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2007年3月 4日 (日)

景気回復って?

ニュースなどで 「景気回復が・・・」 という言い方をよく聞きますが、この「回復」という言い方に非常に違和感を感じます。

そもそも回復というのはどういうことを言うのでしょうか。

三省堂大辞林第二版によると、

かいふく くわい― 0 【回復/恢復】
(名)スル
(1)一度悪い状態になったものが、元の状態になること。
「天候が―する」「景気が―する」
(2)一度失ったものを取り戻すこと。
「権利を―する」「名誉を―する」

ということだそうです。

つまり、「元の状態」が基準として存在するという前提の上で、その状態まで状況が変わることを「回復」というわけです。

では、「景気回復」というときの「元の状態」は、どこに基準を置いているのでしょうか。それが明確になっていない限り、「回復」について論ずることはできないはずです。

まさかバブル時代を基準にするはずはありませんし、戦後復興、外的特需という特殊事情があった高度成長期も基準にはなり得ないでしょう。

考えてみると、日本では開国して以来、民主主義の体制にあって、且つ戦争その他の大きな事件がなく、安定した経済活動をしていた時期というのはそれほど長くないような気がします。

つまり、基準になる時代というのは・・・?

もしかすると、まさに今の景気状態が、開国以降の日本にとっての、安定した状態なのかも知れません。

果てしない成長を基準に置いて「回復」を夢見るのも個人的には結構なことだと思いますが、果たして責任ある立場の方々が基準も持たずに漠然と「景気回復」という言葉を使うのは如何なものでしょうか。

厳然として存在する自分たちの不満を現体制の所為にする。

そこかしこで使われている「景気回復」という言葉の裏に、そんなニュアンスを感じるのは私だけでしょうか。

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