアームブッシュ、そしてリサーキュレーティングボールのステアリングギアボックスを交換しています。交換した場所は色がきれいですからきちんと交換はされているようです。身近でMBディーラーでラジエターのインチキ請求の話を聞いたことがあり、実はちょっと心配でした。(笑)

とりあえず手でアームを持って強く揺すってみても、ブッシュに亀裂が入っていたり、破断したりしているような箇所はなさそうです。心配していた各スフェリカルジョイントの部分もとりあえずはOKの感じです。

ただし、問題と思われるところが2箇所ほど。

  1. アッパーアームのブッシュの中心にあるブロック(凸型の部分)が左右で違う角度になっている。(左側がねじれている)
  2. アイドラーリンクのセンターシャフトにラジアル方向のガタがある。

1.はアーム取り付け時の締め付け作業に問題があったのでしょう。車両の全てのタイヤに荷重がきちんとかかった状態で締め付け(1G締め付け)を行わなかったようです。そうでなければねじれるはずがありません。きっとリフトで上げたまま締めてしまったんでしょうね。

”1G締め付け”というのはこの種のブッシュ交換で非常に常識的な作業だと思うのですが・・・、まったくあのディーラーは何をやっているんでしょう。ねじれたままにしておいたらブッシュがずぐにダメになっちゃいますよ。このブッシュ、形状的に弱そうですし。

で、取り付けボルトを緩めて調整しようとすると・・・。なんだかあまり締まってないなあ。(泣)

メガネが入らないのでスタビの支持部を外し、改めて左右両方の取り付けボルトを緩めます。ほら、ちゃんと左右同じ角度になるではありませんか。つまり、ブッシュ自体はまだ生きていた模様。

このくらいの差で何か変わるのかどうか分かりませんが、気分的にはこれでスッキリです。 ついでに手の入るところのボルトは全部増し締めしておきました。

2.は単純に磨耗でしょうね。アームを揺すると少し上下にカクカクします。この感触と音、問題の異音に非常に似ています。異音は左前から感じていたので場所的にも矛盾はありません。もしかしたら問題の異音の原因はこれかもしれないと期待が膨らみます。代えの部品は持っていなので、とりあえずは中心のシャフトの向きを90度変えて様子を見ることにします。手で揺すっても調整前のようにカクカクすることはなくなりました。

それにしても下回りの汚い車です。以前にパワステオイルの入れすぎでタンクから吹かせたオイルにゴミが入ってそこらじゅうを汚してます。これは近々掃除しないといけませんね。

メンテは掃除から。これではオイル漏れにも気付きません。

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