インタークーラー
フロントグリルを外すと、インタークーラーも良く見えるようになります。サイズは測り忘れましたが、前影投影面積は小さいものの厚みはかなりあって、体積としてはZ32の両側を合わせたくらいの感じです。
日産基準で280ps用のインタークーラーを設計すると常にこの程度の体積になるのだと思います。
なので、というと変ですが、メーカーが設定したブースト近傍で使う限り、インタークーラーを換えてもそれほど大きな効果は出ないんでしょうね。
というのも、Z32のときはタービンに余裕があったので、ブーストをノーマルの0.6kgf/cm2から1.05kgf/cm2に上げたあと、それに合わせてインタークーラーも大きくしてやったらノーマルインタークーラーのときと比較して一応の出力アップがありました。
① 柿本φ80フロントパイプ(触媒ナシ)+柿本φ80マフラー → 383ps
② 純正フロントパイプ(触媒アリ)+柿本φ80マフラー+HKSインタークーラー → 396ps
(各状態でROM現車あわせ-JUNにて)
という感じです。ノーマルタービンの風量に余裕があってブーストが上げられたからこそ、それに合わせてインタークーラーを大きくしたことで効果が出たのだと思います。
このときはインタークーラー交換と同時にフロントパイプ(+触媒)をノーマルに戻してしまったので、正確な比較は出来ないのですが、フロントパイプを替えたときの出力アップが10psくらいだったことから逆算すると、インタークーラーの交換で、実質的に20psくらいの出力アップになったのではないでしょうか。
しかしながら、VQ25DETの場合はIMPULのCPUを取り付けた状態で既に1.0kgf/cm2近いブーストがかかっています。タービンの風量もせいぜい最大300ps~320ps相当くらいだそうです。
ですから、無理にブーストアップしてインタークーラーを大きくしたからと言って、Z32のときのように280ps→400ps弱というのは絶対にあり得ないわけです。そしてメーカーはノーマルで既に280psぶんに合わせたインタークーラーを設定しているわけです。
そんなわけで、インタークーラーだけを交換してもそれほど大きな出力向上は見込めない感じですね。ましてやROMの現車合わせをしないのでは。
このエンジンでこれ以上の出力アップを望むのなら補機類は置いておいて、まずはタービン交換ということになろうかと思います。幸い日産のパターンどおりギャレット系のタービンが付いているようなので、HKSのGTタービンが付くのではないかと思います。VQ25DETのインジェクターが何CCなのか分かりませんが、360ccくらいが付いていれば300馬力後半は狙えるでしょう。(エアフロの対応馬力も知りませんが)
ただ問題はCPUのセッティングなんですよね。
JUNさんはフルコンでないと対応不可とのことで、純正機能を一切殺したくない私にとっては厳しい選択です。コスト的にもかなりのものが必要になるでしょう。RB24+TD06-19CのHR31以来ずっとCPUでお世話になっていたので残念です。
Central20さんでは「まず現車を確認させてください」とのことでした。ノーマルCPUユニットで制御可能なのかどうかまだ確認していないので、近日中にお店に言ってみようかと思っています。
・・・ん? あれ? 違う違う! この車はノーマルで乗るって決めたんですから!(泣)
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