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2006年8月 4日 (金)

ピットの防水

私たちの家で懸案になっていたピットの防水の件です。先日、見積もりが出てきたのですが・・・、どう考えても高いのです!

防水処理だけで30万円(!)です。

施工面積は約20平方メートルですから、面積あたりの単価が1.5万円/平方メートルくらいになってしまいます。倍出すとRCの壁がもう一枚作れます。(笑)

処理剤は吹き付けのはずですし、比較的大きな面積での施工実績も多いようですから普通に考えるとそんな単価であるはずがないのですが・・・。

まあ、細かい事情があるのかどうか分かりませんが、とにかく、この案は却下です。

ただ、そのままピット計画自体が頓挫してしまっては困りますから、代わりにこちらから提案のメールを送りました。

「性能保証は要らないから、打ち継ぎ等に特別の配慮をした確実な施工を行うことを保証をする、という条件で通常のRCにしてはどうか」という内容です。

そもそもクラックさえなければRCの透水性というのはそれほど大きくなく、正しく施工されていればそれほど大きな漏水が起きないようです。問題はそのクラックの発生と打ち接ぎの処理ですが、そのあたりは専門家の分野ということで、検討は積水ハウスさんに一任です。

また、インターネットでの検索で、防水性を高めるという混和剤があることも知りましたので、一応、その使用も提案しておきました。

しばらくして営業のKさんから連絡があり、「設計のMとも相談しながら対応を検討したい」とのこと。

性能保証と施工保証ではだいぶハードルが違いますから、このあたりでうまく調整がとれると良いのではないかと思います。

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家作り」カテゴリの記事

コメント

ごぶさたしておりますー。
ここ最近仕事に追われていて、自分のブログのアップもままならない状態でした。
ottoさんのピットはてっきりザイペックスを使うものと思ってましたが、中止ですか。1.5万円/㎡は確かに高いですよね。
うちのガレージ床に、戦車が踏んでも大丈夫という樹脂モルタルを施工しようという案が出たことがありましたが、それも同じくらいの単価でした。どうやら①そもそも用途が特殊②大規模の施工が基本なので小規模の施工は割高③専門業者の施工が必要というあたりがネックなようです。ザイペックスも同じかもしれませんね。
RCなら打ち継ぎ部分とセパレーター穴の部分の処理をシッカリしておけば、ひとまず大丈夫かもしれませんね。打ち継ぎ部分にコンクリ同士の密着性を上げるプライマーのようなものがあると聞いた事があります。
以前お伝えしたうちの納屋もブロックそのものではなく、目地の部分から水分が浸透しているようで、その部分を中心に白華が起きています。毛管現象が原因ですかね。RCなら気泡が連続することもないでしょうから、起きにくいのかもしれません。
あとは、湿度が高くなることを想定してガレージ内を24時間換気にしたり、エアコンを設置できるように配線、配管をしておくというのはどうでしょう?これらなら、そんなにコストアップしませんし、メンテのときも快適では?
ふぅ。久々なので、いつも以上に長文になってしまいました。

shaloさん、お忙しいなかコメントありがとうございます。私は来年のGWまで大型の案件がないので比較的平和な日々です。(?)
それはそうと、そうなんです。ザイペックスは中止です。おっしゃるとおり、そもそもの条件が合わないんでしょうね。あの単価で大きな公共施設に施工しているとは思えませんから。プールとかトンネルとか、そういう大きさのものに使う処理なんだと思いました。
そのうち積水ハウスからRCでの施工方法について提案があると思うのですが、ご指摘のセパレーターの件は気をつけてみます。
車の排気のことを考えてガレージの中は一応、24時間換気で計画しています。換気量はそこそこかなあと思うのですが、湿気対策としてどのくらいの効果があるのかどうかちょっと分かりませんね。
shaloさんのところはエアコン付きにされるんでしたっけ?うちはせいぜい自分の部屋のエアコンを全開にして風を流すくらいでしょか。ガレージの面積だけで既にけっこう痛いので。(泣)
それから、実家のピットを使っていたときは気にもしなかったのですが、燃料漏れなどによって可燃性のガスがピット内に滞留したために起きた爆発事故というものが少なからずあるようです。
考えてみれば当たり前のことなので、ピット内の換気などということも考えなければいけないかも知れません。
とにかく標準外のことをしようとすると、けっこう大変ですね!

