怪しげグッズの未来
最近のガソリン価格高騰に乗じて、カー用品店にはずいぶんたくさんの「省燃費グッズ」が置かれています。
これらについていつも考えるのは、
- そんなに効果があるなら何故メーカーが純正採用しないのか
- 物理的にあり得ないことを何故書けるのか
- 「特許出願中」って、ウソでも捏造でも出願だけならできるでしょう
- その製品の値段を考えたらガソリン節約分がふっ飛ぶでしょう
ということです。
今の時代、普遍的で価値のあるものは、すぐに理解されて広まりますよね。それこそ真っ先に自動車メーカーが採用するはずです。
気持ちは分かりますが、ちょっと・・・です。
更に言うと、明らかにあり得ないことを書いている製品もあるなかで、よく公正取引委員会その他の機関が動かないものだと思います。
自動車雑誌のテスト記事も酷いですね。けっこうまともかと思える雑誌でも、そういうグッズ系のテスト記事では決して悪く書きません。数値で結果が出ないときには「測定器では変化を確認することができなかったが、フィーリングには変化が見られた」とか訳の分からないことを書いたりして。広告料をもらっているからしょうがないんでしょうけれど、そんなことなら広告だけ載せてやって記事になんかしなければ良いのにと思います。
そう思っていたら、今度、新しい仕組みができるようです。
(財)運輸低公害車普及機構なる機関が、「燃費向上に有効な機器・装置の普及を図ることを目的とし、その性能等について客観的に評価・審査を行い、優良なものについて公表する制度を創設する」のだそうです。
この機関がいったいどういう機関なのか分からないのですが、これから公表される「燃費向上に有効な機器・装置」がどんなものになるのか楽しみです。公平で定量的な評価を期待したいところです。
「国民生活センター」の「商品テスト」でも、ぜひ自動車用怪しげグッズたちを取り上げてみて欲しいですね。この「商品テスト」では、国民生活センターでの試験結果を必ずメーカーに送り、試験結果に対するメーカー側のコメントもホームページ上に公開しています。怪しげグッズメーカーのコメントは、きっと、見ものです。
ちょっと話は違いますが、ガソリンスタンドで
「タンクに水が入ってるようですけど水抜き剤お入れしますか?」
と言われたことはありませんか?
あれ、すごいですよね。ガソリンの給油口から中が見えるんでしょうか。(笑)
もう15年も使ってるいつものガソリンスタンドでバイトさんにそれをやられると、もう苦笑いするしかありません。もちろんいつもお断りするんですが。
言えって言われてるんでしょうね。
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