750iL写真集(1)
まずはこれ。窓ガラスです。
ぱっと見て気付かれた方は鋭いですね。この厚さと縁どり。
サイドウィンドウは全て2重ガラス(ペアガラス)になっています。
なぜ2重ガラスなのかということはカタログにも書かれていないのでよく分かりません。
2重ガラスの効果というと遮音と断熱くらいだと思うので、そのどちらか、あるいは両方を求めたのでしょう。
遮音ということで考えると、車室の表面積に比べてガラスの面積はそれほど大きくありませんから、その効果はそれほど大きくないように思います。どちらかというと、住宅と同じように断熱の効果を求めたのかも知れません。実際、この車に乗って、あまり暑いとか寒いとか感じた記憶がありません。特に夏の空調の効きが良いのは、もしかしたら、このガラスのおかげ・・・かもしれません。本当のところは分かりませんが。
一方、このガラスの重量のせいか、ドアの開閉はだいぶ重く感じます。例えばステージアと比べたら開け閉めするのに2倍くらいの力が必要なのではないでしょうか。傾斜したところで開け閉めするときには「おい・・・」と思うことがあります。ガラス昇降用のレギュレーターへの負担も大きそうです。
他にもE38の750iL、W140の600SELも2重ガラスだったと思います。
最近の車はどうなんでしょうか。
まあこのガラス、効果のほどは別として、「なんだかよく分からないけれど凝ってみた」という、この車らしいところの一つではあります。(笑)
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コメント
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この頃の750でも前期のモデルにはこの断熱ガラスは装備されていません、いわゆる後期モデルからこの装備が搭載されています。 このガラスはそれを知らない人が見るとあまりに厚みがあるので防弾ガラスと見紛う人がいるほどですが実際の防弾ガラスは2cmもの厚みがあるので当然ながら違います(笑)、機能的なものとしては通常の3mmガラスに3mmの断熱フィルムがサンドイッチされた構造で合計9mmの厚みがあり遮音性・断熱性・安全性の3点をカバーするものです。 この装備のせいで内装部材やクランプに至るまで断熱仕様の専用パーツが必要で何かの手配のときには結構厄介だったりしますが、その遮音性は非常に高く通常ガラスの車両と乗り比べるとその差は歴然です。
メルセデスのSクラスもダブルウィンドウを搭載していましたがこちらは独立したウィンドウが離れており間に空間を保持して遮音・断熱の機能を持たせています、E32と同様に断熱に関しては暖房時にも結露はありませんが実は安全面に関してはE32に軍配が上がります。 フィルムをサンドイッチにした構造はフロント・リアのウィンドウと同じで衝突破損時に飛散をせず乗員を保護をします。
ちなみにこれは防犯性能も高くなりサイドウィンドウを叩き貫通させるのは結構大変ですし、よくあるBピラー横からバールを入れてウィンドウを浮き挙げてこじ開けることもままなりません。
投稿: | 2007年2月24日 (土) 23時41分
コメント投稿者名を忘れました(笑)
投稿: たけE32 | 2007年2月24日 (土) 23時43分
たけE32さん、本文よりも長いコメントと解説をありがとうございます。(笑)
向こうのホームページを見ても「Double Glazing」としか書いていないので、樹脂層を挟んだいわゆる「合わせガラス」なのか、空気層を挟んだ「ペアガラス」なのか分からなかったのですが、おかげ様で疑問が解けました。
縁のあたりを一生懸命眺めても家のペアガラスのように2層になっているようにも見えないし・・・ということで、ずっと疑問に思っていたのです。
それにしても住宅用の標準的な防犯ガラスの中間膜が0.76mm程度(30/1000inch)だというのに、この車の中間層は3mmの断熱フィルムですか。フィルムの材質にもよりますが、そう簡単には貫通できなさそうですね。
それから、友人からもらったE32のカタログにこのガラスの記載がない理由も分かりました。おそらく前期のカタログなのでしょうね。
色々納得いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: otto | 2007年2月27日 (火) 08時42分