750iL写真集(2)
今回は車本体から離れて、カタログです。
750iLのカタログは自動車のカタログを集めているMさんからもらったものです。たしか引越しで処分するとかしないとかいう話があって、「もしもあったら頂戴」と頼んでおいたら、本当に持っていて譲ってもらったという貴重品。’89のカタログですから、当時、Mさんがまだ高校生、下手をすると中学生のときのものです。
そんな時期のガイシャのカタログということで、Mさんも「持ってたんですね~」と自分で感心していました。
カタログの中では、やはり、エンジンの紹介に多くのページを割いています。ドイツ車初の12気筒エンジンということで、かなり気持ちの入った文言でそのエンジンを紹介しています。
「新しい12気筒エンジンの開発は、自動車工学の世界に新たな境地を拓くことでした。まず最初にBMWのエンジニアたちに与えられた使命は、『最も進んだ12気筒エンジンを一切の妥協なしに作り上げる。』ということ。高い完成度を誇るBMWの6気筒エンジンを2基対向させれば生産上で、経済的な面を優先させたV型12気筒エンジンを作ることも可能でした。しかしこの誘惑は初めから否定されました。細部に至るまで、全てが白紙の状態からスタート。そして絶え間ない努力と情熱を傾けた後に、ついに未だかつて誰も見たことがないようなエンジンが完成したのです。」
なぜアイドリングがラフなのか、なぜ高回転でフィーリングが良くないのか、などということについて口を挟む余地はありません。なにしろ素晴らしいのです。
サスペンション、トランスミッションのページです。
左上には
「リーダーとなるべくして生まれた車」
と書かれています。
かなりの自信です。
このカタログによると、リアサスペンションは「マルチリンク式のセミトレーリングアーム」と呼ぶようです。実車を見ると確かに、セミトレの外側のピボットのところに、ちょっと変わったリンクが付いています。だからと言ってマルチリンク?・・・と思うのですが、そのへんはあまり考えないことにしておきます。(いつか写真を載せます)
サスアームが軽合金製なのは当時としては珍しかったと思うのですが、そんなことには一言も触れていません。
きっと、リーダーには当たり前のことなのでしょう。
このカタログ、色々と考察のしどころ満載なのですが、記事にするとものすごく長くなってしまいそうなので今日はこのあたりで。
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