まったくですね。。。うちは標準外の部分が大量にあるので、いつまで経っても打合せが終わる気配がありません。向こう任せにしておくと、とんでもない案を出してくるので、こちらが先に調べる必要があるので大変です。
24時間換気をされるのでしたら、湿気対策にも効果ありだと思いますよ。メーカー曰く(居室の話ですが)高気密高断熱の家では、住み始めには室内の空気の乾燥に慣れないことがある程だそうですから。もしその言葉通りなら、ビルトインガレージならではのメリットと思っています。
逆に可燃性のガスの件はビルトインガレージでの大きな注意点かもしれません。可燃性のガスは上に昇るイメージがありますが、ガソリンの場合はちょっと状況が違うようです。というのも、一旦タンク等から床に落ちたガソリンが、揮発しながら床付近を漂うことがあるそうです。気象条件にもよるでしょうが・・・。
そこで、床付近に火種になるような物を設置しない対策が必要かなと考えています。たとえばコンセント。埃が溜まるとショートの可能性ありです。うちはちょっと高めに設置する予定です。ottoさんちのピットも内部にガソリンが大量に漏れるような状況になると怖いかもしれませんね。でも、ピット内に換気扇を置くのは?だと思います。モーターやスイッチが火種にならないとは限りませんから。空気を引っ張るタイプの換気扇をピットから離れた場所に設置して、ダクトで導くのが万全かもしれません。ちょっと大げさな設備にはなりますけど。いっそ、マフラーに差し込むように設置する排気ダクトを導入すると言うのはいかがでしょう?ガレージ内で暖機運転できますし、ピット内に差し込めばピットの換気ができますよ。
エアコン付きはうちのガレージの大きなポイントなのですけど、基礎立ち上がり部の断熱対策は保留のままです。どうなりますことやら。。。

自分たちには当たり前のことでも、その方面に趣味のない方にはうまく伝わらないこともたくさんありそうですね。先方は至極まじめに考えて提案してくれてはいるのだけれど全く見当はずれ、のような。(笑)
積水ハウスの担当者さんも、ビルトインガレージは多くないようなことを言ってました。少数派であることは間違いないようです。
shaloさんの家の基礎立ち上がりの断熱材は前に決まったような感じで読んでおりましたが、まだ決定ではなかったんですね。私の部屋の断熱のような感じになるのかな。
ピット内の換気装置の件はshaloさんのおっしゃるとおり、ピット内に設けるよりは外から配管したほうがより安全ですね。耐圧防爆のブロアーを使えば完璧なのですが少々高いかも。ガソリンの蒸気は重いので必ず下に滞留するはずですから、ピットは注意しないといけませんね。
GrageLife誌などでよく見る排気設備も将来的には良いかもしれません。ちょっと今は厳しいのですが、うちのガレージに予定されている換気設備の穴を使えば作れるはずですし。
それにしてもあのGrageLife誌に出てくるようなお家ってすごいなあと思います。私にはなんだかあまり参考にならないというかなんというか。ずいぶん裕福な方々がいるものだなあと感心してしまいます。(笑)

そうですよね。
紙面を見ている限りは『あぁこういうの欲しいな』って思うんですけど、いざ金額を調べてみると卒倒しそうになることが度々あります。
庶民は知恵を絞って味のあるガレージを創るしかないということですかね!
引渡し後になると思いますが、施主施工の壁塗装をお楽しみにしてくださいませ・・・。

Blogでのレポート、楽しみにしております。うちも床面は後で塗ろうと思ってますので。

実は用意が追いついていないんですよ。ぜひ基礎打ちのチェックリストをご伝授くださいませ!!!

いや、実は私もそれほど細かくチェックできなかったんです。

かぶり厚さ(40mm,60mm)と鉄筋径、それから重ね長さ(40d)くらいは見て回って、通気口の周りの補強筋、角部の斜筋があるかとか、そのへんは確認しました。このあたり、よくご存知のことと思いますが。

当日はコンクリートミキサー車のホッパーにきちんとカバーが付いているか(雨水の流入防止)、型枠の中にゴミはないか、バイブレーターをきちんとかけているか、そのあたりでしょうか。

テストピースの作製とスランプ試験にはずっと眺めていました。スランプは目の前で確かにOKでした。

テストピース試験の結果については只今メーカーに問い合わせ中です。お盆明けにならないと4週強度にならないんです。

ああ、それから、アンカーボルトの本数と配置は一応自分でも確認しました。これがないと基礎だけあっても意味がありませんから。(笑)

ちなみに勤務先の設備の基礎を作ったときには、アンカーボルトの間隔(ピッチ)をコンクリート流し込み前にきちんと確認したにも関わらず、完成してみたらアンカーが20mm近くずれていた、ということがありました。

おそらくコンクリートを流し込んで表面を均したりしている間にずれたのだと思います。アンカーボルトは鉄筋に針金で縛り付けてあったのですが、それでも、でした。

もしも、基礎の型枠にアンカーを固定しない方法でコンクリートを打つのでしたら、打設後にもう一度アンカーのピッチと位置を確認されると万全かと。

各所の建築日記で土台の真ん中にアンカーがない状態の写真も見ますし。

バタバタしている現場でそれをやるのって、正直言ってかなり面倒ですけどね。

まとまりなく書いてしまいましたが、良い基礎ができると良いですね!

