断熱仕様のこと(6)
私たちの家の断熱仕様がⅢ地域用になっていた(場所はⅣ地域)ことについて設計のMさんに問い合わせたところ、すぐに回答をいただきました。
内容としては、
- 積水ハウスの戸建住宅は2003年よりⅢ・Ⅳ・Ⅴ地域では次世代省エネⅢ地域仕様が標準となっている。
- 2005年よりⅣ・Ⅴ地域向けの次世代省エネⅣ地域仕様も追加設定されているが、埼玉県内ではⅢ地域仕様を標準採用している。
Ⅳ地域仕様は洋室の床がポリスチレンフォーム94㎜→57㎜となる。
ということでした。
ただし、「エリアによってはⅣ地域仕様を標準としている場合」があるので、カタログやWEBには埼玉県地域の仕様をⅢ地域対応としては載せていないそうです。
やはりカタログに載っていない改良があるわけですね。メーカーさんによっては「次世代省エネ仕様」と言っても、単にその地域の仕様を満足するだけのところもあるでしょうから、そういうことであればもっと積極的にアピールすれば良いのにと思います。
ああ、そう言えば、otto室の周りのスタイロフォーム、建築中の写真で確認してみたら「押出法ポリスチレンフォーム保温板」の「1種b」であることが分かりました。要するに、一番安くて断熱性の低いタイプです。図面には種別まで載っていませんが、おそらくこれが標準なのでしょう。知っていれば「3種b」等を指定していたのですが、こういう部分にはやはりアップグレードの余地が有りそうです。
これから施工される方は、ちょっとした部材の変更でけっこうな性能差が出る(らしい)断熱に関する部分については、「標準」のままにするばかりでなく、仕様をよくチェックされることをお勧めします。
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