ポーン・・・その後
「TRANS PROGRAM」という重症エラーメッセージを発した750。
その次の日に関越道を100km/h+のスピードで走っていると、再び同じメッセージが発せられました。(泣)
ただ、今回はもう3回目なので、少しは状況を確認することができました。
【予兆】
以前と同様に、アクセル開度が小さい状態でぐぐっとエンジンが重く感じるようになる。アクセルの踏み込みとエンジン出力が比例しない感覚。
【症状】
- 予兆が出た状態でアクセルをあおってもエンジンは反応しない。
- 更に深く踏み込む(キックダウンスイッチ手前まで)と、エンジンの反応はないものの、トランスミッションはキックダウンする。
- ただし、その状態は長く続かず、すぐにエラー表示が出て3速固定となる。3速固定になったあとはアクセル操作を素直に受け付ける。
- 症状はオートクルーズ中でもそうでなくても発生する。
という感じです。
制御の詳細は良く分かりませんが、この症状からすると
- キックダウンスイッチ手前のアクセルの踏み込みでキックダウンが出来たということは、アクセル開度センサーは正常
- キックダウンが出来たということは、トランスミッション系は基本的に正常
- 3速固定になってからの走行に問題はなく、スロットルアクチュエーターも正常?ただし、小開度部分に問題ありか?
- オートクルーズ中でも症状が出るということは、スロットルアクチュエーターの制御回路の異常
という感じがします。
コントロールユニットのハンダ不良等も考えられますが、まず最も疑わしいのは各コネクター類の接触不良です。接触不良で微小開度領域におけるスロットルアクチュエーターのフィードバックがうまく働かず、そこが自己診断回路のチェックに引っかかったのではないと。
そんなわけで、関係するコネクターとコントロールユニットを片っ端から抜き挿しして接点復活剤を吹いてやりました。こころなしか、アクセルレスポンスが良くなったような・・・。(笑)
結果、今日は同じように走って予兆、エラーなしです。
このままで済むのか、はたまた再発するのか。
まったく予断を許しません。
« 衝突安全性のこと(車両重量との関係) | トップページ | こんどはシート・・・ »
「車」カテゴリの記事
- 宮沢湖メッツァビレッジ(2019.05.26)
- 製品の均質性に感心! ~ 交換部品手配(2018.06.17)
- 大洗へ一泊旅行 ~ 海辺編(2018.03.04)
- 大洗へ一泊旅行 ~ 宿・食事編(2018.03.03)
- モーニングクルーズ ~ 緑の車(2018.01.19)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
頑張って分析されていますね(笑)、症状発生の殆どが高速走行時であることからほぼDKモーターのブラシ固着かインジェクターの出力不良のどちらかだと思います。 基本的にその他のセンサー・ライン・DME・AGS/EGS・AT類の問題の場合はまたそれぞれに異なった症状が表れます。
ただ走行距離から予測するとインジェクタの寿命は考えにくいので可能性としてはDKモーターのほうが高いでしょう、実はV12が片肺や出力異常を起こす原因の多くが極めて単純なトラブルです、しかしディーラーの場合それらのメンテナンスは行わず部品交換を行うのでDKモーターに関しては分解整備という概念がありませんので同様の症状やデータが確認された場合は有無を言わず部品交換で2個30万の請求が来るわけです(笑)
普段の運行ではモーターの稼動範囲は限定されておりその部分にはスラッジは殆ど有りません、しかし高速等で開度が大きくなると上部に溜まったスラッジがブラシ間に侵入しアクセル加速信号が入れられてもスロットルが開かない状態となります。 これがアクセルを踏んでいるのに加速しない状態となり今度はコンピュータ側がアクセル開度信号とエンジン回転数を比較して機関が正常に稼動していないと判断し保護のためトランスを発動するのです。
DKモーターのオーバーホールやスラッジの状態は私の過去BBSに画像がありますので一度ご覧頂いて参考にしてみてください、特殊ネジはバイスレンチがあれば簡単にリリースできます。
投稿: たけE32 | 2007年3月25日 (日) 00時01分
ご教示ありがとうございます。どうやら噂のDKモーターの可能性が高そうですね。(笑)
今日(記事の次の次の日)も同じように走行して症状は再発しませんでしたが、もしもまた症状が出るようであれば、モーターのオーバーホールを試してみようと思います。
ところで、ブラシが存在するということは、制御がDCサーボ・・・ということでしょうか。
投稿: otto | 2007年3月25日 (日) 22時07分