久しぶり

先週末、私たちの家で少し遅い新年会がありました。

約束の時間に一足早く来てくれたのがこのＺ３２の Ｉ 君。到着したと思ったら家のことはそっちのけで車談義に花が咲いてしまい、結局、「みなさんお集まり」までの１時間くらいを外で過ごしてしまいました。ボンネットを開けて下周りを覗き込んであーだこーだ言っていると１時間なんてあっという間です。Ｉ君は三菱→日産→ＢＳと、ずっと車両操縦安定性試験をやっている車の走りについてのプロ。いつも色々なことを教えてもらいます。

ところでこのＺ、以前に私が乗っていた車です。Ｉ君に買ってもらったのが７万キロのときで、その後十分なメンテナンスをしたので、１０万キロを超えた今もまだまだ元気だそうです。

この車は一目ぼれで買った車ですが、久しぶりに見てもやはり良いなあと思います。この地を這うスタイリングはその後の国産車にはありません。エンジンはバルクヘッドにぐっと寄っていて基本設計をがんばったことが伺えます。シャーシーを初め、専用設計の塊のような車で、バブルのころの日産のやる気がそのまま表現されていたように感じます。デザイン優先でサイドシルが曲線で構成されているため、車両組み立てラインにも工夫が必要だったとか。

いじりメニューとしては「少し気をつかったブーストアップ」です。給排気一式にインタークーラーを換え、ＪＵＮでＲＯＭを現車合わせしてもらいました。「車検にそのまま通る」を条件に色々いじりながらその都度現車合わせを繰り返し、最終的に３９６ｐｓという結果になっていました。Ｚ３２のブーストアップでは限界の数字だと思います。ブレーキは純正キャリパーをオフセットしてＲ３３用プロμローターを組んでいます。

Ｂｌｏｇを書くためにこの写真を見ていたら、やけにうれしくなりました。ここにある３台ともが自分が好きな車なんですから当たり前です。いつかまた、「いかにも」な車に乗りたいと思いつつ、今日もステージアで通勤するのでした。