おかげさまで、なんとか基礎のベース打ちは今日無事終わりました。明日、あさっては曇りらしいので、養生には良い天気かもしれません。詳細はまたアップしますね。

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  • 徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)

    徳永幾男: セイコーダイバーズウオッチ進化論 (ワールドムック 1078)
    セイコー社が普通に出しているであろう資料を継ぎ接ぎしただけの本。内容に伝説を求めてもパッキンについてもダイバーからの手紙についても同じことを繰り返し書くばかりで何の面白味もない。いかにネタが無いのかを自分で白状している感じ。 技術的な意味での興味からも全く期待はずれ。PTFEの方がガス(He)透過率が低いというデータを載せながら、何故PTFEではない材料を採用したのかの説明もない。(所要最小面圧が理由だろうが) そして、面白くない一番の理由は他社や他社製品との具体的、定量的な比較がないこと。他製品に対する優位性があってこその「進化」だろうに。件のダイバーの手紙に「どれもこれもダメ」と書いてあったという問題提起の話だけで、実際のHe飽和潜水でセイコー製がその問題を解決したのかどうかの裏付けがない。 著者は実績ある時計専門の機械屋さんのようだから出版に当たって名前だけ使われたのだろうと思わずに居られない。 最近で最も損したと思った本に認定。 (★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    10年くらい前に買った本書を再読。紹介されているトレーニング種目は多く、運動競技別のメニューも紹介されている。また、反復可能回数を基準にした重量設定の方法も簡単に紹介されているが、「漸進性の原理」にはほんの一言二言触れているだけで、トレーニングが進んだとき、どのようにウェイトの重量を増やせば良いのかについては殆ど記載がない。唯一、「導入段階のトレーニングプログラム例」の中に「最終セットで15回出来るようになったら2.5kg増す」というような記載があるのみ。確かに重量設定の方法を逆読みすれば目的とする効果が得られる反復回数となるように重量を増やして行くべきということは分からなくもないが一般には分かりにくいだろう。明らかに初心者向けの書籍なのに、その点に関するガイドが不足していることに疑問を感じる。厳密に言うと用い方が違うとしても、8×3法なり5×5法なりのような、分かりやすいウェイト重量調整の判断基準が欲しい。ウェイトを増やして行くこと自体が目的にかなり近いことであって、他のことはその手段なのだから、ウェイトの増やし方には章をひとつ割いても良いくらいだと思うので。 (★★)

  • クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック

    クリス アセート: 究極の筋肉を造るためのボディビルハンドブック
    内容は運動強度と栄養摂取に関する原則に特化しており、個別の運動についての詳細は含まれていないので注意。挿絵以外に図表は含まれない。 (★★)

  • マイケル ルイス: フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

    マイケル ルイス: フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち
    読書中

  • バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

    バートン・マルキール: ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理
    主張には一貫性があり差し替えられた最新のデータに対しても矛盾がない。最高のリターンを得るためにベストな方法ではなく、普通の人が十分な(とは言えかなり良い)リターンを得られる可能性が高い方法を明確に示している点で個人投資家にとって最良の書ではないだろうか。株式、債券の範囲で投資を始めるなら、まずは歴史に裏打ちされたこの本を読んでからにすべき。投資窓口で投資商品を販売する方々も、この本を読んでから個人投資家に接すれば無駄な問答が無くなるように思う。まあ、そんなことをしたら彼らが自己矛盾に苦しむことになるが。 (★★★★★)

  • フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名

    フレデリック ドラヴィエ: 目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名
    主な筋肉については起始と停止位置がその筋肉単独の状態で図解されているが、せっかくなら運動状態の図についても、その運動が主題にする筋肉だけを単独で図示してほしかった。その方が、その筋肉がどのような方向に力を発揮するのか、どのような方向に動作すれば筋肉に効率よく刺激を与えられるのかが分かりやすくなるように思う。筋肉の起始と停止位置が分からない図であれば、なにも表皮を剥いで筋肉を露出させた状態で運動の様子を描く必要がないのでは。 (★)

  • 荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典

    荒川 裕志: プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典
    筋肉が骨格と共に各々単独で図解されており筋肉の骨格への付着(起始,停止)位置が分かりやすい。図を見ればどのような動作が筋肉に刺激を与えるのかが想像できる。同シリーズのトレーニング編にも興味が湧いた。 (★★★★)

  • ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)

    ウイダー: ウイダー・トレーニング・バイブル (ウイダー・トータル・フィットネス・シリーズ)
    (★★★)

  • 世界文化社: Octane日本版 Vol.12 (BIGMANスペシャル)

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    素敵なグラビアを堪能。 (★★★)

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