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2006年9月 3日 (日)

木工事(8)

Dsc_3176a建物の周りの足場と囲いシートが外されました。

今までなかなか見えなかった建物全体の姿が、ようやく見えるようになりました。

う~ん、模型のとおりです・・・。(笑)

全体にちょっと白すぎたかなあという気もしますが、すぐに薄汚れてちょうど良くなるでしょう。

Dsc_3128内部の造作もだいぶ進んでしました。面積と床下地の手間の違いからか、2階のほうが進行は早く、間仕切りの金属フレーム(メタルスタッド)が半分くらい取り付けられています。

私たちの家くらいの面積だと、特に2階の室内には構造部材の鉄骨フレームがほとんど顔を出しません。

そのため、間仕切りの施工の前に、まずは2階の床一面にフローリングを張ってしまい、また、天井一面に石膏ボードを張ってしまって、それからその天井と床の間に間仕切りを取り付けて行くという工程になります。

したがって、柱や間仕切りなどによって天井材や床材が分断されることによる気密性の低下というのはほとんど発生しませんし、将来間取りを変える必要が出たときにも特に性能を悪化させずに対応することが出来そうです。

断熱と気密が確保された大きな部屋の中に、部屋の間仕切りになるパーテーションをネジ止めする感じですね。

メーカーを決める段階ではそんなことは全く意識していなかったのですが、ここは実物を見てようやく「なるほどな」と思えたところです。

1階の天井は耐火性の都合からか、9.5mmの石膏ボードを2重に張ります。一般の施工耐火性ばかりでなく、表面の平滑性や防音性の向上にも有効なのかなと思います。

Dsc_3113小屋裏収納にも上がることができました。床面はだいたい6畳くらいの面積があります。周囲を一面断熱材で包れているのが分かります。とはいえ、このスペースには窓もありませんし、やはり2階の普通の部屋よりも暑くなっています。換気が機能するようになれば少しは温度も下がるのでしょうけど、天井の低さもあって、まあ、おまけスペースの扱いですね。あまりひどいようだったら自分で断熱材を敷き増そうかと。断熱材の敷きこみが少々雑なところがあったので、I監督に修正を依頼しておきました。

Dsc_3167

電気配線もどんどん進んでいます。よく見てみると、各電線には、それが使われる場所と長さが印字されています。I監督によると、これは工場でカット、印字された上で出荷されてくるものだそうで、まるで自動車のハーネスキットのような感じです。

電線の色も機能によって変えられていて、間違いを防ぐようになっているとか。そこまでする必要があるのかどうかというか、施工しながらチェックすれば済むことだとだと思うのですが、やはりそうするのが良いのでしょうか。

また、この日は積水ハウスのI監督と積和建設のA監督と待ち合わせをしており、今までこちらから指摘した施工上の疑問点について説明を受けました。

①床暖房パネル

私たちが確認するまでフローリングの施工を止め、パネルの固定状況を確認できるように手配されていました。恐縮です。固定方法はもちろん問題なく、安心できました。フローリングの固定でヘンなところを打ち抜かなければ大丈夫でしょう。

②otto室基礎周り断熱

Dsc_3170基礎周りの断熱材他は図面どおりに施工され、束も新たに取り付けられていました。だいぶ手戻りになってしまいましたが、これから再び床下地を施工することになります。

また、ついでと言ってはなんですが、現場を見ると、図面どおりの施工では若干の断熱欠損になる場所があったので、そこにもネオマフォームを回すようにI監督に依頼しました。

土間コン下の断熱材についても、土間打設の際の工事記録写真があり、これを確認することができました。こちらも全く問題ありません。

メーカーさんが各工程、各部分の写真を残していれば、あとで余計な手間をかけずに確認もしやすいわけで、ぜひ写真による工程記録を細かくお願いしたいものだと思います。

その後、I監督と現場での外構施工打ち合わせの日程(来週の土曜日)を約束してこの日の現場の確認を終えました。

外構も家づくりの大事なパートです。よく復習しておかないと。

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コメント

うわー。進みましたね!
もう足場が取れたんですか?羨ましい~。
うちなんて、未だに外壁のダイライトさえ張り終わってないですよ・・・。
引渡し予定はいつごろですか?

プレハブですから・・・。(笑)
引き渡し予定は10月末です。
でも、家具類についてはまだ全く手配していないので、そろそろ動き出さないといけません。
shaloさんのところはダイライトの施工中ですか。もうすぐ家の形が出来上がりますね。

10月末ですか。待ち遠しいですね!
家具といえば、最近気付いたことがあるので、お伝えしておきます。
うちはダイニングテーブルの上にペンダントライトを付けるんですよ。その位置はテーブルの大きさ、配置に影響される・・・。全く考えてませんでした。お恥ずかしい。テーブルは購入済みだったので、それに合わせて事なきを得ました。ottoさんちは家具購入がまだというお話ですけど、大丈夫ですか?

御指摘ありがとうございます。うちもダイニングはペンダントライトです。
ライトプランの段階で全ての家具類の位置とサイズは決めてある(決めさせられた?)んですが、実際に気に入るものがそのサイズであるかどうかは分かりませんよね。
とりあえずガレージと同じくレール取り付けになっていて多少の調整は利くようになっていますが・・・うまく行くのかどうかは分かりません。(笑)

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

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    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

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