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2007年2月17日 (土)

サークル撮影会(2)

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サークル撮影会の続きです。その後、nobuさんから写真が届きました。なんだか雑誌の記事の写真のようです。さすが、専門家は違います。演技指導つきでしたし。

とんでもなくお待たせしてしまった上にこのような写真までいただいて感謝です。もしも750が☆になったら、この写真を部屋に飾ることにさせていただきます。(笑)

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nobuさん撮影の後姿です。低いアングルがミソなんですね。V12であることを示す角断面のテールパイプも潰れずに写っています。

写真を拡大すると分かるのですが、このくらいの画像サイズだと、各1ピクセル1ピクセルが完全に情報を持っています。同じ画素数だったとしてもコンパクトデジカメでは決してこうはいかないと思います。ノイズというかボケというか、数個のピクセルが集まって、ようやく情報になるように感じます。

ノイズの少なさも驚異的です。Blogに写真を載せるときにはいつもナンバープレートを塗りつぶしているのですが、コンパクトデジカメの写真の場合は、一色で塗りつぶすと周りのノイズから浮いて非常に不自然になってしまいます。ノイズを加えて修正したりするのですが、この写真の場合は全くその必要がありませんでした。

専門家は道具から違うというのを実感しました。

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さて、これは私のカメラで撮った室内の様子です。写真では見分けがつきませんが、この車は、ダッシュボードの上面とドアの窓枠付近を除いて、センターコンソールもドアの内側も全て革張りです。正直言って、質感としては自宅のソファーよりははるかに高いものがあります。何でも革張りにすれば良いというものでもないと思いますが、国産車ではなかなかここまで革を使っていないのではないでしょうか。この後のE38の750iLでは、ダッシュボードの上面も革張りになっているそうです。

80,000kmを後にした今でも、内装の傷みはほとんどありません。運転席にわずかに皮のてかりが感じられる程度です。機械部分と違って内装はずっと交換せずに使うものですから、きっと10年20万キロというスパンを前提として材料が選ばれているのでしょう。それにしてもこの車、本当にいつ☆になるのか分からないので、撮れるうちに写真に残しておかないと。(笑)

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ウッドパネルには簡単な象嵌が入っています。表面は光沢仕上げです。幸い、色が白茶けてきたり割れが出たりということもなく、きれいな状態を保っています。家具と違って、木としては非常に劣悪な環境に置かれているわけですが、なかなか長持ちするものです。

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後席の広さはこの車の特徴の一つです。標準ボディーからの延長ぶん12cmは、全てこの後席のスペースに充てられているそうです。後席のフロアマットの形が、どちらかというと前後方向に少し長くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。

750iLの全長は5mをちょっと超えるくらいですから、F50シーマや先々代のセルシオあたりと大して変わらないのですが、それらと比較しても後席の広さは圧倒的です。カタログ上の「室内長」は似たようなものなのですが、おそらく、ホイールベースの長さが足元の実質的な広さを決めているのでしょう。ちなみに、後席に置いた荷物は、運転席からは取れません。手が届かないのです。(前席の位置は身長178cmの私に合わせた状態です)

普段は後席に座る機会がないので、今回、M3のMさんに運転してもらって、少しだけ後席を体験してみました。確かに足元には余裕があります。「余裕で足が組める」とまでは言いませんが、普通程度には足が組めます。

ちょっと面白いのはリアシートのヘッドレストです。後席でシートベルトを締めると、自動的にヘッドレストが上がります。後席に人が居ないときには運転者の後方の視界を確保しておいて、人が乗ったら後席の人の安全を確保するということなのでしょう。小技的なものですが、納得できる仕掛けです。

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5時ころになって、帰路につきました。Kさん撮影の写真です。富士山がきれいでした。7時間以上かけて出かけたわりに、現地滞在時間は1時間足らずでした。

Dsc_3770_1

日没。

交通情報によると「東名渋滞25km」というので、この後、全員でファミレスに避難して夕食にしました。食事をしている間に渋滞が解消の方向に向かうことを期待したのですが、2時間しても渋滞は全く縮まる気配なし。「だったら体力があるうちに帰ればよかった」とは誰の言葉だったでしょうか。

結局、家に帰り着いたのは12時半くらい。

渋滞を堪能した週末でした。

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コメント

これは全く雑誌の写真ですね!
写真栄えするクルマに乗っておられるのが羨ましいです。
わたしのクルマなんて、フツーな上に、年に3回ぐらいしか洗車していません・・・。

撮影者に代わってありがとうございます。
動かなくなる前に撮っておかないと、ということで出かけてきたわけですが、まだしばらくは動きそうですよ。やけに調子が良いと思っていると突然壊れるという話もありますが。(笑)

