知り合いだから
先ほどテレビに「同窓会で何十年ぶりかに出会った元同級生の大工に家の建築を頼んでひどい欠陥住宅をつかまされた」人が出ていました。
「知り合いだから」と信用して家作りを依頼してしまったそうです。
テレビ番組の中での扱いのとおり、一番悪いのはもちろんその大工(と名義貸しの建築士)であることは論を持ちません。
一方、この種の話を聞くと私がいつも思うことがあります。
それは、「なぜ自分と他人との関係をそんなに高く見積もれるのかなあ」ということです。
「知り合いだから大丈夫論」(?)というのは、本人がそう理解しているかどうかは別として、「他人が自分のことを知り合いとして大切に思ってくれているから悪いことをするはずがない」という理屈になるわけですよね。
でも、家の契約といえば軽く1,000万円を超えるもの。自分とその人の関係は、何千万円を賭けられるほどのものだったのでしょうか。冷静に考えて、その人は自分のために幾らまで泣いてくれると思ったのでしょうか?
私は自分にそこまでの価値があるとは思えません・・・。(笑)
また別の見方ですが、「知り合いだから」と言って仕事の質を調整する人って、そもそも信用できるのでしょうか。
信用すべき誠実な人は、普通の仕事の契約レベルのことであれば、自分との個人的な関係の深さなどに拠らず、誰を相手にしてもきちんとした仕事をするでしょう。
「あなたは悲しい人ですね」なんてコメントが付きそうな書き込みになってしまいましたが、自分も「知り合い」も不用意に傷つかないためには、二人の関係と相手の技能をきちんと見積もった上での信用でないといけなのでは?と思うのでした。
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