はじめまして
 HPとても楽しく拝見させていただきました。
 申し遅れましたが、私 E32型735iに乗っておりますmorinと申します。
 もし、差し支えないようでしたら2、3お聞かせいただきたいと思いましてメールさせていただきました。
 車検が間近な735に重い症状が数箇所見つかり、尋常ではない見積りに頭を悩ませた末
代替しようと思っております。次もやはりE32型で、最終モデルの740・750を考えております。
 750は街乗りkm/Lぐらいでしょうか、また
修理代や故障の頻度はいかがなものでしょうか?そして、エンジンが止まってしまうこともあるのでしょうか?
 突然のメールで誠に申し訳ございませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。

morinさんコメント有り難うございます。
735に乗られているんですね。「尋常ではない見積り」、分かる気がします。(笑)

さて、750についての件、燃費は一般道の街乗りだけなら5.2km/L、高速主体の通勤で6.4km/Lというところです。思ったよりも悪くないように思います。

ただ、高速道路でどんなに気をつけて乗っても10km/Lを超えるようなことはありません。せいぜい8km/Lです。100km/hで2,100rpmという低めのギアリングも影響していそうです。

修理代は、2004年4月以降に私がかけた金額で40万円ほどです。全てディーラー整備で、項目としてはブレーキマスター&ブースター、アキュームレーター、ステアリングギアボックス、電動ファン、コントロールアームブッシュ、ベルト類、そしてバックチャイム(笑)というところです。

このうち、ブレーキマスター&ブースターは診断ミスによる余計な作業だったことが分かっています。

故障の頻度というと難しいのですが、全走行距離が9万キロ('93年式)で、私が乗って4.5万キロ程度ですので、同じところが繰り返し壊れたことはなかったと思います。ここ1年くらいはBlogに載せている以上のメンテナンスをしておらず、ごく普通に乗れています。恐怖の"TRANSPROGRAM"も、各部のコネクターチェック以降は出なくなりました。

今までに車が不動になった経験はありませんが、電動ファン故障の際に徐行を余儀なくされたことはあります。

その他、気付いていないだけかも知れませんが、今のところ細かい装備も含めて機能を失ってしまている箇所はないはずです。

なので私としては「V12は・・・」と言われるほどのことはないという印象を持っています。

ただ、私の車は前オーナーが新車で購入して以降ずっとディーラー整備&ほぼガレージ保管で過ごした車です。なので、程度としてはかなり良い部類なのかも知れません。

最近はE32の生息数が減っていてお店で見かけることも少なくなりました。それでも、もしもV12を選ばれれば、V12でしか味わえないフィーリングを楽しめると思います。

以上、長くなりましたがご参考いただければと思います。進捗がありましたらぜひ教えてください。今後ともよろしくお願いします。

morinさん、追伸です。
既にご存知かもしれませんが、このBlogにも書き込みを頂いている"たけ"さんのサイトDEEP IN E32(
http://infinitier.ddo.jp/e32/)に、本当にたくさんの情報があります。
情報の量と質、そしていじり方のがレベルがすごいので、まだご覧になっていないようであればぜひご覧になってみては如何でしょうか。

otto様

 さっそくのご返信誠にありがとうございます。
 
 5.2km/Lですかー!? 
私の735は4.5km/Lなのです。しかも、冬場は4.0~3.8km/Lまで下がります・・・
750の方がエンジンが大きいので、燃費は当然悪いだろうなと思っていました。
 アクセルを踏み込んだ時の直6のエンジン音が好きなのですが、ますます考えさせられます。
 修理代も想像していたより掛からないようですね。メンテナンス関係も、私はメカ音痴ですので全てショップに任せきりです。唯一自分で出来ることはワックスがけとホイールクリーニングぐらいなのです。(笑)
 調子が良いなぁとおもいながら運転していると・・・「パーン」のコンピューターのお知らせに胃がキリキリしてきます。
 つい独り言に入ってしまいました。

 この度は、親切、丁寧にいろいろ教えていただきましてありがとうございました。たいへん参考になりました。
 
 今後とも宜しくお願い致します
  
 

ポーンという音を聞くとドキッとしますよね。今度は何?という感じで。

燃費については私が田舎道ばかり走っているからでしょう。たまにOBCをリセットして確認している限り季節による変化というのはないようです。制御系の違いでしょうか。

まあ何れにしても国産車たちに比べて大食いなのは間違いありませんよね。ガソリンがレギュラーで良いのはラッキーですが。

6気筒のフィーリングも魅力的ですから、悩めるところでしょうね。何を選ばれるのか・・・楽しみです。(笑)

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

  • クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック

    クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック
    内容は運動強度と栄養摂取に関する原則に特化しており、個別の運動についての詳細は含まれていないので注意。挿絵以外に図表は含まれない。 (★★)

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    マイケル ルイス: フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち
    読書中

  • バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

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    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

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